容姿

桃色の髪で少し西洋の服を着た可憐な少女。普段は車いすで生活しており、車輪にお花のシールでデコっている。
交通事故に遭ったせいか、彼女の身長が伸びることはない。物を取るときはよくマジックハンドを多用している。
体はもう動かせるため、車いすに乗る必要もないのだが、彼女によると欺瞞と趣味なんだとか。

経歴

幼少期

ヨーロッパの小田舎にある都市ヴェネディテラの元貴族。
蝶よ花よと育てられた箱入り娘でありつつも、優しい家族の元で育ってきた。
庭園にはありきたりな物から珍しい花々が咲き誇っており、それらでブーケを作り、喜んでもらうのが好きだった。
10歳のころに行った日本旅行。そこで起きたＦＨが起こした事件に巻き込まれ、家族が死に、自身は全身麻痺になった。
そんな彼女を親族は煙たがり、遺産や屋敷を全て奪われたあげくに、本国にすら帰ることを許されなかった。引き取り手のいない彼女は日本のとある孤児院に入ることになる

孤児院

引き取られた孤児院でも自分にとっての当たり前が当たり前ではなくなった。花を摘む、匂いを感じる、自らの手でもってブーケを作る、愛していた優しい家族ももういない、お世話をしていた花々にももう会えない。
あの時の彼女は、生きながら死んでいた。
しかし、資金提供者である政治家と孤児院の院長たちの精神ケアと治療により、以前のように体を動かすことも味も匂いも感じ取れるようになった。
ただ、治る要因となったのが、レネゲイトウイルス。これを注入されたことに伴うものだった。

暗殺者へ

恩人が言うには、自身の事件もオーヴァードが引き起こした事件であること。
だからこそ、もうそういう事件が起きないように自身は尽力をしていると。
もし君がその手出すけをしてくれるのならば、ある人に従事してほしいと。そこで師匠になる伊庭 宗一と出会った。
不慣れな彼女に徹底的に戦う術を指導した。

花屋

普段は、花屋で働いている。
彼女にとって昔から好きなことであったし、ブーケを作ることは変わらずに好き。
恩人から依頼が来るとき「リンドウ」「シロツメクサ」のブーケの依頼が来た時が仕事の合図。

戦法

戦闘スタイル

二丁ナイフと二丁拳銃。
一撃二殺を心がけており、片方で刺す、撃ったあと、必ずもう片方で刺し穿ち、撃ち放つことで確実に対象を殺害する。
暗殺をするときは、ブーケの中に武器を隠し持ったまま近づき一瞬のうちに暗殺する。

最初の暗殺

最初のターゲットを暗殺したとき、不慣れだった彼女はブーケに凶器を隠して実行した。もしかすると、彼女自身が過去に家族と唯一つながれるものを持つことで安心するためにもブーケを使ったのかもしれない。または、殺すことに対して罪悪感を感じていたのかもしれない。どちらにせよ、要人に気づかれる暇もなく、初めての暗殺に成功した。達成感はなく、ただ終わったと感じただけだった。
身勝手な罪悪感を薄れさせるためにも、彼女は無意識にブーケを要人に手向けたそれが彼女の暗殺スタイルとなった。

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