ロイス：アサシンズセル　推奨感情：執着／敵愾心
カヴァー／ワークス：指定なし／指定なし
キミはN市を拠点に、イリーガルとしてUGNに協力している。そんなキミのもとに、N市で侵入してきたFHエージェント撃退の依頼が緊急で入ってきた。早速、N市の街へ繰り出したキミは、ノートパソコン片手に、ダンスを踊りながら作業をしている奇妙な男を発見する。どうやら、彼が侵入したFHエージェントのひとりのようなのだが・・・。

・種別：一般
・購入／常備化：購入付加／不可
・解説：
　巨人と呼ばれるジャームを一撃で昏倒せしめたという投石布。契約者の肉体を変化させて弾丸とする。
　あなたは《骨の銃》(IA105)を１レベルで取得する。このエフェクトの取得に経験点は必要なく、経験点を使用して成長できる。
　また、あなたがこのエフェクトによって作成した武器を用いて行なう射撃攻撃のダメージに＋２Ｄする。
・代償：
　契約者は勇敢になり、次第に恐怖を忘れる。侵蝕率基本値に＋４する。

マフィアのボスの元で命令されて人を殺してた。
マフィアはFHとも繋がりがあったからFHのイリーガルみたいな感じだった。
闇オークションで女の子と出会う。
直後ジャームによる暴動でオークション会場が混乱状態、ボスは死に、もう命令を下すやつはいなくなった。
女の子と会場から逃げ出す中で、初めて他人を守ろうと思った。
今は日本に移り住み、女の子と共同生活を送っている。

私はイタリアで生まれた。
私を産んだ女と、狭い部屋で暮らしていた。
お世辞にもいい暮らしとは言えず、なんなら暴力も振るわれたし、飯抜きなんてしょっちゅうだった。


私が5歳の時、突然、女が私を連れてマフィアの拠点に乗り込んだ。
マフィアのボスの子どもを身ごもったと言えば金がもらえると思っていたらしい馬鹿な女は、目の前で拘束された。
まぁ確かに、ボスの髪色と目が私に似ていたように思うが、本当にボスの血が流れているのかは分からない。

ボスは言った。
「お前に選択肢をやろう。この女を殺せば、お前を俺の部下として生かしてやる。殺せないなら、二人ともここで死ぬ。さぁ、どうする？」
そう言って、ボスは私の前に拳銃を投げた。

二つの選択肢。ここが自分の生き方、死に方を決めるものだと、幼いながらに理解した。
拳銃を手に持つ。使い方は知っている。
私を生んだ女は、醜い顔を向けて命乞いをする。
ボスは私を面白そうに見ている。

躊躇うことなく、私は拳銃を、女へ向けて撃った。

銃弾が女の脳天を貫いた。
男は手を叩き、私から拳銃を回収すると、「約束は守る」と言ってニヤリと笑う。
その後はボスの命令を聞き、邪魔者を殺す日々。
ベッドで寝れるしご飯にもありつける。

日本でも暗躍していたらしいこの組は、度々私を日本へ送り仕事をさせることもあった。
日本語を学んだのもこの時から。


12歳になったころ、マフィアとFHが協力関係になった。
ボスは私に命令した。
「異能の力を手に入れて、俺の為に使え」
と。
いつもの通り、私は命令に従った。FHで実験を受け、私は覚醒した。
それからはボスの命令に、FHの仕事の協力が追加されるようになった。


そうして20歳になった頃、とあるオークション会場に向かった。
うちのシマで、こちらを通さず違法な闇オークションを行なっているということだった。
私は護衛兼、オークションの主催者の排除が命じられていた。
主催者は商品を見て隙だらけだったので、始末は容易だった。
そこで私は商品の中に少女が一人いることに気づいた。
その子を檻から出す。

「何処へなりとも行けばいい。商品については、私は何も命令されてない」
母国語でそう伝えた。
しかし少女は日本人で、イタリア語なんて分からないようだった。
私は仕事上、ある程度なら他の国の言葉を覚えさせられていたので、今度は日本語で同じ内容を伝えた。
彼女曰く、親は殺され、自分は攫われて売られるところだったと。
そんな話を聞かされている中、オークション会場が騒がしくなる。

警戒しつつ見れば、どうやら商品の中にレネゲイトウイルスの感染者がいたらしい。
闇オークションという精神的ショックにより覚醒し、ジャーム化したのだろう。
会場はジャームに襲われ阿鼻叫喚。
そして今まさに、ボスがジャームによって殺されたところだった。
ボスが死んだ。私に命令によって支配していた男はいなくなった。
呆然としていたが、このままここにいては危険だ。
少女が私の服の裾を掴む。
確実に足手まといになる。誰かを守るための力なんて私にはない。
だが――――――なぜだか、子供のころの私の姿を思い出した。
誰にも助けてもらえない、自分の力で生きるしかないと決意した自分。
でも本当は……

無意識に、少女の手を取って走っていた。
ちゃっかりオークション会場の金目の物を持って。
（その時に遺産：《ジャイアントキル》を入手）
拠点まで戻り、組員にボスが死んだことを告げ、混乱に乗じて金目の物を持って少女と日本へ。

日本のUGNに駆け込み、協力する代わりに自分たちを匿うよう依頼。
それからはN市を拠点に裏稼業もしながらUGNに協力している。

日本のマフィアや、その情報網を利用。
戦闘能力だけは高いので、もっぱら戦闘で活躍している。

・アルマ　arma　武器、銃
・スパラトリア　sparatoria　銃撃戦
・ディスグラツィア　disgrazia　不運、災い