ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

雨宮 漣十郎 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

“ホワイトラビット”雨宮 漣十郎(あまみや れんじゅうろう)

プレイヤー:ひでゆき

年齢
16
性別
星座
蟹座
身長
168
体重
60
血液型
A型
ワークス
高校生
カヴァー
高校生
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ハヌマーン
サラマンダー
HP最大値
30
常備化ポイント
4
財産ポイント
+10=14
行動値
+23=27
戦闘移動
32
全力移動
64

経験点

消費
+613
未使用
96
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 父親が国会議員
政治権力
経験 「すばらしい父親を~」「お父さんみたいに~」 うるせええええええええええええええええええええ
大きな転機
邂逅/欲望
覚醒 侵蝕値 …………?
忘却 17
衝動 侵蝕値 もっと、もっと前へ!
破壊 16
その他の修正23
侵蝕率基本値56

能力値

肉体4 感覚1 精神2 社会2
シンドローム1+2 シンドローム1+0 シンドローム1+1 シンドローム1+1
ワークス1 ワークス ワークス ワークス
成長 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵9 射撃 RC2 交渉
回避1 知覚1 意志 調達
情報:噂話1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Re:コードブレイカー
阿頼耶識恋々 連帯感 厭気 YE
有栖川鈴音 純愛 不安 RE

メモリー

関係名前感情
サタン・ザ・バチカル 脅威 もうひとりの阿頼耶識恋々。恐るべき敵であった
アスタロト・ジ・アディシェス 憤懣 無感動のクリファ。俺の記憶を奪ったヤツ。
アドラメレク・ザ・ケムダー 憐憫 貪欲のクリファ。恐ろしくしぶといやつだった。

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
コンセ:ハヌマーン 3 メジャーアクション シンドローム 2
C値-LV(下限値7)
音速攻撃 3 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 武器 2
ダイス+LV。EAp74
獅子奮迅 2 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 範囲(選択) 武器 4
対称変更。シナリオLV回。EAp75
一迅の風 5 常時 自動成功 自身 至近
移動を行ったラウンドに行う攻撃の攻撃力を+[LV*2]、基本浸食+4。EAp73
白熱 2 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
素手のデータ変更。EAp107
影走り 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 1
戦闘移動を行う。離脱とか封鎖とか無視。シナリオLV回 EA74p
崩壊の鼓動 3 常時 自動成功 自身 至近
素手の攻撃力+[LV*2]、基本浸食+4。HRp80
先手必勝 5 常時 自動成功 自身 至近
行動値+[LV*3]、基本浸食+4。EAp76
オーバーアクセル 1 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 4
行動値+[LV*2]、暴走を受ける。シーン1回。HRp85
ロックンロールビート 5 常時 自動成功 自身 至近
暴走中、攻撃の達成値+[LV*2]、基本侵蝕+4。CEp65
紅蓮の憎悪 3 常時 自動成功 自身 至近
バステ時攻撃力+[LV*3]。基本侵蝕+3。CEp66
浸透撃 1 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 単体 武器 2
ガード不可。シナリオLV回。EAp75
ライトスピード 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 5 100%
メジャーアクションを2回行う。その判定のC値+1。シナリオ1回。EAp77
氷熱の軍団 5 イニシアチブ 自動成功 シーン(選択) 視界 10 120%
ラウンド間、対象の攻撃力+[LV*4]。シナリオ1回。EAp110
ベーシックリサーチ 5 メジャーアクション 〈情報:〉 1
ダイス+[LV+1]。EAp77
ワイルドファイア 3 常時 自動成功 自身 至近
暴走中に行動値+[LV*3]。基本侵蝕+4。RW42
マシラのごとく 3 メジャーアクション シンドローム 対決 単体 5 80%
攻撃力+[LV*10]、ダイス-5。シナリオ1回。EAp77
先陣の火 4 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 2+1
行動値+[LV*5]。シーン1回。EAp107
援護の風 5 オートアクション 自動成功 単体 視界 2
ダイス+LV。ラウンド1回。EAp74
ウィンドブレス 3 オートアクション 自動成功 単体 視界 2 リミット
《援護の風》と同時に使用。達成値+[LV*3]。EAp78
炎の理 1 メジャーアクション 自動成功 効果参照 至近
ほのおがだせる
不燃体 1 常時
熱につよい
軽功 1 常時
すさまじく身軽
熱感知知覚 1 メジャーアクション
サーモセンサー。感情の変化や体調の変化も見えるかも。

コンボ

豪速の突撃

組み合わせ
コンセ音速攻撃
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
至近
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+3
7
5
16
100%以上
4+4
7
5
17
160%以上
4+5
7
5
18
220%以上
4+6
7
5
19

移動したラウンド攻撃力+10
暴走中達成値+10
暴走中攻撃力+9

爆速の連撃

組み合わせ
コンセ音速攻撃獅子奮迅
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
範囲(選択)
射程
至近
侵蝕値
8
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+3
7
5
16
100%以上
4+4
7
5
17
160%以上
4+5
7
5
18
220%以上
4+6
7
5
19

移動したラウンド攻撃力+10
暴走中達成値+10
暴走中攻撃力+9

助走

組み合わせ
スタートダッシュ
タイミング
セットアッププロセス
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
3
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上
160%以上
220%以上

離脱可能の戦闘移動

全力の助走

組み合わせ
スタートダッシュスピードスター
タイミング
セットアッププロセス
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
8
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上
160%以上
220%以上

離脱可能の戦闘移動
攻撃力+[行動値]

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
素手(白熱) 白兵 〈白兵〉 0 LV+5 4 至近
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
デリバリー 5 エンブレム/その他 行動値+3。HRp95
リーサルシャイン 10 エンブレム/その他 素手のデータを変更するエフェクトの攻撃力+3
HRp88
七里靴 20 その他 行動値+5、離脱移動可能。
NCp109
リマインドソウル 15 エンブレム/その他 バックトラックを+1D
UGp35
ギャランティプラス 5 エンブレム/その他 財産ポイント+10
UGp34
デモンズシード 3 その他 《先陣の火》の最大LV+1、侵蝕値+1

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 21 523 58 45 647 96/743
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

「何が何だか知らねぇけど!俺はお前をぶっ飛ばす!」
「親父の話はやめてくれ。話もしたくない」


背景
国会議員の息子。そこそこいい家であり、毎日のように習い事をさせられ、良家の子であるための立ち振る舞い、言葉遣いを叩きこまれていた。

一方学校では「あの」雨宮征四郎の子であるがゆえに、一歩引いたところから、うらやむような、はたまた腫れものに触れるような視線と扱いを受けていた。
そのうち家でも外でも学校でも同じ扱いを受けるようになってきた。

