容姿・経歴・その他メモ

スコットランドの名家であるブラック家の長女。
そんなシャーロットには生まれながらにして支配者としての才能があった。
召使いたちの使い方、信頼させる能力。
幼いながらもどれをとっても眼を見張るものがあった。
ゆくゆくはブラックの名前を世界に轟かせていくのではないかという期待までされていた。

しかし、シャーロットが12歳の誕生日を迎えたその日、事件は起きた。
当時の政権に納得のいかなかったレジスタンスによる大型のクーデターが発生した。
これによりスコットランド政府は致命的な大打撃をうけ、たちまちスコットランドは火の海と化した。

だがシャーロットはこれに対し反旗を翻し、劣勢だった軍隊や市民たちをまとめ上げ指揮し、レジスタンスに真っ向から立ち向かった。
群衆がなぜまだ年端も行かぬ少女の声に耳を貸し、奮起し立ち上がったのかは謎だった。
しかし彼女の指揮に確かな勝利を感じたと当時の者たちは語る。

その勝利から数年後、UGNという組織から連絡が届いた。
どうやらシャーロットは知らず知らずの間にレネゲイドウィルスというものに感染していたらしく、群衆を率いる能力もオーヴァードという異能力者としての能力だったらしい。
いつから感染していて、いつからその能力を発動させていたのかはわからない。
だが、自分は間違いなくこの能力を使いこなせる。
シャーロットはそう確信していた。
であれば、この能力を使って民衆を守るのは能力を持ったものの使命だ。
そう考えた。
だから彼女は新たな戦場に向い出す。
自らの誇りを胸に。

ＵＧＮレネゲイド災害緊急対応班「マルコ」の隊長。
年齢不詳の女性で、古くからUGNにいることだけが観測されている。
豪胆な振る舞いが目立つが、けっして適当なわけではなく計算的。
人を支配し動かす能力に長けていて、基本すべてのことを部下や他人に任せる。
部下に対しては辛辣な言葉を投げかけ、一件彼らを侮蔑しているようにも見える。
だが決して他人を下に見ているわけでも、能力によって完璧に支配しているわけでもなく、人としての尊厳を尊重し絶対的な信頼関係を築き人を動かしている。
だから部下たちには厳しい言葉を投げかけながらも無償の愛を分け与えている。
そのため逆に部下たちからの信頼が厚すぎるため、彼らの愛情に少々辟易としている。

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