過去

ヴィランズイヤー中にオーヴァードとして覚醒。
同時期に両親が蒸発、詳細は不明。
路頭に迷う中、目つきの悪いひねくれ者と組み、
生きる為、犯罪に加担し食い扶持を繋いでいた。

10年前に酔っぱらった身なりの良い爺さんをカツアゲしようとして、
気が付いた時には空を仰いでいた。

首根っこを捕まれ、連れと屋敷に拉致、眼前には本物のヴィラン達が並んでいた。
確実に死んだ、そう思いながら連れとうな垂れていると、
爺さん……"総長"は私らを組織「Guns'Life(ガンズライフ)」の構成員にすると宣言しやがった。

目を丸くする私らを前に豪胆に笑い、近くのヴィランは服を見繕い始め、
仕舞には働く為に食えと言わんばかりに食事を用意していた。

一度だけ、何故あの時ガキ二人を拾ったのか"総長"に尋ねた事がある。
「世間知らずのガキとはいえ、人生で初めて喧嘩を売られてな、気に入ったのさ」
酒が入ったからか、歳をとったからか……、初めて聞いた優しい声色だった。

現在

"総長"の死後、組織は分裂した。
大体の連中は古巣を去り、中には構成員を手土産に他組織へ転向する腹積もりの連中も居た。
私もガキの頃から組んでる腐れ縁のジョセフと共に、
組織の参謀だったProf.スノーマン、まだ世話のかかるハーミット、
二人を見捨てられずに分裂抗争に身を投じる。

幸運なことに私らは生き残って新しい生活へ舵を切り、奇妙な何でも屋を始めた。
……不幸なことが1つだけ、
私は右脚を失い戦線を離れサポートに徹さなければならなくなった事だ。

相棒が仕事に向かい、帰りを待つ。
それが此処まで不安になるとは知らなかったな。

性格

楽観主義、世話焼き、豪快主義の三点盛り。
前線復帰までは組織内の生活能力皆無な面々を取り仕切り、
兵站確保と物資、資材の調達を主にしていた。

粗暴な腐れ縁が稼ぎ、享楽的技術者が組み上げた新しい脚をはめてみる。
頼んだ覚えは無い、ただ望みながら諦めていた。
もう一度、前線(相棒の隣)へ私は歩き出した。

ハ「腐れ縁というより、押掛女房だと思うっす」
ス「　そ　れ　以　上　は　い　け　な　い　」

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