“夜より暗く”黒耀 真澄
プレイヤー:「」
「僕は一応君の上司だ。部下の仕事というのは上司をいかにうまく使うかだよ」
- 年齢
- 45
- 性別
- 男
- 星座
- 射手座
- 身長
- 181cm
- 体重
- 76kg
- 血液型
- A型
- ワークス
- UGN支部長A
- カヴァー
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ノイマン
- オルクス
- HP最大値
- 26
- 常備化ポイント
- 12
- 財産ポイント
- 0
- 行動値
- +3=9
- 戦闘移動
- 14
- 全力移動
- 28
経験点
- 消費
- +34
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | 両親は僕が物心つく前に離婚したそうでね。いわゆるシングルマザーというやつだ。お袋は働き詰めで僕はずっと祖父母に預けられていた。その爺さんというのが元警察官で、僕がそういう道に進んだのも彼の影響だったんだろうなァ。今かい?今はもうそれぞれの理由で皆鬼籍に入っているよ。ろくな孝行もしてやれなかったのは正直悪いことをしてしまったと思ってる。 | |
|---|---|---|
| 父親不在 | ||
| 経験 | 我ながら他人より少しばかりよく働いた半生だったんじゃないかな。国のために働き、世界のために働き、よくもまあ我武者羅にやったもんだ。一体全体何と戦い、何を得ようとして、何を守ろうとしたんだか。今更自分自身を腐すほど若くもない……と言いたいところだが、今どきは四十代や五十代はまだまだ若手だそうだ。僕はまだ働かされるらしい。痺れるね。 | |
| 多忙 | ||
| 邂逅 | 鞍替えのたびに仕える相手を変えてきた。国家機構だろうがUGNだろうが、所属する人間は社会の歯車には違いないだろうから当たり前の話ではある。ただ……直接の上司はいつも自分より若い男なんだな。それが苦痛だったわけじゃないがね、つくづくUGNというのはできあがったばかりの若い組織なんだなァと思わされるよ。そのぶん不安定でぐらついてるわけだ。 | |
| 主人 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 鉤爪でね、土手っ腹に大穴開けられてたんだよ。面白いくらい血が出ててさ。それでも“怪物”に伸し掛かられた僕を埋め尽くしていたのは恐怖じゃなかった。自分より大切なものを害されるとね、人間というやつは鬼になってしまうんだ。仕事柄そういう手合はたびたび見てきたが、自分が当事者に回ることになるとは思ってなかった。決して目の前のモノを生かしてはおけないという激情が僕自身を化け物に変えてしまったのさ。 |
| 憤怒 | 17 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | あの日、俺の大切なものを奪い取ったものは何だ。そうとも、レネゲイドだ。こんなものが野放しになってなきゃ、あんなことには。その思いが若い頃の僕を突き動かしていた。今でもレネゲイドが活性化するとその頃の感覚が蘇ってくる気がする。お前の世界に対する復讐はまだ終わっていない。戦え、とね。 |
| 憎悪 | 18 | |
| 侵蝕率基本値 | 35 | |
能力値
| 肉体 | 1 | 感覚 | 1 | 精神 | 4 | 社会 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 0+0 | シンドローム | 0+1 | シンドローム | 3+1 | シンドローム | 1+2 |
| ワークス | 1 | ワークス | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 1 | 射撃 | RC | 交渉 | |||
| 回避 | 1 | 知覚 | 意志 | 調達 | 3 | ||
| 運転:四輪 | 2 | 情報:UGN | 1 | ||||
| 情報:警察 | 1 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 指導者 | ― | このDロイスはUGN支部長のワークスを持つキャラクターしか取得できない。シーンに登場しているキャラクターひとりが判定を行う直前に使用する。その判定のダイスを+5個、クリティカル値を-1する(この効果によるクリティカルの下限値は5とする)。この効果はあなたを対象にできず、1シナリオに1回まで使用できる。 | ||||
| アッシュ・レドリック | 尽力 | / | 厭気 | 僕はあの男のもとで十年近く働いた。彼のために政敵となる人物の身辺を洗ってスキャンダルを掴んだりもしたし、そうして彼の出世に貢献もした。だが別にアッシュという男が好きだったわけじゃない。物言いがいちいち刺々しいしね。人に好かれる才能がないよ彼には。でもね、誤解されやすいがあの男の世界を守ろうという意識は本物だ。僕はそこを大いに認めたし、そのためにはどんな矛盾を抱えこもうと早急に組織改革を為さねばならないという意見にも同調した。だから彼のために働いたことに後悔はしてないし、切り捨てられたことも恨んじゃない。ただ、これ以上は彼の味方はできないというだけさ。 | |||