で、中学を卒業し高校に入るくらいのころに、それまでのストレスとかそういうのが爆発してグレた。で、いやになって家を出た。
金はそこそこあったので一人暮らしをはじめ、高校は知り合いのほとんどいない交鐘市にやってきた。で、天蓋に飲み込まれて今に至るってわけ


ストレスの反動により荒っぽい言動になっている。悪意は(父親の話をされない限り)あんまりない。基本的にいいやつだと思う。

雨宮漣十郎の真実

6年前、碧き虚神事変にて、人々の願いが叶う異変が起きた。その際交鐘市にいた雨宮漣十郎は、誕生日の旅行の最中であった。異変により台無しになった際に父と口論になった雨宮漣十郎が咄嗟に考えた願いを碧き虚神は叶え、雨宮漣十郎は死亡した。

"嗤う男"により虚神のいなかった世界となった闇の天蓋の中で、何度もループするその修正力により記憶と肉体を得たのが現在の雨宮漣十郎だ。


即ち、本当の雨宮漣十郎は6年前に既に死亡している。
しかし、それ故にこの雨宮漣十郎は"嗤う男"と"混色の虚神"の力を得ているとも言えるのだ。


能力

加熱、加速。やっているのはそれだけだ
それだけのことで、"あれ"を生み出したんだ

―――壁にできた破壊跡を見るUGNエージェント

四肢の先の温度を上昇させ、それを推進力として加速する能力。
能力の練度が足りないためまだ粗削りであるものの、訓練を積むことでさらなる爆発力が期待できる。

追伸

初速、加速、最高速。どれをとっても随一であり、それを攻撃に転化するだけでかなりの威力となる。さらに特筆すべき点として、その速度を出すことに対する本人のコストパフォーマンスがかなり良いことだ。課題を挙げるとするならば、より強力な相手に対する爆発力に欠けるといったところだろうか。




一人称:俺
二人称:あんた、お前

その他本人向けメモ

「ホワイトラビット」
加熱、加速により尋常ならざる速度を実現する能力。走り出す際に白い火花が散るさまからホワイトラビットと呼称。
あとはALiCEを連れてきたから白ウサギってことで

成長方針
なるべくタイミング:常時のエフェクトを盛って、浸食率効率を上げないようにしたい。使ってもシナリオ1回の大技(ライトスピード、インフェルノ等)にしておきたいな。
あとそこそこのタイミングでメモリーも欲しい

履歴

第01話「白いウサギを追って」

迷う必要はねぇ…!やってやるよ!


何かに導かれるようにやってきた裏路地にて、閉ざされた交鐘市で活動中のアイドルであるALiCEに出会う。「本当の記憶を知りたいか」そう問われ赤と青の薬を差し出される。が、受け取る直前にALiCEが大型のジャームに襲撃される。
俺自身もボロボロになりながら、差し出された赤いほうの薬を飲み込んだ。
そうして俺は自分がオーヴァードであったこと、その力と使い方を"思い出した"。
偶然居合わせたイリーガルの阿頼耶識と共にその大型ジャームと戦闘。なんやかんやの後、UGN臨時学園支部――見覚えのある保健室へと運ばれる。

UGNにて一通りの説明を受けた後、再び大型のジャーム――"黒い鳥"と再戦。奮戦するも、仕留めきることができずどこかへ逃げ去ってしまう。


取り戻してやろうぜ、鈴音。

第02話「失われたモノ、手を伸ばす者」

何か知ってるのか?ジャバウォック


3年前に起こった事件の首謀者であり既に斃されたはずの色褪せたクレインが蘇ってが、他の鳥憑きを襲っているらしい。
そんな事件の調査を進めていると、裏路地で姿なき声に呼び止められる。
それはジャバウォックを名乗り、独自のルートで仕入れたらしい情報を提供してくれた。
そんな中、観測者(スターゲイザー)が現れ、交鐘支部の3人の記憶を強引に蘇らせ、あわやジャーム化といったところをみんなで引き留めることに成功。あいつ今度会ったらぶん殴る。

記憶を取り戻した3名および柊さんの協力もあり、色褪せたクレイン、改めスナークの計画阻止のため奴と戦うことになる。無自覚なオーヴァードである一般人に鳥憑きを憑依させ戦力としつつもなんとかスナークの撃破に成功。

ぶっ飛ばしてやるよ!クレイン――いや、スナーク!

第03話「本当のアイはどこにある?」

愛の教団?なんだそのあからさまにうさんくさいのは

UGNチルドレンの羽石鶫、明日原由紀子が敵となって現れた。
以前と比べ明らかに強くなっている二人は、まともに戦うことも難しかった。
調査の結果、天蓋出現後に活動を開始した愛の教団と呼ばれる怪しい宗教、その教導をとるカーマ・スートラなる人物の存在を確認し、その教団の集会所を発見し乗り込むことに。
そこでカーマ・スートラが演説を行っていた。最初はわからんでもないような内容だったが後半からはまぁ聞くに堪えない話だったため暴力をもって乱入。護衛として待機していた羽石と明日原と戦闘。なんとか退ける。

「外の世界と切り離されたままだと、いずれオーヴァードは擦り切れてしまう」そう語るカーマ・スートラの言い分は鈴音も思うところがあるようだが、仮にそうだとしてもカーマ・スートラのやり方が正しいわけがない。だからって誘拐して洗脳するやつが世界を救うだなんて口にして言い訳がない。改めて覚悟を決め、カーマ・スートラの潜む本拠地へと乗り込む。
………ことになったのだが、乗り込んだ先で「真実の愛を手に入れないと出れない部屋」へと閉じ込められ、実はFHであったという本当の記憶を取り戻した羽石、明日原の協力で脱出。カーマ・スートラをボコボコにした。

その直後、あの観測者(スターゲイザー)が現れ物質主義だの色欲だのとうわごとを吐いていたため突っ込んでぶん殴ったがダメジを与えることなく消えてしまった。クソが。

愛が世界を救うかは知らんが、愛があれば世界は少し良くなるんじゃないか?

第04話「二律背反のデザイア」

拷問だの爆破だの、どうなってんだ……?

