FHのセルの一つ”だった”もの。拠点を船とし、各地を移動しており、セルメンバーのバロールとオルクスの能力者を経由して
幽霊船のように各地に移動していく。

任務では物資や人員の移動を行ってきた。また表向きは貿易商として動いており、裏社会では”金を積めば必ず届ける”運び屋集団として認知されていた。


あの事件で壊滅するまでは・・・

とある場所の港町の貧困街の生まれの少女。一番最古の記憶は、お金の入れられた袋を両親が受け取り
家が変わった時の記憶だ。

そこからは、外には出れず、常に裁縫の仕事をさせられていた。
外を自由にあることも、人としゃべることも、食べる事も、何も自由にできなかった。

唯一の楽しみは、仕事場の下の酒場から聞こえてくる、船乗りの旅の自慢話を聞くことだった。
”いつか僕も自由にイキたいな”

そんな事を思いながら過ごしていたある日、仕事道具の針が壊れてしまう。

このままではまた怒られてしまうと、慌てて、代用になるものがないか見渡すと、一本の針が落ちていた。
それに手を伸ばすと誤って指に刺さり、血が滴る。

するとどうした事か、黒い靄と共に男性が現れこういった。『これはこれはお嬢さん。俺は悪魔ファウスト。対価を受け取り願いをかなえる悪魔だよ。願いのある者のところに現れるのが私たち悪魔。さぁ君の成しえたい願いを言いなさい。その対価いただくけどね』

そして、僕は願ったのだ。『僕は悪魔“あなた”になりたい！世界を自由に移動し、人に好きにお話をして、自分のやりたいことをする。そんな悪魔“あなた”に！』


そう、今までの私は全て悪魔に挙げた。体も、名前も。貴方の仕事も引き継ぐ代わりに。

僕は、“俺”は、ファウストになった。自由を愛し、つまずくものに手を差し伸べる、そんな悪魔に。
さぁ、君の願いを言ってごらん。できる限りかなえよう

①もともといい様に使われていた女児だったよ
②悪魔の伝承のレネビと契約してオーヴァードになったよ。
③それまでのすべてを上げたので、名前は悪魔の名乗ってた”ファウスト”になったよ
④でも彼のしていた仕事（ＦＨ）も引き継ぐことになったから、ＣＮは彼に挙げた元の私の名前”グレートヒェン”になったよ。
⑤それ以降は自由を愛し、任務をこなしてたよ。ついでに自分と同じように束縛されている子供を覚醒させてはセルに入れていったよ
⑥船を拠点にしてたよ。でも壊滅したよ。
⑦みんな死んじゃった。どうしよう。悲しいな。なんでそうなったかは知りたいな。
⑧自分の家族を奪ったんだから、対価を回収に行かなくちゃね。
以降、シナリオに続く_