容姿・経歴・その他メモ

「はい、私が白神真由。有明を待つ語り部“エクリプステラー”と呼ばれ、このN市の支部長を務めさせて頂いている者です。これから、よろしくおねがいしますね」
「あの、あのあのっ！戦闘になってしまうことはどうしようもありませんが……もう少し、建物などのオブジェクトを破壊しない方向で……お願いします……！これ以上やったら、支部のモルフェウスとソラリスが過労死してしまいますぅぅ！！」
「……私は、誰も知ることのない物語を識り、語り継ぐのが使命で……罰なのです。いつか、許された時……姉と、穏やかな眠りにつくのが、夢なのです」


影が薄く頼りなさげなN市支部支部長。だが、かなり長い時を生きる古代種のオーヴァードらしく、穏やかで優しいお姉さん。
ただ、古い人間なので最近の流行はよくわからん……スマホ？肩掛けの電話なら使ったことは……はわ……。
一般的には“ミーミルの覚書”と呼ばれるアイテムと同等の記録書を持っているが、軽率に表に出すことは混乱の原因になりかねないため、UGNに禁止されている。
好きなものは人の笑顔、ねこちゃん、香りの良いお茶。苦手なものは暴力、人に強く出ること、知らない人。嫌いなものは、強く出られない自分、一人で居ること。
彼女は罪人であり、嘘をつくことができない。“騙る”ことは許されない。


能力は声に関連しており、様々な人の声を聞き、言葉をより多くの人に届けることができる。プロパガンダなんてしてみたら大変なとこになるぞ？？？
想いや願いを織った彼女の“語り”を聞くことで、対象に様々な効果が現れる。その際、どんな時間帯であろうと空に月の幻覚が現れ、羽衣のような淡い月光が彼女を照らす。


はるか昔、月にまつわる尊いお方に仕えていた一族の双子は、素晴らしい声の持ち主であった。彼女たちの仕事は、その素晴らしい声を使い、尊いお方の御言葉をあまねく人々に伝えることだった。……だが、欲深い姉は私利私欲のため、その御言葉を捻じ曲げ、自分の都合の良い言葉へと変えてしまった。信頼していた者に裏切られた尊いお方は双子に罰を与え、その一切の痕跡を消し御隠れになられた。
強欲な姉は地獄にて、人のすべての罪を識り語るため。
姉を止められなかった妹は、地上にて影に消えゆく物語を識り、正しく語り継ぐため。
二人は永遠の如く続く命をもち、尊いお方がお許しになるまで生き続ける事を定められている。

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