容姿・経歴・その他メモ

十月十日。探偵。29歳。女性。身長は140cm前後。成長期はとうの昔に過ぎ去った。一人称は「オレ」もしくは「わたし」。好物はスイーツ。極度の甘党。偏食。タバコは吸わないがお酒は好き。とはいえ、酒豪ではないどころか弱い。

　夢野冬子、望月菊子の大学時代の後輩。自身の身長を含めた子どもっぽい容姿を気にしており、望月と同じく身長の話題を出すと物凄くキレる。しかし、望月と違い、年齢についても聞くと目に見えて機嫌が悪くなる面倒くさい性格。つまるところ、コンプレックスの塊。
　上記のコンプレックスから、他人に舐められまいと常に気が張っているため、強い自分を作るために一人称は「オレ」なっている。しかし、十日自身がどうしようもなく弱っている場面やふとして気が緩んだ場面では本来の一人称である「わたし」になる。→決して二重人格などではない。自身の弱さ、脆さといったものを受け入れられない本人の精神的未熟さゆえの気持ちの問題。
　大学時代に出会った夢野冬子のことは先輩として尊敬しているだけでなく、恋愛的な意味でも好き。すなわち、恋い慕っている。しかし、冬子を尊敬している反面、自分はあらゆる点で冬子よりも劣っていると思っている。
　望月菊子に対しては冬子へ抱く感情もあってかめちゃくちゃに嫌っている。腐れ縁で幼馴染みという冬子との関係に嫉妬しているのだ。現在、冬子の教え子兼助手をしている推名千里に対しても同様。気に食わないクソガキとのこと。しかし、それと同時に千里は十日にとって初めてできた後輩のようなものなためか、口ではあーだこーだ言いつつも気にけてもいれば助けもする。つまりはツンデレというわけだ。
　推理は冬子同様、非常に合理的なタイプ。逆に言えば人の感情とか性格面といった部分に対する観察力は千里と比較しても乏しく、柔軟さに欠ける。冬子のやり方を忠実すぎるほどに真似ていった結果だろう。また、冬子とは異なり本気で全く幽霊とか妖怪とかの怪異や不思議を信じないタイプ。これについては千里と似かよう部分がある。しかし、反面一番苦手なのも幽霊やお化けである。信じないからこそ、もしもが事実であった場合の恐怖は大きいとのこと。また、虫といった昆虫も非常に苦手としている。セミの抜け殻でも服にくっつけようものなら叫びながらそこらを走った上で服を脱ぎ捨てて抜け殻ごと燃やそうとするほど。普段の性格や口調から男勝りに見えるが、案外こういったところは少々過剰とはいえ女の子っぽさもある。

以下、冬子たちによる十月十日評。

・夢野冬子
「十日君かい？　そうだね。真面目な子だよ。だけど、真面目すぎるが故に危うくも感じるね。あとはそう、私を慕っくれる子がいることはいつだってうれしいものだね」

・望月菊子
「十日か？　はあ……。あいつ、いつも何か不機嫌だし。私の言うことは一切聞かないんだよな。まったく手のかかる可愛い後輩だよ」

・推名千里
「十月さんですか……。なんかこう、苦手なようなそうでもないような？　いつも鋭い目つきで私を見てくる割に言葉では罵倒しながらも何だかんだ助けてくれるんですよね。この前なんか『別にお前のためじゃないんだからな。オレが行きたくて行くんだ』なんて言って、私をショッピングに連れてってくれたんですよね。それで、ちょうど私が欲しかった服とか本を買ってくれて……。うーん。そう考えるとやっぱりいい人なのかも？」



　ちなみに、仮にもしアルシィ・メイガスティアと出会えば心底相性が悪いと予想される（アルシィの方が十日の身長、年齢、その他諸々のあらゆる地雷を踏み抜いてナチュラル煽りをする可能性があるため）。

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