容姿・経歴・その他メモ

父親はもともとDVをする人だった。殴る蹴るは当たり前、自分も反発できる力があればと幼心に思っていた。
母親は病名はわからずだったがよくヒステリックになるひとだった。口癖は「お前さえ生まれなければ、こうはならなかった」だった。
ある日、父は犯罪を起こしてしまう。酔った勢いでからんできた人ともみあいになり、相手を殺してしまったのだ。母親は完全に精神をおかしくし病院へ、自分は親せきの家に引き取られたが除け者扱いだった。そして気づいてしまったことが彼にはあった。幼少期から、そんな彼らと過ごしていたために自分も少しのことでキレて相手をケガさせたりして手が付けられなくなるのだ。また、愛を知らずに育ったために、人に対して無意識に相手の嫌だと思うことをしてしまうのだ。それからは自分は親のようにはなりたくないと思うようになり、周りにも優しくしようとした。けれど、犯罪者の息子というレッテルはなかなか取れない。
そんな時にUGNから「実験に協力してみないか。」と声をかけられた。自分にとっては信じられない話だったが、藁にもすがりたいほど現状は良いものではなかった。そんな中、飴を差し出す手を彼は取り、彼はオーヴァードとなった。
彼の行動の根にあるものは、父や母のように他人を傷つけるものになりたくない、というものである。ただ、弱者を傷つけるものに対してや、自分の邪魔をする者に対しては性根は変わらないということもあり、容赦はしない。

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