容姿・経歴・その他メモ

「なんで、こんな能力に目覚めたんだ……」

●人となり

　根は真面目だが、テンションが低い物言いのためアンニュイな印象を受ける。
　昔は姉にくっついて回っていたが、徐々に尻に敷かれることに嫌気が差し、年上の女に命令されるのが嫌いな思春期男子へと成長した。
　妹の桃香のことは自分にとって初めての兄妹であるためか、桜ほど邪険に扱わず、むしろ蝶よ花よと大切に接している。
　その態度に桜は度々言及し、口論になるが「どんなことがあっても女に手を上げるな」という父親の教えはしっかりと守り、姉弟喧嘩では苦杯を舐めている。

　櫂斗と黄葉にも桃香同様に優しく接しており、自分を慕ってついてきてくれることに幸せを感じている。
　そんな二人の晴れ舞台に先輩風を吹かそうと、一般中学生男子には珍しく入学式を見届けに来た。

●覚醒

　櫂斗と黄葉の入学式でレネゲイド事件に巻き込まれる。
　ジャームによって殺されるも、レネゲイドウイルスに感染、発症。オルクスとソラリスの能力で死体を吸収し、オーヴァードとして復活する。その際にたくさんの人々の思念が心に入り込む。

●能力

　ソラリスの猛毒で領域内の生物を死滅させ、そこにオルクスの因子を埋め込み、自在に操ったり、その物体の構造を変化させる能力を持つ。
　この猛毒はオーヴァードにとっては一部機能を鈍くさせる麻痺程度の効果しかなく、侵蝕率が高ければ高いほどその効果は薄い。
　　

●2年10カ月の日々と現在

「これ以上大切なものは何一つ奪わせない。いくぞ、二人とも」
「奪えないほど早く、強く。何一つくれてやるもんか！」
「レフティ、今日もありがとう。……お前も俺たちの大事な仲間だからな。絶対に壊させない」

・一人で任務に出た時に一度だけ、自分の家を尋ねようとしたことがある。
　けれど、自身はもうすでに行方不明になっていること、櫂斗と黄葉は合う家族すらいないことからくる罪悪感から結局、家族に会うことはできなかった。
・そこで二人に帰る居場所がない以上、自分が櫂斗と黄葉の帰る場所になることを固く決意する。
・二人を守るために、アズールの元で訓練していく小十郎だったが、〈RC〉よりも〈交渉〉の方が適性が高いことが発覚する。
　そこで以降は〈交渉〉を伸ばす特訓を行った。
・特訓では自分の力では二人を守り切ることができるほど強くないことを思い知らされることとなる。
・だから二人を守るよりも、「二人と協力して敵を一早く殲滅する」ため三人で志願してアズールの教練を受けた。
・教練を受けているうちに、レフティは紅葉(くれは)の死体だったことに薄々気づいていしまう。しかし、二人(とくに黄葉)には内緒にしている。
　そのためレフティは守るべき仲間の一人であり、一緒に戦う仲間であると自覚する。
・たまに《声なき声》でレフティに話かけることがあるが、レフティにそれが届いているかはわからない。
・ただ一度だけ、教練の厳しさに一人泣いていたときは、レフティは小十郎の涙をぬぐい「大丈夫だよ」と声をかけられた気がした。
・櫂斗については、1年前に暴走したことを案じている。そのため出撃の際には常に「無理はするな。自棄にもなるな」と声をかけている。レネゲイドに飲まれないか現状一番心配している。
・黄葉については、過去に囚われ、変化を拒んでいることを案じている。
・二年前のぶっきらぼうな調子からは一皮むけ、教練をやり切ったせいか前よりもタフになり笑顔が増えた。
・これは三人で特訓をして、二人とレフティへの信頼が上がったことも起因している。


・狗巻くんみたいな戦い方する！！！レフティは拡張器みたいな役割を果たす！！！！！

履歴

■トレーラー

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
このままの日々が、ずっと続くと思っていた。
だが、世界は知らぬ内に変貌していた。
たどり着くはずだった未来は血に染まり、
その手からは希望がこぼれ落ちる。

