・元々は失踪したコードウェルの捜索、FH加入後の真相究明の任を、元MI6であり、コードウェルの関係者ということから与えられ、情報収集や関連物品回収など各地を転々としながら行動していた。現在はかつての活動が拡張された、危険地帯での潜入活動を行う部隊となっている。
・UGN創設前から失踪するまでアルフレッド・J・コードウェルと共に活動していた。本人はコードウェルを気の置けない同胞と考えていたことから、何も言わずに失踪したこと、FHに転向したことについて彼の真意を知りたいと強く想っている。無用な権力闘争に巻き込まれること、班に迷惑を掛けることから、それを表に出すことは少ない。
・能力はサラマンダー特化の、典型的な炎使い。高い素養と日々の鍛錬により数系統の古武術から派生される独自の対怪物用白兵武術"熾焱煉武"を創設、その中でも徒手空拳を使用した打撃に超高温の炎を加えた戦闘スタイルを用いる。本領を発揮すると、全身から熱が噴き出し姿が巨大な炎のように変わることから武術の名前からも取って、熾焱と名付けられた。
・趣味はゲーム。割と何でもやるが、強いて挙げるならアクションゲームが好き。ハッキングは(色々な意味で)幅広いゲーム知識とフィン譲りの機械工学技術の応用で行いつつ、難しいところは脳筋特有のゴリ押しで解決していた。
・問題児は多いが潜入回収班、メンバーに関してはリーダーとして情と責任を感じている。自分の経歴の為、改革派から目を付けられていると考えていることから、それをどうにかする計画を色々検討中。

　オーヴァード全盛の時代、中国拳法をベースに、既に失われた系統も含めた数十系統を組み合わせた、人間を守り魔（オーヴァード）を殺す為に考案された白兵武術。「徒手空拳、各種刀剣、槍などの数多の武器を取り扱い、あらゆる状況、敵に対応し、自身も白兵技術を極める」ことで、全ての魔を滅する者に至るとしている。しかし、浮華の永年の鍛錬と探求を礎としている為、この武術を完成させられているのは浮華を含めてごく少数。現代では武術の継承が全くされておらず技術が散逸し、別武術に吸収されるなどして名すらも残っていない。本人もまた、技術の一部が欠損している為、完璧なものではない。

　故郷から出て世界を旅していた時期、第二次世界大戦下でフィーカという名義で所属。戦闘技能、言語能力などを買われ、ナチスを主に各国の動向を探る諜報員として活動していた。特に、各戦場における超人の如き功績を上げる兵士の情報収集、危険因子への対処を行っていた（ex.日本軍、不死身の剣鬼"赤猿《レッドモンキー》"討伐。この人物とは後に武人として共感したことから、現在も交友が続いている）。フィンとはこの時期に知り合い、現在も交友が続いている。大戦後は荒廃した世界の復興を助ける旅に出る為に抜けたが、かつての縁はまだ途切れていない為たまに会いに行ったり、互いに協力関係にある。