容姿・経歴・その他メモ

◆鳴神君敏(なるかみ・きみとし)

高校二年生。同年代の平均的な体型よりもやや小柄。
着衣はパーカーを好む。雨の日でも困らない、フードを被ると他人と目を合わせずに済む、着易さ等の理由。

◆日常

鳴神家は都内で知る人ぞ知る資産家一族で、現当主は四男二女を儲けた。君敏は四男。
学業の成績は良い時も悪い時も「並」の範疇を出ず、君敏は一族の中では(相対的に)出来が悪い。
文武両道の肉親に囲まれているためか、内心では肩身の狭い思いをしている。
とはいえ六人兄弟となれば両親からの圧も軽く、罵倒されるようなことも無いので、劣等感以外に悪感情は抱いていない。
現実逃避的に中学時代からパソコンゲームにのめり込む。最近になって趣味が高じ、プログラマーへの一歩を踏み出した。
まだまだ未熟だが、自身の唯一の取り柄という認識が芽生えつつある。

実家は八王子にあり、中学生までそちらで暮らしていた。高校生からは父親が所有するマンションで暮らしている。
大学生の兄(三男)、高校生一年生の妹(次女)も、同じマンションに住んでいる。普段は家事を分担しながら半同居の状態。
二人にはちゃんと他の部屋が割り当てられているので、適当な理由をつけて一人にしてもらうこともできる。

◆非日常

将来性を見込んだ霧谷雄吾によってイリーガルに登録されてはいるものの、君敏本人は活動に消極的である。
彼の精神性はまだ、ごくありふれた一般人の、年相応の少年の域を出ていない。
それでも、周囲の厚いサポートのお陰でなけなしの勇気を絞り出せるようになった。
本職が命を賭す戦いには流石に臆してしまうが、逃げない。家族や友人、罪のない人々を傷付けられる方が怖いのだ。

肉体面の才能には恵まれておらず、まともな戦闘訓練も受けていないことから、素の身のこなしは素人同然。
しかし戦闘時には《アームズリンク》等の己の肉体や武器を強化するエフェクトを用いて、動作補助を行なえる。
UGNイリーガルとしてのコードネーム"未達の適応者"(アダプト・リンカー)はこの戦闘スタイルから命名された。

×アデプト(adept)　熟達・達人などを意味する形容詞・名詞
○アダプト(adapt)　順応・適応などを意味する動詞

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