| 霧谷 雄吾 | 誠意 | / | 劣等感 | 甘っちょろい男だと彼を評する者は本部でも多い。事実、理想主義に過ぎるきらいはあるんだろう。だが彼はそんなことは百も承知だ。理想を実現させるために現実で戦う者のことを僕は甘いとは思わない。そいつは誰よりも厳しくあらねば成し遂げられないことだからだ。僕は彼と会った時にね。「こんなやつがひとりくらいUGNという組織にいてもいいのかもしれない」と思ってしまった。もうその時から負けていたんだろうね。彼を追い詰めていたつもりが逆に追い詰められた時、僕にあったのは屈辱ではなく納得だった。もっとも、その直後に彼が声をかけてきたことまではさすがの僕も予想外だったというわけだ。 | |||
| 稲倉 紫信 | 有為 | / | 無関心 | 実質的には玖珂家との仲介役という役割のためにK市の支部長に封じられた僕にあてがわれた唯一の局員、それが稲倉くん。局内の思惑が透けて見えるようだ。玖珂家なんて重要な交渉相手との水際に経験豊富なエージェントを配置せず、寄越したのは悪質な実験の産物がひとり。UGN内部にはどうやら玖珂家との関係にヒビを入れたい一派がいるらしい。僕をねじ込んだのは霧谷くんの抵抗かもしれないな。さて稲倉くんについてだが、彼は彼自身が思うよりも普通の少年だ。年相応に未熟で、多感で、伸び代がある。僕はどんな若いチルドレンだろうが使えるものは使う主義だが、それはそれとして青少年には健やかに育って欲しいと思う。玖珂くんとの縁が彼を良い方向へ導くといいね。しかし…痛みを感じない兵士の作成だなんて。チープで無意味なことを考えるものだ。失笑も浮かばんよ。 | |||
| 玖珂 ゆかり | 好意 | / | 憐憫 | 玖珂家という「敵に回すよりは何倍もいいが味方であっても扱いに困るお客様」とのパイプ役、それが僕だ。その視点で見たところ、混乱しているのはUGN側だけというわけでもないようだ。若き現当主が内部の反対意見を抑えてこちらへ擦り寄った理由こそが彼の妹たる玖珂ゆかりにあるのではと僕は見ている。彼が妹を溺愛しているのは紙面からも読み取れるしね。現在のFHは妹を関わらせるに値しないと踏んだのだろう。今となっては気持ちは分かる。賢い子だよ。無知なりに自分の立場や要求されていることを噛み砕いて理解しようと努め、それに応じようとする。少し分際を弁え過ぎていると言ってもいい。もう少し不安や我儘を口にしてくれた方が御当主も気を揉まずに済むだろうにな。だがそれが彼女の優しさだ。優しいということはそれだけで大変な意義があることだよ、人間にはね。 | |||
| 赤い月 | 執着 | / | 嫌悪 | 僕はね、多少強引だったり悪どいやり方でなりふり構わず様々なことにあたってきた自覚はあるよ。その過程において害意が生まれたとしても、根底にあるのは害意じゃない。何も知らないままに踏みつけられる人間を守りたいし、そのために維持される社会秩序が絶対ではないが有効だと感じているからだ。語弊を恐れず言えばこれが僕なりの正義ということになる。その意味では今回の一件の犯人は既に僕の逆鱗に触れている。 | |||
| 支部ビルの向かいの蕎麦屋 | 執着 | / | 嫉妬 | 脳という器官はその半分ほどは1ヶ月もあれば細胞が全て入れ替わるのだという。ならば僕の脳の半分は蕎麦によって構成されていると言っても過言ではない。なんとなれば僕の食生活のほとんどは支部の向かいの蕎麦屋によって成り立っているからだ。蕎麦について語らせたらうるさいよ、僕。将来職を辞したら是非とも立ち食い蕎麦のプロとして生きていきたい。蕎麦といってもお上品なやつじゃないんだ。蕎麦粉が何割使われているのか知れたもんじゃない蕎麦を丼へ投げ入れて雑に汁を張り申し訳程度の具を載せたもの。これをむっつりとした表情で手を合わせて遮二無二啜り、5分もしない内に汁まで綺麗に飲み干して速やかに立ち去る。こういうものに僕はなりたい。 | |||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| アドヴァイス | 1 | メジャーアクション | 〈交渉〉 | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ― | |
| 次に対象が行うメジャーアクションのクリティカル値を-1(下限値6)し、その判定のダイスを+LV個する。 | |||||||||
| 支援射撃 | 2 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 効果参照 | 2 | ― | |
| 「技能:〈射撃〉」の武器を装備中、対象が判定を行う直前に使用する。対象の判定のダイスを+LV個する。このエフェクトの射程は装備している武器の射程となる。このエフェクトは、あなたを対象にできず、1ラウンドに1回まで使用できる。 | |||||||||
| ファンアウト | 1 | セットアッププロセス | ― | 自動成功 | 範囲(選択) | 至近 | 4 | ― | |
| 対象は戦闘移動を行う。移動先は対象が決定する。対象はこの効果を拒否可能。このエフェクトはあなたを対象にできず、1シナリオにLV回まで使用できる。 | |||||||||
