救出前

実験体

長月は物心がつく前から、FHにいた。彼女に知る由はないが長月を引き取ったセルは生まれた時からオーヴァードであったのだろうと、そう考えている。
長月に対して行われた実験は至ってシンプルで『オーヴァードの回復力』を計るという、ただそれだけのものだ。ゆえに、長月の身体は斬られ、叩かれ、刺され、潰され、燃やされ、凍らされ、あらゆる手段を用いられて拷問を受けた。

命の終着

その実験に対する長月の順応は早かった。痛みを受けるのは｜息を吸うのと同じことである《・・・・・・・・・・・・・》と理解した。ただ、それは結果として長月の心を守るのに役立ったというだけで、長月の命を守ることには何も役立たなかった。長月に対する実験が始まってから救出されるまでの長い長い月日は、確実に長月の命を削り取った。長くは生きられないであろうことは、長月自身がよく分かっている。

救出後

生来の狂気

実験から解放されれば何もかもが良くなるというわけではなかった。ぼろぼろの身体のこともそうだったが、取り分け心の方も問題だった。傷つくことが当たり前だった長月はセルの誰からも傷つけられないと自らの身体を自ら傷つけ始めた。｜生きている《・・・・・》という実感を得るためだった。
それゆえに普段は刃物等からは遠ざけられている。がピンを隠し持って度々身体を刺している。

セル内での役割

情報収集係兼物質調達係兼交渉役。
UGN・FH・ゼノスの情報を手広く集め、”彼”が実験体を救い出す手助けをしている。また、不要な情報を売買することでセルの会計を助けている。
気質故にセル内に友人はいない。身体も弱いため、遊びに参加することが出来ないことも一因である。

セルでの生活

虚弱故にあまり動かない。必要のある時は《猫の道》で楽をしたり個人的に飼っている動物に《アニマルフレンド》でお願いをして手伝って貰う。
ラッシー:ゴールデンレトリバー、主に長月の運搬役。
荼毘丸:黒猫、主にリモコンとか持って来てもらう

履歴

1話成長
交渉3→7、調達1→4
強制起動者取得、強化ビジネススーツ常備化、妖精の手をLv3で取得
2話成長
失敗作、デモンズシード、サスペクト取得
コンセ2→3、神の御言葉5→7
誘蛾香、雪の女王、地獄耳、声無き声取得

セッション履歴