容姿・経歴・その他メモ

▶モチーフ
雨、涙、天、朝顔、嵐、暴風雨
朝顔花言葉「はかない恋」「固い絆」「愛情」

▶RP指針

一人称：私
二人称：君、苗字にさん付け、親しいなら名前
特徴・語尾：敬語。穏やかな口調
癖：左手にはめた指輪を撫でる
好きな物：婚約者、雨、遺産
嫌い・苦手な物：遺産、裏切り、涙
目的：死者の蘇生。/自分の死

▶性格

全体的に穏やかな物腰の青年。医者を目指していた過去があるので、知識も豊富（PLは知りません）、新しい知識を取り入れることを好む。
どちらかというと感情を優先するタイプの人間で、他者の感情も優先したいと思っているが、遺産を手に入れてからは難しくなってる。なによりも合理的な答えが見えると口を噤んでしまう。
そのため、飄々となんでも交わしてしまうようになった。遠回しな言葉で自分の本心を交わすのが得意（かなぁ…？）。直接的な回答を求められたり、直接的な言葉を伝えられることができない。
人並み以上にに罪悪感を感じてはいるが、突き付けられることがなければそれも含め全て交わしてしまう。
現在はUGN本部の遺産研究者として遺産を研究しながら、攻撃能力もあるためたまに前線に呼び出される形で活動している。
遺産を使って、かつて失った婚約者を生き返らせたいなって思ってます。

▶コードネームの由来

空知らぬ雨＝空は晴れて雨の気配すらないのに頬が濡れている様。涙の連想語
アクアレイン=アクアマリンとかけまして！

▶戦闘スタイル

PCはいつも和傘を差している。その傘の広がる範囲はPCの領域で、その領域内から見る空はいつも、雨に濡れている。他者には決して見えることのない。彼の領域内でのみ降り続ける不可視の雨。
腰に吊るした海板に触れると、その雨は影となり具現化する。空が零した涙のように降り続ける雨は、その悲しみで突き刺すように、触れた敵を抉り、穿つ。
海板はPCの感情でその威力を膨れ上がらせる。合理的な判断を強要し、押し殺された感情を喰らう。
喰らった感情が現れるかのように、風が起こり、空は荒れ、雷が堕ちる。海上で沸き起こる嵐のように戦場を荒らし狂う。

PCは攻撃手段と対照的に、和傘の下で静かに微笑でいる。

▶PCが嫌がること（PLはされたら歓喜乱舞！！）

・合理的な判断を迫られる。
・感情論で訴えられる
・純粋な好意を向けてられる

▶このPCでやりたいこと

・裏切りは嫌いなので！裏切りと向き合いたい。
・自分の感情と向き合いたい
・雨と涙の要素をうまくいかせたらいいな！

▶過去設定

いいお家柄の青年。両親が医者であり、望まれるがまま医者となり、決められた許嫁と結婚する予定だった。
親に決められた職に就くのに抵抗はなく、親の期待についてもなんとも思わなかった。期待に応えるだけの力はあったし、新しい知識を得るのは楽しかった。
許嫁については最初こそ戸惑いの方が激しかったが、触れ合ううちに惹かれていき恋愛結婚といっても差し支えがないほど相手のことを愛していた。
今思えば自分には自分がなかったのではないかと思いもする。親の言われるがまま仕事も結婚も何もかも決められたレールをなぞってきたのだろう。けれど彼女に対する愛情は本物だ。本物でなければならない。

彼女と婚約をしたのは船の上だった。喜びに満ちた表情で指輪を受け取る彼女の顔を見て、心からいとおしいと思えた。安心したと同時に、この感情を永遠に忘れないと誓った。

しかし、その船は地上に戻ることなく転覆することとなる。
その船には遺産が乗せられていた。嵐と海流を操る、海鳴の石板。
海底に眠るレネゲイドクリスタルを得るため、FHが利用するために持ち出したものだった。
しかし、セル内に遺産の所有者と認められるような人材はおらず、この船内で適応者を探すため、FHのテロが開始される。
場所は海の上。UGNの救助は遅れ、多くの犠牲者が生まれた。
空と海は荒れ、船上に逃げたPCと婚約者の体を雨が濡らし。寒さと恐怖で震える彼女の体を抱きしめていることしかできなかった。

結局、オーヴァードに一般の人間が抵抗できることはなく、彼女は遺産の犠牲となった。適用することもできず、オーヴァードですらない彼女は遺産に触れ、レネゲイドにその体を食い破られて絶命した。
指輪を受け取ったときの、喜びに満ちた笑顔とは対照的に。その顔は雨と涙に濡れ、けれどもPCを不安にさせないようにと笑っていて。最後まで自分を案じ、涙を流しながらも笑顔をつくって死んでいった彼女に、今までの幸福な時間が全て上書きされていくような感覚を覚えた。自分のせいで、彼女は死んだ。これまでの笑顔も無理をさせていたのではないか。自分がこの船に彼女を呼ばなければ、自分が先にその石板に触れていれば。
自己嫌悪と罪悪感は怒りと悲しみを呼び、荒れ狂う空と海の如く彼の体中をかき乱した。
その感情に従うまま、合理的ではない答えだったが。彼女の仇を果たしたくて、目の前のFHに抵抗した。なんでもよかった。こいつらの気に食わないことをしてやろうと思った。
無駄な抵抗は何かを生み出すことなく終わり、そのまま殺されようとしたとき。
海鳴の石板はその非合理的な答えを是とした。
遺産はPCを適応者として彼を覚醒させた。
彼の意のままに雨風はやみ、海は凪いで。代わりに黒い雨が降った。影のようなその雨は、FHの体を穿ち貫いて。
そのまま彼は助かった。

その後、救助に来たUGNに保護され、レネゲイドの存在、遺産の存在、その他もろもろを学んだ。
遺産の詳細を知ったとき、この遺産に彼女は殺されたのだと、恨む気持ちと同時に、人知の超えた存在である遺産の力があれば、死者を蘇らせる手段もあるのではないかと思いいたる。
ただ憎しみを募らせ、強大な力を拒絶するよりはずっと合理的な思考。
以来、のめり込むように遺産を研究している。
今度こそ彼女を助け出すために。愛おしさに上書きされた涙に濡れた彼女の顔を消し去るために。
本当の彼女の言葉、彼女の顔は正直、もうよく覚えていない。

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