鈴音が慌てた様子で、Utubeにて宣戦布告を行ったフーズザットガイなる人物が現れたことを教えてくれる。
学園支部に行くと、弾と聖先輩が敵に連れ去られたことや、デミウルゴスという巨大な兵器を有しているらしいことなどを教えてもらい、弾の声と姿らしいフーズザットガイの居場所を突き止め、下水道に乗り込んでいった結果、四肢をジャーム捕縛用のネットで拘束された弾がいた。
曰く、フーズザットガイの正体は六道聖先輩であり、弾にすべての罪を押し付けUGNを破壊しようとしていることが分かった。―――が、もう遅かった。既にデミウルゴス(後にデミウルゴス・レプリカと呼ばれるようになる)によって、交鐘市のUGN支部を一撃で壊滅させた。
弾を連れ学園支部に戻り、この先の対策を考えているところにスターゲイザーが出現。聖先輩をジャーム化させておきながら弾に力を渡すとか言ってきた。あの野郎💢💢💢
だが弾は本当の記憶に負けない覚悟を決め、スターゲイザーから本当の記憶を受け取り、弾のデミウルゴスを顕現させた。

破壊と殺戮を続けるデミウルゴスをなんとか討伐した。が、交鐘市全域に被害は出るしオーヴァードの存在はひけらかされるし支部は壊滅した。

本当の記憶を取り戻した結果、こんなことになってしまうのならば。そう思わないと言われれば嘘になる。が、俺には止まれない理由も進む覚悟もある。

この先にどんな結果が待っていようと、俺は最後まで付き合うぜ

第05話「霧立ち込めるシアンの果てに」

本当に無茶苦茶になっちまったな……

交鐘支部が崩壊して数週間。街ではオーヴァードを忌避する魔女狩り集団や、治安の消滅した無軌道オーヴァードにあふれていた。
そんな中、完全超悪(スーパーヴィラン)と名乗る怪人が、魔女狩りを殺して死体の山を築いており、放置することも出来ないので見つけて倒さねばならなかった。

それはそれとしてなにやら鈴音の様子が変だった。調べていくうちに、世界的大企業のレッドエースのエンブレムが入った兵器を魔女狩り集団が使っており、そして鈴音がそのレッドエースのご令嬢であることが判明。それで悩んでいたようだ。

完全超悪の正体は、元FHエージェントのマスターチェイサー改め正義の死神(ライドチェイサー)、その武器が身体を乗っ取っり"正義"を振りかざしているものだった。
完全超悪の凶行を止めるため、また、それに囚われた黒鳥白夜を助け出すため、敵(ヴィラン)を打倒した。

それはそれとして―――鈴音との会話によって、少し思い出した。多分、鈴音とは昔会っている。そして父が俺に完璧を求めてきたのはその後だった。つまり―――

正義だなんだとごちゃごちゃうるせえな!!!!

第06話「ホコリだらけの剣で」

ショッピングモールに遊びにいってたら突然崩壊に巻き込まれた。普通に死んだと思ったが生きている。

先に結論を述べるが、このショッピングモールを破壊したのは「デュランダル」を使い暴走した浅木美繰であった。俺はそのことを、ジャバウォック――の、宿主である付喪明日駆の姿で、その浅木美繰を助けてほしいと頼まれた。

みんなと合流し、ショッピングモール内のそれが"剣のジャーム"と呼ばれていること、浅木鉄牙が重症を負っていること、信璽さんにスナークⅢが鳥憑いていることなどまぁ様々な驚きがありながらも、リコリス・アルテミシアの力を借り、浅木美繰をデュランダルから解放。晴れてハッピーエンド
に、なるはずだった。

何の前触れもなく、何の前兆もなく現れた嗤う男(ロット・オブ・ラフ)によりすべては絶望へと帰した。強靭な肉体を持つはずのクライドが一瞬で蒸発した。それだけやって、嗤いながらその場を去った。

――――そして今は、4月1日。

それにしても、あの嗤う男の声には聞き覚えがある。確かあれは"前回"の4月だったはず……?

第07話「幕間~廻る世界~」

4月1日……どういうことだ……?

今は4月1日。悪夢で目が覚め、ここ1か月ほどの戦いの記憶をもったまま時が時が戻っていた。
鈴音と合流するためオルキスタワーに向かっていた道中で鈴音と合流。鈴音に因縁をつけていたジャームを倒そうとしたところで鈴音が見たことのない本の形のデバイスをいつもの銃にセットして変身した。全然見たことない姿だったんだけど「いつも通り」と言われ戦闘に移行し、めちゃくちゃ的確な支援をしてくれた。
鈴音も4月1日であることに違和感を覚えていることを共有し、支部に向かう。

そうして支部でみんな合流し、そこにいた阿頼耶識以外のメンバーも記憶を保持していること、古間木先生により今が何度目かの4月1日であることを知らされた。他のメンバーがどうなっているか話を聞きに行き、覚えている人、覚えていない人がいる中で「リコリスの曲がALiCEの曲ってことになっている」「鈴音の本型のデバイスの機能が遺産と遜色ない」などの情報を得る。
覚えている人、いない人の基準は、本当の記憶を思い出していることだと思っていたんだけど。そうすると俺が覚えているのがおかしいんだよな……
そんな中、神之木遊斗が嗤う男"ロット・オブ・ラフ"であること。前回クライドを殺し、鈴音も殺そうとした張本人であることが分かり戦闘。外なる神とやらの力を手にした神之木は常識で推し量れないほど強かった。でも一矢は報いてやった。そして―――俺の「何か」が唐突に失われ

もう一度、4月1日が始まった

テメェをぶっ倒せばいいだけだ!嗤う男"ロット・オブ・ラフ"!!

第08話「ホシの消えた世界で」

またしても4月1日がやってきた。

前回の終わりに鈴音が殺され、その前も鈴音の死がトリガーになってループが起こっていたはず。とにかく鈴音の様子を見に行くことにしたが、なんか街の中で流れている曲が違う気がする。そんな中、阿頼耶識らしき人影を見つけ声をかけるが、振り返ったところで全然まったく違う人であることに気づいた。なんで間違えたんだ

鈴音と合流し、支部へ行くとなんだかんだでいつものメンバーが揃う。そして前回同様阿頼耶識だけがなんにも覚えてなかった。その阿頼耶識が観測者"スターゲイザー"を引き連れてきてしかも「UGNに協力したい」とか言い出した。
曰く「これから起こす5つの証明を解決してほしい」「対価は"嗤う男"を倒す協力をすることだ」とのこと。それ以外の選択肢も存在しなかったためしぶしぶ了承し協力関係になった。
で、なんやかんや調べてみると、茂森支部長の娘さん……らしき人があのとき阿頼耶識に間違えた人――アンジーであることが分かり、茂森さんちに行ってみると例の彼女がいた。で、直後にデカいジャームが襲ってきて、倒したと思ったら阿頼耶識がアンジーを突き飛ばしてデミウルゴスシステムを回収し、自身を「サタン・ザ・バチカル」であると銘打った。

