容姿・経歴・その他メモ

もとは一般家庭で育った普通の子供。
5歳の誕生日、彼女は両親にねだり、遊園地へ出かけた。
それが彼女の人生のターニングポイントであった。
遊園地内で起こったジャームによるテロにより、両親が死傷、彼女自身も命の危険にさらされる事態となる。

-私が遊園地に行きたいなんて言わなければ、パパもママも怪我しなくて済んだのに！

両親を守りたいという思いが、レネゲイドウィルスと呼応。気が付けば遊園地一帯に光の雨を降らし、焼け野原にしていたという。
オーヴァードとしての覚醒以降、UGNに保護されるまでの1年間、彼女は親戚内でたらいまわしにされて過ごす。
親戚の中には心無い言葉をかけてくる人物もいたかもしれないし、テロ騒動で唯一生き残った彼女を気味悪がるものもいた。

UGNの保護下に置かれてからは研究機関で能力開発のため厳しい訓練や調整を行われる。
親戚に疎まれていた彼女にとって、ここでも腫れ物扱いされたくない、必要とされたいという気持ちが強く、がむしゃらに努力を重ね、実験に近しいことも受け入れた。
結果、学生でありながらN市支部長にまで躍り出た。
そのため、努力はけして裏切ることはないと信じている。

他者からの評価を非常に気にするタイプであり、褒められると僥倖と言わんばかりに喜び調子に乗るが、逆にけなされるととんでもないダメージを受け、10分くらい引きずる、面倒くさいタイプ。
チンチクリンと言われたのも割と気にしており、セノビックを飲み始めた。当座の目標は165㎝超えらしい。

生真面目な委員長気質であり、規則や時間はかなり細かい。
特に会議ではストップウォッチを常に使用し、誰が何分発言したかまでメモしている。
発言が少なかったり雑談ばかりしてると自作のエージェント通信簿で低い評価をつけたりしてるそうな。
一方で抜けているところもあり、ツメが甘いところはとことん甘い。
（たぶんもともと抜けている性格だが、支部長の私がしっかりしなきゃ！って思っている部分が多いのでは？）

パワポなどの資料を作ったり、ノートも我流でかなり細かくとる。ただ壊滅的にわかりにくく、彼女にしかわからない資料だったりするため、見せないほうがいいとさえ言われる始末。
物覚えが悪くメモを取らないと覚えられないタイプ。COCならINTは30〜40くらい。

学校では委員長であり、部活はサッカー部に所属。
球技が基本的に得意であり、ポイントゲッターとしていろいろな部活の助っ人として活動している。
また、学校ではさらに優等生面しており、友人らに話しかけるときも「先輩」呼びしたりする。

私の名前は花枝杏里。高校一年生。
そして、このＮ市のＵＧＮ支部長を務めています。

自分でいうのもなんだけど、結構優秀なほう、だと思う。
ま、当たり前っちゃ当たり前よね。私うーんと頑張ってるもの。

10年前のあの日…私のせいで、両親は死んでしまった。
遊園地に行きたいなんて言わなければ、テロに巻き込まれることはなかったし…オーヴァードになることもなかったかもしれない。

けど、そんなのは「たられば」の話。大事なのは今、生きているこの現実。
ただ、出来ることを精一杯やり遂げるだけ。そのために努力は惜しまない。なんだってしてみせる。
私を信じて支部長を任せてくれた人達のためにも、ともに歩んでくれる仲間のためにも。

そうすれば、いつか、パパもママも褒めてくれるよね？

ダブルクロス‥‥それは私が私であり続けるための道しるべ(ポラリス)

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