ここは灰色の玩具箱。蓋を開けるかはキミ次第。
そして桜は散り、春風は日常の終わりを告げる。

ダブルクロス The 3rd Edition
『Outside April』
ダブルクロス──
それは、裏切りを意味する言葉。

■ハンドアウト

●PC達について
　PC達は意識を取り戻した時点でオーヴァードとして覚醒しており、覚醒は「感染」固定となる。
ただしPC達にその覚えは一切なく、オーヴァードとしての才能もない。
またPC①.②の家族は入学式に来ており全員死亡することになる。そしてPC③の家族はその場に居ないため死んでいない。

第一話PC③ハンドアウト

入学式に現れた謎の怪物に襲われ、武装した女に助けられる。

ロイス：アズール　推奨感情：有為/恐怖
　PC①達の入学式を見に来たキミは玩具の怪物に襲われ、武装した女性に助けられた。
アズールと名乗る彼女はキミ達が既に人間では無くなったことを告げ、兵士として働くように命じる。
キミが何を言おうと、彼女から返されるのは暴力のみだった。

第二話PC③ハンドアウト

ワークス/カヴァー：FHチルドレン/指定なし
ロイス：アズール　推奨感情：尽力/任意
　"ティエラアリア"を追い峰同市へ潜入したキミの目の前にアズールが現れる。
彼女はキミにこの任務中の指揮権を託すとまたすぐどこかへと消えた。
そんな諸連絡にわざわざ足を運んだことに違和感を覚えるが、この任務に一体何があるというのだろうか。

■レギュレーション

●1話「Outside April」

・覚醒は「感染」で固定
・ワークスおよびカバーはPC1および2が小学生、PC3が中学生(2話プリプレイにてワークスとカヴァーはFHチルドレンに変更となります)
・経験点は130+4点の134点です。
・コードネーム→無し(2話プリプレイ以降記入をお願いいたします)
・Dロイスの取得不可(2話プリプレイにて取得していただきます)
・120％エフェクトの取得不可(事実上、変異暴走も不可)→ただし、2話以降120％エフェクトも解放します。そのため、2話以降で変異暴走を取得したいと考えている場合は、取得を考えている変異暴走に対応した衝動にすることをおすすめします。
・アイテムの取得に関して→エフェクトによる常備化以外は、10点以下のアイテム以外全て不可とします。コネは全て不可とします。
・各PCは一般的な家庭であり、シナリオ開始時点で両親は健在です。両親とも良好な関係を築いています。性格等は一般人の許容範囲内でキャラクターを作成してください。
・2話プリプレイにて、シンドローム、覚醒、衝動を除いた大幅なリビルドを許可します(初期130点を含めた全経験点を用いたリビルド可)。そのため、1話時点で2話以降の成長を考慮したビルドにしないで構いません。
・「欲望」について→FHに所属するPCは、邂逅表ではなく欲望表をROCすることとなっています。シナリオ開始時点ではCSへの記載は不要ですが(忘れないように書いていても構いません)、シナリオ中に欲望を決めていただきます。なので、欲望自体は事前にイメージだけでもいいので考えておいてください。欲望表は下部添付画像を参照してください。
シナリオの構成上、ダイスで決めるよりも自身で決めてもらう方がいいかもしれません。
・思い出の一品→常備化ポイントを使用することなく1個取得してください。また、それがどういったものかを必ず記載してください。ただし、PCはシナリオ中で何もかもを失います。この思い出の一品も失われます。そのため、シナリオ中で思い出の一品はその効果を発揮できません。また、これ以外の思い出の一品も1話の段階では不可とします。

●第二話

第2話『Outside Innocent』について
・第1話から2年10ヶ月が経過した2月が舞台となる
→PC1および2は14-15歳(誕生月により異なる)、PC3は15-16歳(誕生月により異なる)
・そのため、2話プリプレイの段階で大幅なリビルドを許可します。
→シンドローム・覚醒・衝動を除き、初期経験点を含む全てのリビルド可。アイテム・Dロイスも解放。
・ワークスは全員「FHチルドレン」に変更となる。
・DロイスはFH専用Dロイスの取得を推奨する。

セッション履歴