アンジーにはほぼ同一の存在であるリリーという個体がいて、それはそれとして学園のキューピットの樹にいた、フラグメントの執行者No.6"恋人"であるイヴというレネゲイドビーイングがいて、そのリリーとイヴが合体したのがいまの阿頼耶識だと。で、その良い側面が出ているのが俺たちの知っている阿頼耶識でそうじゃないほうの側面が出ているのがサタンであると、便宜的に言うとしよう。前提が長い。

そのサタンを倒すべく阿頼耶識のインナースペースへ潜り込む。そこにいるサタンは語る。外の世界なんてない、本当の交鐘市はデュランダルで破壊されてしまっていること、鈴音は本当は存在しない、虚神の被害者であること。それを聞いた鈴音にノイズが走り不安定になった。

どうにかしたかったが、目の前のサタンがとにかくめちゃくちゃ強かった。死力を尽くし、阿頼耶識とサタンはひとつになった。どちらも阿頼耶識の側面ってことで。

戦い終わった後の鈴音はそれはもう荒れていた。無理もないが、心配だ。

第09話「幕間~混色の虚神、あるいは虚数の巫女~」

交鐘ネットが復旧した。が、鈴音との連絡が取れない。そう思いしょんぼりしていたところ、謎の占い師らしき男に声をかけられ占いをしてもらった。なんだかんだよく当たっているがあれはコールドリーディングみたいな手口だったな。で、まぁ話半分程度に思って立ち去ろうとしたところで教えてもない名前を呼ばれた。問いただすとクリファのひとりであるアドラメレクであ
ると名乗り立ち去った。
追いかけることもできなかったのでそのまま立ち去ることにした。鈴音の件も不安ではあるが、実際いま会ってもどうしようもないのは事実ではある。なんかUGNのひとたちが忙しそうにしていた翌日、信璽さんをリーダーとし、"虚神"関連事件対策班「カーテン・コール」として、観測者、およびクリファに関する対策専門の部隊を結成することになった。

ということで調べていくと、鈴音はクラウドデータをより集めて作られたレネゲイドビーイングであること、やはり元の世界に鈴音は存在しないっぽいことなどが次々と明らかになった。
ちなみに上記の情報の一部はオカマな大男でクリファのひとりであるリリスからもらったらしい。えぇ……

観測者にも話を聞きつつ、鈴音と話す準備とか覚悟とか整えて鈴音のもとへ向かう。
そうして実際に会って話すと、鈴音は自分が虚神であることを自覚しており、俺の鈴音との過去の記憶も、それに付随した父親との記憶も、すべて鈴音が生み出したものであり、ありもしない記憶に向けていた感情であると。
誰かに作られた人格をもとに作られたまがい物である。だが、それでも誰かを助けたいしみんなと戦いたいと、鈴音は言う。
たとえ何かを模倣したまがい物であってもそれはまたひとつの本物であると、俺はそう思う。

そうして覚悟を決めた鈴音と共に支部へ戻ろうとしたところで謎の4人組に襲われる。それは全員が残りのクリファであり、嗤う男のもとについたという。
厄介ごとに厄介ごとが重なってきた。

第10話「朽ちし仇花、狂い咲けれど」

昨日徒党を組んで襲ってきたクリファのひとり、アスタロトが再び現れた。
俺ひとりで遭遇したのもあり、倒せずとも援軍が来るまで戦っていたのだが、そのアスタロトは俺を見ても覚えている様子がなかった。

で、もしかしたら記憶を失っているのではないかと思い信璽さんに相談。曰く「忘れる側は意外と大したことはない」とのこと。

どうやらアスタロトは元UGNエージェントだったらしく、架神市で相棒を失った過去があること、交鐘市に来てからクリファとなることで、心を凍り付かせ記憶を失わせる能力を得たことが分かる。

などと調べていると、再びアスタロトが市街地に出現。戦闘を行う――が、戦闘時にアスタロトに何かを食らう。
それは先に述べた記憶を失わせる能力で、俺と弾と阿頼耶識は鈴音に関する記憶を忘れてしまった。

今思えば、俺の過失ではないとはいえ鈴音には申し訳ないことをしたな。

戦況は不利。UGNエージェントの斎藤さんの助力により撤退。その後もアスタロトは吹雪で街を凍り付かせようと、街の中心部で吹雪を吹かせ続けている。

改めて準備を整えつつ、信璽さんや阿頼耶識に助言も貰いながら記憶を失った状態で鈴音とも話しつつ、アスタロトと再戦。
アスタロトは相棒を失ったという事実のみ辛うじて覚えており、それがどんな人だったのかすら既に忘れてしまっていた。

戦闘中に鈴音の記憶を取り戻し、アスタロトも無事撃破。

第11話「悪魔はそれを嘲笑う」

アスタロトとの戦いで街に及んだ被害は甚大なものだった。街の中心部は氷漬けになり、アスタロトの能力により、身元不明となった(記憶から消えた)遺体がたくさん出てくるなどもう散々であった。
そんな中で鈴音が自身の虚神の力を使い街を修復することとなり、その護衛として付き添うこととなった。街は瞬く間に修復してゆき、街並みは元通りとなった。無論、鈴音の消耗は激しかったが、その中で、全身が灰色となり崩れ去る人間と、その中から現れた極彩色のジャーム……後に"灰化病"と"カラー"と呼ばれるものに遭遇。その場ではなんとか撃退したが、どうやらその後毎日1体ずつのペースで現れることとなったが、具体的な対策ができないまま約2週間が過ぎた。

対策も打てず手をこまねいていたので、ガス抜きってことでみんなでナイトプールに行くことになったが、それについてはここでは一旦割愛する。

そのプールで弾が、クリファのひとりであるアスモデウスに遭遇したこと、カラーがプールに向かっていったのを目撃されているなどのことから、あのカラーはアスモデウスが使役するジャームであること、灰化病になった者からカラーが出るのではなく、カラーに寄生されたものが灰化病の症状を発し死に至ることなどが判明。……したあたりで、16人の人間からエネルギーを吸い取り成長したカラー――改めネフィリムと共に俺たちの前に現れ戦闘を挑んでくる。
アスモデウス自身はそこまで強くなく、戦闘自体はかなり圧倒した。のだが、俺たちがそこで戦っていたのはアスモデウスの従者であり、本体が横から現れ鈴音に不意打ちを加えた後に連れ去った。
目的はネフィリムに鈴音を吸収させること。つまり、24時間以内にアスモデウスとネフィリムを見つけ出し殺さないといけなかった。だがそう簡単に見つかる場所には隠れておらず、捜索は難航した。
不安と焦りが募り、時間だけが過ぎていく。そんな状況に怒りが募らない訳もなく。信璽さん相手に八つ当たりをしてしまった。が、ここで初めて、自分の表情に違和感があることを指摘される。どうやら俺は強い怒りや悲しみの感情を感じると、顔が笑ってしまうようだ。原因も理由も分からないが十中八九"嗤う男"のせいだろう。