| 要の陣形 | 2 | メジャーアクション | シンドローム | ― | 3体 | ― | 3 | ― | |
| このエフェクトを組み合わせた行動の対象を3体に変更する。このエフェクトは1シナリオにLV回まで使用できる。 | |||||||||
| 導きの華 | 3 | メジャーアクション | 〈RC〉〈交渉〉 | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ― | |
| 対象が次に行うメジャーアクションの判定値を+[LV×2]する。ただし、購入判定には効果を発揮しない。 | |||||||||
| 妖精の手 | 3 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | ― | |
| 対象が判定のダイスを振った直後に使用する。対象の判定のダイス目のひとつを10に変更する。このエフェクトは対象が判定を行っている最中にも使用できる。このエフェクトは1回の判定につき1回まで使用でき、1シナリオにLV回まで使用できる。 | |||||||||
| 力の法則 | 3 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 4 | 100% | |
| 対象が行うダメージロールの直前に使用する。そのダメージを+[LV+1]Dする。このエフェクトはあなたを対象にできず、1ラウンドに1回まで使用できる。 | |||||||||
| プロファイリング | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 物品や品物を観察し、通常は気付かないようなちょっとした情報から対象の人物像を描き出すエフェクト。かのシャーロック・ホームズのように、あなたは少しの情報から真実を導き出す。GMは必要と感じたなら、適切な〈知識:〉による判定を行わせてもよい。 | |||||||||
| 領域封鎖 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 空間を歪ませて領域内にたどり着くことのできない場所を作り出すエフェクト。目には見えていても、あなたが認めたもの以外はその場所に近づくことはできない。GMは必要と感じたなら〈RC〉による判定を行わせてもよい。また、戦闘中はこのエフェクトの効果は適用されない。 | |||||||||
コンボ
Make My Day
- 組み合わせ
- 「アドヴァイス」+「要の陣形」+「導きの華」
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 交渉
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 3体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 11
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 3
- 100%以上
- 3
- 3
対象3体に対し次に行うメジャーアクションのクリティカル値を-1(下限値6)し、その判定のダイスを+LV個し、判定値を+[LV×2]する。
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Glock 17 | 6 | 射撃 | 〈射撃〉 | 0 | 4 | ― | 20m | 9mmパラベラム弾を使用する傑作拳銃。その威力は常人ならばともかく超人たるオーヴァードを仕留めるには心もとないものであるが、「護身用にはこれでも十分」と真澄が言い切るのを証明するようにこれまで彼の身を守ってきた。 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウェポンケース | 1 | 一般 | |||
| 思い出の一品 | 2 | 一般 | |||
| ウィンドスカーフ | 10 | 一般 | あなたの【行動値】に+3する。 | ||
| コネ:UGN幹部 | 1 | コネ | |||
| コネ:情報収集チーム | 2 | コネ |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 0
| 5
| 149
| 10
| 0
| 164
| 0/164
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
黒耀真澄という男の経歴は複雑だ。
元・公安警察であり、元・UGN査察部局員であり、元・UGN日本支部監察部局員。
更に付け加えるならば元・UGN改革派であり、アッシュ・レドリックによって霧谷雄吾を失脚させるために送り込まれた刺客だった。
そんな彼も現在は日本のしがない一地方であるK市のしがない零細支部のしがない支部長。
過去を鑑みればあからさまな左遷先であり、真澄はというとすっかり頼りない昼行灯となってしまっている。
かつてはアッシュ・レドリックに見込まれるほどの洞察力と手段を選ばない問題解決能力を未だ秘めたまま。
若き日の黒耀真澄は現在と同じく飄々としつつも日本国の秩序のために身を粉にして働こうという若者だった。
