容姿・経歴・その他メモ

○方向性

地味で目立たない男子生徒。平凡を絵に描いたような人、を演じている。
本当のところは誰も信じられず、身も心も擦り切れきった人間。

○設定

社会的にもそれなりに有名で権力のある名家に生まれる。兄が2人おり、そのどちらもが幼い頃より優秀だった。
兄たちの幼い頃と比較され落ちこぼれと罵られ、最終的には資質なしと判断されて家と繋がりのあったFHセルへと引き渡されFHチルドレンとなる。

FHセルでは厳しい訓練を受ける。しかし、その中でも同じようにチルドレンとして育てられる仲間がいた。
家族に捨てられてしまったが、彼等がいるならと、そう思っていた。
しかし、それも裏切られた。
所属するFHセルに大きな任務が言い渡された。誰が死んでもおかしくないような任務であった。
なぜ仙谷だけだったのか、理由は今となっては分からないが、任務の目的を達成したところで仙谷は囮として一人いつの間にか取り残され、仲間たちはもうどこにもいなかった。

なんとか逃げ生きのびるが、元のFHセルには戻ることはなかった。
それからはずっと、少ない伝手をたどってFHセルを転々とし、チルドレンとして戦い続けている。
風の噂で、元いたセルの同年代のチルドレン達が活躍していると聞いた。

ただ、『居場所』が欲しかった。
父に冷ややかな瞳で見られても、優秀な兄たちと比べられても、お前はもう息子として認められないと言われても。
一瞥だけくれて振り返らず居なくなり、自分の命が踏み台にされたのだと思っても。
ありのままに認められて、そこに思うままにいるだけ、それでも生きてていいと言ってくれる場所を。
そんな『居場所』が欲しかった。

命をほとんど使い果たした彼が最後に縋ったものは、願いを叶える遺産。
それを得ることで、最期くらいは穏やかに終わりを迎えられるならと、そう思ってアレンに近づいた。

セッション履歴