十数時間後、歓楽街近くの劇場にいることをようやく突き止め、突入。そこには既に身体が灰色になった鈴音と、複数に分裂したアスモデウスがいた。早々に決着をつけようと思った矢先、同じ場所にいたアドラメレクによって姿をくらませてしまう。理には適っているが本当にまずいことになったが、全員の協力でその本体を突き止めることに成功。戦闘能力はさして高くないのは分かっていたため攻勢に出たが、追い込まれたアスモデウスが強制的にネフィリムを発現。ループが発生し4月1日に戻ると同時に30メートルを超える巨体となったネフィリムが現れた。

弾の一撃によってアスモデウスは撃墜されネフィリムは灰となって消え、事件は解決した。
直後に鈴音の様子を見に行った。本人は大丈夫と言うが、本当に大丈夫かは分からない。これ以上鈴音を――

第12話「運命の絲はその手に無く」

再びループが起こり、一般人にも広くレネゲイドの存在が認知されることとなったその約1週間後。街が戦火に包まれた。
その手は学校にも例外なく及んだ。謎の武装集団が学校に入り込み、不良を襲わんとしていたため割り込んで戦闘開始。そのとき、敵の声が行方不明になっているクラスメイトであることに気づいた。が、反応速度がちょっと人間のものではなかったため手加減して戦うのはもう無理だと思い全力で攻撃したところ、その体は完全に機械で出来ていた。
後に分かることではあるが、この機械の身体をアバターとして遠隔操作しているらしい。だから、中身の同じ敵が現れたりもした。

そんな中、恋々の中にいるサタンが暴れ出したり、鈴音の調子が悪そうだったりと様々な事件が重なっていた。
俺自身は街に溢れる機械兵と戦うのに勤しんでいたのでほぼ又聞きになるのだが、スワンが調整していた阿頼耶識専用のガジェットを用意していると言っていたのだがそれはサタンの力を引き出すものであったためこの状況で使うとロクなことにならないため渡すだけ渡しておいた結果、「サタンは暴れられなくてストレスが溜まっていた」「サタンと阿頼耶識で和解して新たな力を手に入れた」らしい。
鈴音は、アスモデウスによる灰化病の影響により一般人に近しいほどに弱体化してしまった。闇の天蓋を維持するために必要な遺産であるニュクスの揺り籠のみを残しその他を手放したせいでエネルギー不足となり衰弱してしまったことを聞いた。

俺はその中でも重要な遺産であるネフシュタンの心臓を黒い鳥から取り返し鈴音のもとに取り戻すことを決意する

敵は遠隔操縦で動いているため電波妨害によってその大半を無力化できると思い、即座に準備し実行。すると、山のように巨大な起動兵器が鎮座しており、砲撃を避けてその中を目指して進む。
リリスはその最奥で誰でもニュクスの揺り籠に適応できるアイテムを生成しており、それを使って変身――しようとして失敗。なにやら呟きつつも、別のアイテムで変身し、また数体の機械兵も出現し戦闘。あとアドラメレクもいた。
信璽さんがかなりの重症を負うものの、リリスにも重症を負わせたところでリリスはその場から離脱。クソ長いリフトを追いかけたところ、その先で何者かに殺害された後のリリスがいた。
既に息はなく、持っていたはずのニュクスの揺り籠を模したアイテムとドライバーがなくなっており、袈裟切りにされていた。この傷口は、最初の周回、オーヴァードであることを思い出したときに戦った"黒い鳥"であることが分かった。

残るクリファはアドラメレクひとり。それ以外にも倒すべき敵も見つかった。戦いはクライマックスだ。

第13話「人生はただ一度だけ」

交鐘市全域に向けて、アドラメレク(正確には虚空星めぐるという少女の姿に擬態したアドラメレク)が配信を行った。内容は「空に輝く星が見たいと願えば救われる」といった旨のことを呼びかけた。
市民が願いをささげると、天蓋の空に星空が浮かび上がった。

と同時に、市民が次々と覚醒。多くがジャーム化してしまった。
街中が異常なレネゲイド濃度となり、ジャーム化する者が加速度的に増加していく中、早急に調査をしていくと「アドラメレクの所持する遺産『トレミーの天球儀』によりこの事態は引き起こされている」「リコリス・アルテミシアがそれを自力で止めようとしている」などの状況が明らかになった。

観測者の助言によりトレミーの天球儀がオルキスタワーにあることを突き止め、向かった先にはかつて死んだはずのクライドが立ちはだかった。どうやらアドラメレクにより蘇させられたとのことだった。正直めちゃくちゃ苦戦したが、なんとか撃破。天球儀を破壊し、リコリスの歌を奈々さんの新たなる力で止めた。

少し状況が落ち着いたところで改めて状況を整理。アドラメレクが化けていた虚空星めぐるは、奈々さんがかつての事件で手にかけた、奈々さんと神乃木遊斗――"嗤う男"の友人だったそうだ。

さて、ここで話は最初に戻るのだが、アドラメレクが配信で交鐘市民に呼び掛ける直前に、俺はアドラメレクに接触していた。正確にはアドラメレクから接触してきたのだが、いつぞやのタロットカードを持ち出して俺に「運命の時はもうすぐ訪れる」「キミは特別な星を持っている」と語りかけてきた。

正直天球儀によるジャーム化騒動のほうがマジでヤバすぎて言ってる暇がなかったので言ってなかったのだが、阿頼耶識と信璽さんに伝えておいた。
すると阿頼耶識が何かに気づき信璽さんにひっそり共有していたが、曰く『今この話を伝えると俺の活動に支障が出る』らしく、今の俺に伝えない代わりにしかるべきタイミングに伝えると約束してもらった。

さて、残るはアドラメレクのみ。となったところで、アドラメレクは点数稼ぎだとよくのたまっていた。だから、もし天球儀が破壊されたとして、起こす次の行動は――
と思ったところで視界がホワイトアウト。再びリセットが起こった。あの野郎マジでぶっ殺してやる

