容姿・経歴・その他メモ

ごく普通の両親から生まれたごく普通の少年──だった。
志木誠志朗は中学生の頃に家族と共に事故に巻き込まれ命を落とした。
今ここにいるのは志木誠志朗の残滓に過ぎない。

かつて命を落とした誠志朗はオーヴァードとして覚醒して蘇生し、そしてそれ以外の全てを失った。
天涯孤独となった誠志朗はUGNの庇護下で生活することになる。
幼馴染みの菅原多恵子はそんな家族を失った誠志朗と以前のまま対等に接してくれた人物だ。
誠志朗は多恵子に感謝しながらも、ヒトではなくなった自分自身を隠しながら多恵子といることに負い目も感じている。

レネゲイドウィルスの影響で異常な食欲を抱えており、どれだけ食事を取っても満たされることがない。
またオーヴァードになって以来額から数ミリの角が生えている。普段はちょっとしたコブ程度でしかないがレネゲイドウィルスの力を使用する際は角が伸びる。
まるで鬼のような角と暴走すると飢餓衝動を抑えられず誰であろうと喰らおうとする姿から共喰いの巨人──ネフィリムの名が付いた。

そうした化け物じみたオーヴァードの自分を自覚しているが故に多恵子たち一般人とは一線を引いている。

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