・戦闘適性：A
・継戦能力：C
・命令順守：B-
・陣頭指揮：C
・社会適性：C
・RC技術：B
・衝動耐性：B
・特異能力：A

　彩花支部に所属するエージェント。物腰柔らかく温厚な性格で、人並みの生真面目さを持つ。
　訓練にも積極的に取り組み、基礎から丁寧に練り上げる。また、知識の蒐集にも意欲的であり、特に自身と関わりの深い遺産については、自身も知識を持つと同時に、その手の専門家と交流を持っている。

　戦い方の基本は、キュマイラで強化された身体能力による白兵。バロールの重力操作がその補助や強化を担う。力を行使する際、士鬼の額から角が生え伸び、それが“魔眼”と同じ働きをする。普段は引っ込んでいても、体内にはそれが形を持って在り、戦闘行為には満たない力の行使を助ける。

　また、咲守士鬼は“聖者の遺骨”に類する遺産と契約しており、鋼と混ぜて鍛えられたそれが、士鬼の携帯する刀剣となっている。

　武の名家である咲守家において、士鬼は特段異質な存在として生を受けた。
　武において天賦の才を持ちながら、また誰よりも修練に精力的で。加えて、生まれながらに異能を有していた。
　その実力を買い、遺産である刀の担い手に選ばれたが、結果として、士鬼はそれを持ち逃げした。

　UGNのイリーガルとして活動していた士鬼は、とある事件において、UGNを裏切って家の意向に沿ってFHに加担するか、家を裏切ってUGNの側で戦うかの二択を迫られ、家を裏切る選択をした。
　その際、実兄に当たる人物と戦い、殺害することで辛勝している。

　咲守家では慣習的に、家の中で優れている人間を覚醒させている。主な経路は当主であるレネゲイドビーイングからの感染であり、それは盃を交わす形で行われる。これまで十六名が覚醒しており、内二名がジャーム化。士鬼が生まれながらのオーヴァードであったため、感染により覚醒しオーヴァードとして安定したのは十三名となっている。が、そのうちの一人は既に死亡しているため、咲守の抱えるオーヴァードは十二名となる。

　基本的には、UGNへ協力的な姿勢を示すが、あくまでも中立を謳い、目的と報酬次第でFHなどの他勢力にも加担する。
　危険ではあるが、その住処は巧妙に隠されているため、未だ発見には至っていない。発見出来ているのは、精々が小さな別荘やアジト、レネゲイドとの関わりが薄い分家程度である。

咲守→当主を桜と結びつけるので、それを守る家の意。防人。
士鬼→死期、暗月(新月)・ピリオドと、終わりの意味。咲守の一個の終着点的なの。
「開鬼」回帰、怪奇、皆既(日食)。開花から「開」。
「空喰」百鬼夜行の終わりの空亡から。喰を入れて、空亡→太陽→日食。
「虎角哭梅」
虎角→姑獲鳥。梅→産女。
異質な子を産んで疎まれていた実母が、士鬼が裏切ったことで首を切られたこと。
そもそもお前ほど異色な奴なんて要らない。
むしろ敵になってくるだろお前。
みたいな、皮肉を目一杯にこめた銘。当主直々に銘打った。
士鬼自身も皮肉を理解しながら、母への贖罪的側面で持ち続けてる。

シナリオロイス：アリア(P.庇護/N.不信感)
推奨ワークス/カヴァー：UGN関係ワークス/任意
貴方は××村に調査に行く途中で何者かに襲撃され、意識を失った。
目を覚ました時、貴方はアリアと名乗る少女に介抱されていた。
しかし、貴方以外のチームメンバーはここにはいないようだ。
彼女はこの村の住人だという。
貴方は他のメンバーを探しながら、彼女の案内でこの村を進むことにした。