旧帝大を卒業して警察庁へと入り、やがて公安警察へ属する。そこで熱意を持って人々のために働いていた。
私生活でも結婚をし子供を授かった。横紙破りなやり口から職場ではトラブルも多かったが、彼にとって満ち足りた日々だった。
それが20年以上前のこと。中東の輸送機撃墜事件によりレネゲイドウィルスが全世界に拡散される以前のことだ。
レネゲイドウィルスによって世界が一変した後の混乱期を真澄は公安警察内部で経験している。
徐々にウィルスの影響が顕在化し、“怪物”による超常的な事件の数々が勃発し始め、その対応に真澄は奔走することになった。
まだコードウェル博士による論文が各国政府に届けられる前からウィルスが社会に与える実態を真澄は目の当たりにしていた。
何が何だか分からないが、確かに人間が人間でなって化け物のような力を振るい、人々を傷つけている。
まるで悪夢のような状況にも真澄は人々の安寧を守る側の者として必死で立ち向かった。
次第に妻子の元へと帰る時間が減っていった。それでも心の中ではずっと愛していたし、こまめに電話もかけて連絡を取っていた。
ある日、いつも繋がっていた電話が繋がらなかった。何故か嫌な予感がした。迷った末に仕事を切り上げ、自宅へと急いで帰った。
真澄はそこで己の妻子を殺害してその肉を食い漁っていたジャームと出くわすことになる。
かつて真澄の手によって逮捕された犯人がその後ジャーム化し、真澄に対する復讐心から行った犯行だった。
真澄はその現場を目の当たりにしたこととジャームの襲撃で重症を負ったことによる精神的ショックでオーヴァードに覚醒。
そして犯人を殺害して昏倒。駆けつけた同僚に収容された。論文の発表により各国政府が真実を知る、たった2日前の出来事だった。
妻子をジャームに殺害されたことへの怒りを胸に秘めて復職した真澄だったが、程なくして公安警察に落胆することになる。
国内ではUGNの受け入れに対し労働厚生省、公安警察、防衛隊のそれぞれが真っ向から対立。
レネゲイドという力への対応が遅々として進まない現状に失望した真澄はやがて職を辞し、UGNの日本支部へ転職することにした。
時はコードウェル博士がニュージーランドの研究所で事故死した直後。次第に風向きが変わりだしたUGN内部で真澄は頭角を現す。
もともと公安警察内部でも切れ者で名が通っていたのだ。おまけにUGNは公安警察よりも締め付けや遵守すべきルールが緩い。
なりふり構わないやり方で多くの事件を解決へと導き、名を売った真澄は日本支部からUGNの本部へと籍を移すことになった。
配属先は査察部。当時、アッシュ・レドリックが局長を務めていた部署である。
真澄は自分より歳下のアッシュという人物に対して心酔していたわけではない。むしろ問題も多く抱える人物だと評している。
だが彼の人類の守護者たらんという決意は本物だ。そこに人の長たる資質を認めて真澄は彼に従ったし、改革派にも加わった。
真澄自身、UGNという組織は痛みを伴ったとしても根本から変わらねば混迷を深める世界に対応できないと感じていた。
アッシュがUGN中枢評議員へと栄転するまでの数年間、真澄は彼のもとで働き、アッシュからの信頼を得ている。
やがてアッシュが評議員となって査察部局長の席が空いたことで局内での人事異動が始まり、真澄も昇進の機会を得た。
が、これを真澄は辞退。理由はアッシュから内々に打診を受けていたためである。日本支部へ戻れと。
そして日本支部でUGN穏健派の筆頭のひとり、霧谷雄吾を失脚させよと。
UGN本部の査察部から日本支部の監察部への移転。表向きには左遷のようであったが、特命を秘めて真澄は粛々と行動を開始した。
折しも日本支部はクーデターの発生により支部機能が低下していた時期であった。
その混乱を利用し、真澄は霧谷雄吾へ接近しつつ彼が支部長として強権を発動し隠蔽した数々の事件の証拠を掴んでいく。
一方で、若くも理想と情熱をもってオーヴァードやUGNの未来のために行動する霧谷へ密かに感銘を受けた。
彼への好感を覚えつつも、その発言力を低下させ更迭の機会を得るための刺客という立場を真澄は緩めなかった。
しかし真澄の辣腕は逆に彼の首を絞める結果となる。
霧谷雄吾がUGN側の責任者を務めたプロジェクト・アダムカドモンの捜査を真澄が秘密裏に始めたことを本部が察知。
妨害を受けたことで真澄は立場を悪くし、また霧谷を守ろうとする一派によって抑えていた証拠を抹消されたことで真澄は敗北。
蜥蜴の尻尾切りとばかりにアッシュからも縁を切られ、真澄もUGNを去ろうとしたところに待ったをかけたのは敵だった霧谷だった。
彼に拾われる形で日本の地方支部へと配属され、以降はその立場に大人しく収まっている。
ローザ・バスカヴィルが同じ目的のために評議会から日本支部へ送り込まれたのは真澄が失脚したあとのことになる。
行動の多くが秘密裏だったことからK市の近隣の支部からは『以前は日本支部で結構凄かったらしい』程度の認識の持ち主が一般的。
ただしごく一部の裏事情に精通している者からは相当な悪者として恐れられている。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
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