容姿・経歴・その他メモ

10月16日生まれの17歳。
七尾市立石守高等学校の3年生にして生徒会長。
そしてわずか17歳にしてＵＧＮ七尾支部長を務める若き天才。

・生まれは足利家の流れを汲む名家であり、ＵＧＮの出資者の１つでもあった。
父の紅月政信は家を継ぐ資産家であり、実家は10名程度の使用人を抱える日本家屋の豪邸であった。
武士としての信念を受け継いだ父親の元で幼いころは日頃から「力を持つ者は、力弱きものを護らなければならない」と教えられ育つ。

・自身が9歳のある日、暴走したジャームが家を襲撃、幼い自身を守る為に父母、そして使用人までも次々と目の前で殺されていく。
成すすべなくやられていく家族を前に、彼らを護る力を心から願ったことで自身に眠るレネゲイドウィルスが活性化、オーヴァードとして覚醒する。
本能のままに家族を殺したジャームを討ち果たしたが時既に遅し、自身が護りたいと願った者全てを失ってしまった。
そして遅れて到着したＵＧＮエージェント、その内の一人“リヴァイアサン”こと霧谷雄吾によって保護されたのであった。

・ＵＧＮに保護された後、霧谷に才能を見出され、彼の元でオーヴァードとしての訓練、そしてエージェントとして教育を受け、13歳を迎える頃には霧谷と共に任務に出撃するようになる。
それから1年ほど経った頃、敵の策により霧谷と分断され、ＦＨエージェント複数と一人で戦うことに。
増援のエージェントが駆け付けた時には敵の返り血を全身に浴びながらその全てを討ち果たしており、その姿をもって“紅の一刀”という異名で知られることとなった。
高校に入学すると同時に霧谷の推薦もあり支部長へと就任した。

・自身が通う石守高等学校はＵＧＮと繋がりがあり、職員や生徒の中には自身の部下も何人か潜んでいる。

・自身が指揮するＵＧＮ七尾支部は表向きには市立図書館にカモフラージュされており、特定の場所で手順を踏む事によって地下にある支部施設に降りることができる。

・実家の屋敷を所有しているが辛い記憶がある為、戻ることはないようで現在は支部のすぐ裏手にあるマンションで一人暮らしをしている。

・いち学生としては成績優秀かつ運動神経も抜群、加えて容姿も良い為、女子生徒からの評判は高い。
もっともＵＧＮエージェントとして使命を支えに生きている為、自身は色恋沙汰に関心がない。

・生徒会長として在校生徒全ての名前と顔を覚えている。

・戦闘では主に自身の能力で生成した刀を用いた抜刀術で戦う。元々は幼い頃に父から学んだ剣術であるが。実際にはオーヴァードとしての戦闘訓練、及びエージェントとしての実践で磨かれたものでありほぼ我流といって差し支えないだろう。

・矢神事件を機にUGNの記憶操作に対する罪悪感が強まっている。

履歴

「クランブルデイズ」
ある日市内で起きたバス横転事故、その調査中、恩師でもあるUGN日本支部長の霧谷雄吾が訪ねてくる。
日本支部のエージェントが任務中に件の事故現場にて2名の少女を保護、しかも片方はオーヴァードとして覚醒したという。
また霧谷の話ではこの事件にFHのセルリーダークラスのエージェントが関わっているらしい。事件の調査と覚醒した少女の保護を命じられ紅月は愛憎の渦中へと踏み込んでいく。

かくして覚醒した少女こと桔梗紗良、日本支部の桐本竜也と共に事件の調査を行っていく。
FHの春日恭二の妨害を受けながらも辿り着いたのはUGNにより絆を奪われた少年、矢神秀人であった。
彼の境遇に心を痛めながらも奮戦。死闘の末、FHの陰謀を止める事に成功した。
一人の少年の命と、少女の絆を犠牲にして。

事件から数日後、七尾市支部には桔梗と桐本の姿があった。
この事件を機に七尾支部のエージェントとなった二人。そして自身の至らなさを噛みしめる紅月。

彼らの物語はまだ始まったばかりだ。

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