見た目は白髪に赤い目をした身長2ｍを超す大柄な女性だが、地の底から響くような男の声で紳士的に話し、人格は中性的。普段の外見は《ヒューマンズネイバー》によって人間の女性の姿を模しているに過ぎず、本当の姿を見た者は存在しない(そもそも本当の姿など無いのではないかという噂もある)。
何時も軽薄そうな笑みを浮かべているが、性格もそれに違わず歪んでおり、他者が必死に生き足掻く様を見て喜ぶ生粋の破綻者。人間一人一人の人生をショーのように楽しんでおり、自分の人生を生きる意志の無い人間は容易く見捨てたり、自分の手で始末したりする。ただし、契約事には非常に重きを置いており、契約によって決められた事柄には忠実に従う。現在のUGN支部長という地位も霧谷雄吾との契約によって取り決められたものであり、支部長としては日頃から十分な働きをしている。また、人間と同様の欲求を持っており、それが満たされると破綻した部分が鳴りを潜める事もある。

レネゲイドビーイングとしての本質は、「人間が生の実感を得るために生み出した化身」。かつて現代より命が軽く、多くの人間が人生に意味を見出す事すら出来なかった時代、「死」こそが自分達を救うものであるという人々の集合無意識が形を成し、レネゲイドビーイング化した。生きる意志のある人間には身近に存在する死の脅威を与える事で生きるための感情を沸き立たせ、生を諦めた人間には苦痛無き死を与える事で苦しみから解放するという、正に死神のようなやり方で人々の願いを叶えようとしていた。誤解されやすいがあくまで人間を生かすために生まれた存在なので、必要以上に人間を殺したりする事は無い。
元々は人狼のような姿だったが、年月が経つにつれ一般的な悪魔のイメージが影響を与え、容姿は人間のように変化し、性格は知性的で、契約を遵守するようなものへと変化していった。しかしその根本は現在でも変わっておらず、生きる意志の無い人間を生き足掻かせたり、あの世に送る事がこの世に存在している意義であり、一番の喜びであると思っている。ただし、信仰が薄れ欲望や娯楽に溢れた現代では、最盛期ほど人々の死に対する希望は少なく、また自身も他の物事である程度欲望を満たす事が出来るため、昔のように人々を殺し回るような事は無くなっている。

詳細な記録は存在しないものの数百年前からオーヴァードとして活動し、特徴的な大鎌で数え切れないほどの人間を殺害してきたとされる。この事からヨーロッパを中心に死をもたらす悪魔、あるいは怪物として伝承やおとぎ話に語られており、『三日月の獣』と名付けられていた(現在でもカルト的な信奉者がおり、便利な手駒として働いている)。
UGNと接触したのは現在から数年前であり、ヨーロッパのとある町で大量殺人を行おうとしていた所を捕獲され、UGN本部に連行された。その後交渉役になった霧谷雄吾と「定期的に娯楽を提供する代わりにUGNに協力する」という契約を交わし、UGNの支部長に就任。現在は横浜近郊MM地区の支部長として働いている。

三メートル程もある巨大な大鎌「クレセントサイズ」を用いて戦う。本来扱いの難しい武器だが、血液によってさらに強化し、体の一部を獣に変えて超高速で振り回す事で、一瞬の内に相手の首を刎ねる程の威力を発揮させている。また、レネゲイドビーイングとしての性質上、この大鎌によって傷つけられた相手が痛みを感じる事は無く、安らかな死を迎える事が出来る。
データとしてはマサカーズエッジと血の宴を振り回す構成。あちこち飛び回って範囲攻撃します。

最近ハズビンホテルとか見たので影響を受けてみました。設定がジャームっぽいかもしれませんが、ちゃんと社会性は持ってるつもりです。対戦よろしくお願いします。