容姿・経歴・その他メモ

高校3年生の春、陽満里を狙った暴漢達に抵抗した結果、頭部を殴打され昏睡した少女。

高校時はテニス部のエースとして活躍しており、将来も有望視されていた。
ちなみに、彼女の将来の夢は高校教師。
性格は快活で真面目。笑顔の絶えない少女である。
曲がった事は大嫌い。陽満里がサボっているとよく口を出している光景が見られる。
もちろん、陽満里以外の人間にも口を出すため、危ない目にあう事もしばしば。
その度に番犬ならぬ番猫が出張ってくるため、大事に至った事はない。

陽満里と彼女の出会いは小学校の入学前。
前の場所で髪色の事で居心地が悪くなった陽満里がN谷市に引っ越してくる事で出会った。
優月は陽満里の容姿を一切気にせず、普通に接してくれた
最初は警戒していた陽満里は、優月に次第に心を許し、最終的には親友と呼び合うほどになる。
しかし、世間は常に彼女に奇異の目を向け続け、
彼女が歪むことは、優月一人では止められなかった模様。
陽満里が不良となった後も、優月は見捨てる事はなく、いつも通り彼女に接し続けた。
互いに互いを心から大事に思っていることがうかがえる。

可愛いものが好きだが、なんとなく気恥ずかしいため口外していない。
可愛いものが好きな事を知っているのは、陽満里位だろう。

陽満里は優月の諌言を無視することはできないし、優月は陽満里のお願いを断ることもできない。
なんとなく、昔からそんな関係。
お願いの際は「～～、お願い」と最後に着ける事が多く、自分の為を思って言っているのだと察する。

現在27歳の彼女は、施設にて療養中。
診断では身体、脳機能に異常はなく、いつ目覚めてもおかしくないはずだが、10年目覚める事はなかった。
厳密には昏睡ではなく、ずっと夢を見ているような状態らしい。
時折、意識が覚醒に近づくこともあるらしく、話しかければ聞こえている可能性がある、という診断。
そのため、陽満里は10年間他愛もない今日の出来事などを彼女に話し続けている。

「廊下を走ってはいけません！正面衝突したらどーするんです！こら！待ちなさーい！」
「陽満里、ちゃんと勉強してる？え？無理？しょうがないなぁ。それじゃ、また勉強会しよっか」
「陽満里、私のいう事を聞いて、お願い」

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