即座にオルキスタワーに向かうと、鈴音を襲っているアドラメレクに遭遇。戦闘を行いボコボコにした。

が、致命傷になる攻撃を受けてなお立ち上がり逃亡しようとしているところに"嗤う男"がやってきた。アドラメレクは彼に助けを求めるが、"嗤う男"はそれを一笑に付し、異界の扉へ叩き落した。

彼は7日間の猶予の後、天蓋を破壊すると宣言しその場を去った。


最後の7日間、何をすればいいのか分からんまま時間だけが過ぎていく中で鈴音から遊園地に行こうと誘いがあった。

第14話「閉ざされた漆黒の空から」

あれから数日後の日曜日、鈴音と遊園地に遊びにきた。
既に歩くのが困難なほどに消耗していたが、そんな中でも
そうしてしばらく遊んだ後に、ふと鈴音のもとを離れた瞬間に、鈴音は消滅してしまった。
なんとなくわかってたはずなのに、なんであのとき鈴音のもとを離れてしまったのだろうか
それから世界の崩壊が始まった。空間のテクスチャは剥がれていき、仮想世界はもう長くは持たない。仮に世界が存続しても、待っているのは嗤う男との決戦だ。
そんな状況だったが、諦めたくはなかった。まだできることはないかと抗いたかった。
幸いなことにカーテンコールのみんなも同じ思いだった。改めて情報収集をしよう――としたところで信璽さんに伝えられたのは、この世界を維持している遺産「ニュクスの揺り籠」のコードホルダーである"ブラックガーデン"を捕えて無理やり維持させる、言葉を選ばずに言うならば人柱とするよう密命を下していたらしい。本来ならばUGNとして以前に人として取りたくない選択であるこの作戦を指示しなければならないほどに切羽詰まっているのも事実だった。
そして最近姿を見せていない"観測者"はインフィニティコードの調整に入っており自分のアジトに引きこもっており、話を聞きに行った信璽さんと恋々曰く、コンスタンティンと名付けられたホムンクルスをインフィニティコードの依り代として"嗤う男"を倒し、その後外の世界の神を殺す、という算段らしい。その間に出る被害については一切考慮しないらし。自分が肉体を持たないのをいいことに……

かくいう俺は、少し前から"黒い鳥"を狙っていた。
目的は「ネフシュタンの心臓」であり、あわよくば鈴音が消える前に手に入れたかった。が、ネフシュタンの心臓から供給されるエネルギーによる圧倒的な戦力によって歯が立たず、取り逃がしてしまっていた。
そんな"黒い鳥"は、この街にある4つの遺産をすべて集め、その力をもってすれば"嗤う男"を殺すことができると考え、その持ち主である浅木美繰を狙って襲ってきた。

即ち、いまこの街において"嗤う男"に敵対するのは3勢力ある。それぞれの勢力の思い描く計画をそのまま実行すると、どれを選んでも少なからぬ犠牲が出ることになる。
そして、そのうち2つはFHであるが、最終的に"嗤う男"を倒すという目的は共通しているはずだ。協力すれば出る被害も大幅に抑えることができる。だが、目的のために手段を択ばないのがFH。特に"黒い鳥"は話を取り合ってもくれない。"観測者"は良くも悪くも目的に頓着がない。だからまずは"黒い鳥"に実力を示し話を聞いてもらわないといけない。そう考えた俺たちは"黒い鳥"の居所を突き止めそこに向かうことになった。
……なったのだが、いざ向かおうとしたところで阿頼耶識から呼び止められ、俺についての話をされる。なんでも、俺は6年前に既に死んでおり、今の俺は"嗤う男"の力によってレネゲイドが人の形をとったもの、つまり、もし生存していた場合の俺が今の俺らしい。
正直ピンときていないが、だからといってやるべきことは変わらんだろう。そう言ったらみんなに怒られた。
もしかしたら、天蓋を抜け出した先に俺の居場所はないのかもしれない。俺という存在が維持できないかもしれない。つまり、犠牲のない選択肢は取りたくないから"黒い鳥"を倒して説得に行こうとする作戦が破綻してしまうという訳だ。今はちゃんと、俺もカーテンコールの仲間であるという自覚がちゃんとある。俺自身の帰還も含めた作戦を立てなければいけないが、それはそれとして"黒い鳥"と協力したいのは事実。
戦いに赴くと、横たわる"ブラックガーデン"と、リリスが作っていたアイテムを使って変身した"黒い鳥"と戦った。
全力を尽くし勝利した……かと思ったその瞬間に、"黒い鳥"のネフシュタンの心臓がひとりでにその身を離れ、鈴音のシルエットとなり街を修復。視界がホワイトアウトした――

最終話「Follow the white rabbit.」


不思議な夢を見る。ひとり楽しそうに嗤う男がそこにいた。……楽しく笑うのは普通のことじゃないか?

と、いったところで起きた。本日は4月7日。いつも通りの通学路に足を運ぶ
――のだが、なにかに誘われるように、足が商店街のほうへと運ばれる。この先に何かあるかもしれない、という確信に近いものを感じながら、路地裏へと足を進める。
そこにいたのは黒衣の男。彼が手に持つのは赤い薬。彼から提示されるのは、薬を飲むか、ここで死ぬか。…………こんなところで死んでたまるか。
俺は赤い薬を飲みこみ、強い衝動を辛うじて抑え込んで。すべて、思い出した。俺の力、俺の役割、そして――――


そしてその黒衣の男、改め"マスターレイス06'#2(ディガンマ)"がUGNへと同行することになり、UGN各位には非常に迷惑をかけることになった。すまんと思っている。


そのあと、この状況を解決するために必要な情報を持っていないかとアンブローズを訪ねたところ、青髪の、阿頼耶識に似た姿のホムンクルスになっていた。どうやら肉体を持たないといけなくなってしまったらしい。で、話を聞いていると鈴音――混色の虚神の力がどうこうつぶやいた後、「虚神を破壊しに行く」と言いながら作っていたドライバーを持っていこうとした。ので、それを奪ってとにかく逃げた。戦闘になっていたがそこは一緒に行った阿頼耶識と信璽さんに任せた。

帰ってきて、少ししたら戦闘をしていた二人がアンブローズだったものを抱えて帰ってきた。どうやらアンブローズは消滅したらしい。

そうして改めて状況を整理する。鈴音は恐らく、このまま"嗤う男"を斃せば元の世界に帰れるだけの用意を整えており、そしてその通りに進行した場合鈴音はこの世界に取り残される。つまり、消滅するであろうことが想像に難くないという事実がわかった。
それを覆すために必要なものとして、アンブローズの作っていたドライバーと、インフィニティコードに至るための遺産、そしてそれを使用する"虚神"が必要だ、ということも理解した。
そう、俺は、過去を改変したジャームである"嗤う男"と虚神である鈴音の力を受けて覚醒したオーヴァード。その力は俺の中に宿っていることは、なんとなく理解していた。
可能性は100%ではないにしても、0%ではない。そう思い、羅々が預かっているデュランダルと契約した。が、このまま使ってしまうと俺はジャーム化してしまうようだ。
黒い鳥さんとブラックガーデンさんに「鈴音が世界を変えることはないという確信を持て」「その信頼がないならそもそもやるな」というアドバイスを貰い、めっちゃ悩んだ。
悩んで、相談して、俺は俺を信じきれなかったから、その分みんなに俺を信じてもらうことにした。

そうして自信を持ったうえで"嗤う男"との決戦に向かう。すさまじく強大な相手であったが、みんなの協力と、「ジュウガドライバー」を使って得た新たな力「レコードブレイカー」がある。不安はなかった。

世界が崩壊せんかというほどの力を持った"嗤う男"を倒した後、すぐに世界が崩壊を始めた。レコードブレイカーの力で鈴音を迎えに行く。

電子空間のような場所にたどり着き、そこで縮こまっている鈴音と話をした。自分に嫌気がさし、自己嫌悪に陥っている鈴音がそこにはいた。俺は自分の想いを伝え、鈴音もそれに答えてくれ、俺の手を取ってくれた。
今なら言える。俺は鈴音が好きだ。だから鈴音を信頼できる。難しいことはない。ただそれだけのことだった。

そうして俺は鈴音と共に、元の世界へ帰ってきた。

Grand Finale「Brand-new W0r1d」

青く澄み渡る空、冬の凍えるような風。俺たちは本当に現実世界に帰ってこれたのだ。
その喜びに浸っていたのもつかの間。いきなりノーフェイスPと名乗る仮面の男が、俺たちに向けてであろうメッセージを投げかけてきた。その直後、白髪の女性と黒髪長身痩躯の男性が全身装甲の剣士と戦っている場面に遭遇した。どうやら女性のほうが持っていた本のようなものが目当てだったらしい。なんにせよ圧倒的な力を持ってしてその二人組を圧倒しているように見えたこと、その二人組は阿頼耶識の知り合いらしいことを加味したうえで加勢した。が、クソ強い。正直歯が立たない。そう思ったが、鈴音がデミウルゴスシステムの力を使ったことで弱体化。俺たちでも戦えそうなくらいになったところで一気に攻め立てて撤退まで追い込めた。

襲われていた二人組は黒鳥菜白とセト。かつて交鐘市に在住しており、碧き虚神事変の関係者でもあるそうだ。そんな彼女らが持っていた本に触れたとき、記憶が流れ込んでくる。アンブローズが使っていたジョンタイターの預言書みたいな感覚だ。
それはクロナという少女の視点で、S.O.Dという強大な敵に立ち向かう部隊であるNEXUSの活躍が見えた。


NEXSUのメンバーの一人、士憧春馬を迎えにいったところで、先程の剣士――ダァトに襲われる。やはり鈴音の協力なしで相手をするのはほぼ不可能に近かったが、士憧春馬に忘れていた記憶を思い出させることには成功した。そのまま士憧を連れて交鐘市支部まで撤収。カーテンコールの他のメンバーも続々とNEXUSメンバーを引き連れてきてくれたようで、約10人ほどのメンバーが集うことになった。

そうして改めて鈴音から情報共有。敵は神聖四文字(テトラグラマトン)。NEXUSにはジリオンと名乗り接触していたようだが、現実世界の神が相手らしい。とんでもない話になったものだ。いや"嗤う男"も神の力を使ってたし、今更ではあるか。

そうしてカーテンコールとNEXUS、互いに自己紹介を終えたところで情報収集に移る……のだが、現実世界に帰ってきたってだけでけっこうな出来事だってのにそこから立て続けにいろんなことが起こり過ぎてて逆に気が抜けてしまっていた。そんなところに突っ込んできたのが士憧春馬だった。うるせえ。
彼は俺のレコードブレイカーの力でクロナの元へ飛べないかと提案してきた。一緒に連れて帰れる保証はないぞ?と問いかけたが、どうやら彼にとってその程度心配に値しないようだ。覚悟は十分、ってことで飛ぼうとしたが、飛べなかった。さっきの問答をした手前すこしかっこつかない感じになってしまったが、原因は士憧がそのクロナのことを十分に思い出せていないのが原因のようで、まずは本のページを集めることが先決、と結論がついた。

俺はNEXUSの氷野と共に都在市へとやってきた。幸いにもページはすぐに見つかったが、フラグメントの執行者とかいうやつがクソデカい声で「パワー!!!」と叫びながら突撃してきてページを落としてしまった。取り返そうにも絶え間なく周囲を破壊しながら攻撃を続けられ、埒が明かないと思っていたところを氷野が受け止めてくれて隙が出来た。その横から強烈な一撃をかましてやったが真っ当なダメージを与えることは叶わなかった。どうしようかと思った矢先、現地のUGNエージェントたちが増援に来てくれて、パワー(これは後から聞いた話だが、執行者というのはタロットカードになぞらえてコードネームが付いているらしいので正確には「パワー」ではなく「ストレングス」らしい)を打倒しページを取り返した。

一度戻ってみんなで情報整理したところ、先程のパワー野郎と同じような敵がみんなのところにも表れたらしい。しかもこのあと行くところにも表れそうとのことだ。大変だ。
ということで改めてどこへ向かうか作戦会議をしているところに弾がやってきてネイルされた。唐突に。
あと遊木首のプリンを所望された。遊びに行くんじゃないんだぞ。

というわけで俺は、ノーフェイスPさんと共に遊木首へと向かった。初めて来たがめちゃくちゃ綺麗なところだった。こんなときでなければ普通に観光に来たかったかもしれん。
で、そんなことを考えているうちに背後から謎の女性に声をかけられた。俺もノーフェイスさんも不穏な雰囲気を感じ取り即座に距離を取る。こいつもフラグメントとやらの"女教皇"らしい。向こうがそれを明かすと隣に配下みたいなのが現れた。ちょっと打ち合ってみたが、まともに戦えばかなりきつそうな相手だ。どうしようかと思っていた矢先、現地のUGNエージェントらしき人たちが増援にかけつけてくれた。その人たちの協力で"女教皇"を撤退まで追い込むことに成功した。が、申し訳ないがそのとき助けてくれたものすごくヤニ臭いお兄さんがやたらと印象に残ってしまった。

どうやらここのUGN支部はお土産屋さんらしい。弾に所望されていたプリンを経費で買った後、コードホルダーのマリウスって人と共に交鐘市へ戻る。

そうしてすべてのページが集まった。ついでにコードホルダーと一体化しているものも含めてほぼすべての遺産も集まった。残るはソロモンの杖とヒュプノスの翼……と思ったらソロモンの杖は士憧と一体化しているタイプだったらしく、日本支部にあるヒュプノスの翼を回収すれば全部そろって準備が整うらしい。

……らしかったのだが、どうやら日本支部の前にすげー強いやつがいてもうなんかめちゃくちゃになってたらしい。
が、無事に遺産の回収は完了。すべての準備が整い、各地にて協力を募った仲間になってくれる人たちが続々と集ってきて、気が付けば100人近くいたらしい。これが、神サマが紡いだ縁ってやつなのだろう。皮肉めいてて良いな。

クロナのことを思い出した士憧の縁を頼りに俺の力で隔たりを破壊する。すると士憧の中から一本の輝く剣が出現し、それを使うことで俺の開いた道につながるゲートを開くことができた。これでみんなで突入できる。

向かった先にいたのは神聖四文字、改め永劫神。世界を作り替えた張本人だ。
戦う前に問答をしたが、思考の差というか、存在の差というか。全く話が通じなかった。戦うしかない、と。そう決意したものの、攻撃はできず、届かず、成すすべもない。神の絶対的な力というものに押しつぶされそうになったところで、士憧の持っていた本からクロナが現れた。鈴音と力を合わせ、なんとか立ち向かえる程に力を取り戻してくれた。12体の神影を倒し永劫神と対峙するも、こちらもやはり全く攻撃が通らない。どれだけ立ち向かっても無傷で出てくる。絶望に打ちひしがれそうになったところで、鈴音が歌を歌い始めた。これは、力で立ち向かうのではなく俺たちの想いを伝えるための歌だ。それを背負って、俺たちの全力をぶつける。反撃を受けようとしたところで、俺たちの想いが通じたようだ。攻撃の手を収めて、俺たちの選択を見守り眠りにつくと言ってくれた。

そうして、最後の戦いは幕を閉じた。


戦いの後、茂森支部長(と、日本支部長の霧谷さん)が頑張ったことで、レネゲイドのことを世間に公表することが決まったらしい。それに伴って、UGNの仕事が増えたりする影響で、カーテンコールは解散することとなった。寂しい気持ちもあるが、もうカーテンコールが必要ないってことは、平和な世界ってことなんだろう。またみんなに会える機会を待ち望むことにしよう。


数か月後、UGNからの仕事が落ち着いたあたりで旅行に行くことにした。海外は行ったことがないので、日本を出てみることにした。ということでオーストラリアのビーチにいる。オーストラリアといえばカンガルーだが、ビーチに野生のカンガルーがいるとは思わなかった。
しばらくのんびりしていると、鈴音の配信時間になった。直前ではあるが、一声聞いておきたくて電話してみたが全然緊張とかしていなくて安心した。
鈴音は新人アイドル『ALiCE』として、ノーフェイスさんのプロデュースのもと活動を再開することになった。その配信だ。
鈴音は公開録音、リテイクなしという状況でなんのミスもなくやり遂げた。流石だった。
鈴音の晴れ舞台を見届けた次は俺の番。「家に帰る」と、父のいる屋敷にワープした。UGNから話は通してもらっている。けどやっぱり緊張してしまう。
ゆっくりと、家の扉を開け、父と話をしに行った。話したいことがいっぱいある。これからゆっくり話していこう。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 0
第01話『白いウサギを追って』 28
第02話『失われたモノ、手を伸ばす者』 40
1 21/12/4~ 第03話『本当のアイはどこにある?』 30 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《影走り》LV1で取得、「リーサルシャイン」を新規取得。先手必勝LV1→2。
2 22/1/18~ 第04話『二律背反のデザイア』 38 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《スタートダッシュ》LV1→3、《一声散開》LV2で取得。《先手必勝》LV2→3。
3 22/2/18~ 第05話『霧立ち込めるシアンの果てに』 30 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《一声散開》LV2→3、《先手必勝》LV3→5。《オーバーアクセル》LV1で取得。鈴音のロイス感情を整理。
4 22/3/17~ 第06話『ホコリだらけの剣で』 33 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《ロックンロールビート》LV5で取得。
5 22/4/15~ 第07話『幕間~廻る世界~』 33 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《紅蓮の憎悪》LV3で取得。《不燃体》《軽功》を取得。
6 22/5/17~ 第08話『ホシの消えた世界で』 35 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
サタン・ザ・バチカルへのメモリーを取得。七里靴を取得。"嗤う男"を固定ロイスに設定(BK)。
7 22/6/16~ 第09話『幕間~混色の虚神、あるいは虚数の巫女~』 28 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《浸透撃》LV1で取得。リマインドソウルを取得。
8 22/8/13~ 第10話『朽ちし仇花、狂い咲けれど』 31 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《ライトスピード》LV1で取得。アスタロトへのメモリーを取得。 阿頼耶識を固定ロイスに設定(YE)
9 22/9/11~ 第11話『悪魔はそれを嘲笑う』 35 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《氷熱の軍団》LV5で取得。固定ロイスに有栖川鈴音を設定(WH)。
10 22/10/16~ 第12話『運命の絲はその手に無く』 38 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《ベーシックリサーチ》LV5で取得。ギャランティプラスを取得。
11 22/11/3~ 第13話『人生はただ一度だけ』 37 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《ワイルドファイア》LV3で取得。アドラメレクへのメモリーを取得。
12 22/12/7~ 第14話『閉ざされた漆黒の空から』 36 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
《マシラのごとく》LV3で取得。白兵LV5→9に上昇。阿頼耶識を固定ロイスに設定(YE)
13 23/1/15~ 最終話『Follow the white rabbit.』 45 よっつ ぽたゆみるひととせワッシー
Dロイス《神速の担い手》→《Re:コードブレイカー》に更新により、《スピードスター》消失。リビルドにより《スタートダッシュ》《一声散開》を未取得状態に。《先陣の火》LV4、《援護の風》LV5、《ウィンドブレス》LV3、《熱感知知覚》LV1で取得。デモンズシード(先陣の火)取得。有栖川鈴音を固定ロイスに設定(RE)
14 23/2/5~ Grand Finale『Brand-new W0r1d』 96 よっつ、ワッシー ぽたゆみるひととせワッシーりんごごりらエドラよっつ

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