UGN、FHによる非道な人体実験により人生を破壊された人。最初はプロジェクト・アダムカドモンによって。二度目はロバート・ショートによって。
彼女がオーヴァードの世界に足を踏み入れたきっかけは、ネグレクトの家庭から不良グループに居場所を求めたことから始まった。そのグループでは違法薬物の使用が横行しており、彼女もまた流れで手を染めた。ある日、新しい薬物が入ったと売人から勧められ買ったそれはEXレネゲイドに汚染されていた。彼女は致死量のレネゲイドを体に取り込み、感染により覚醒。そのままプロジェクト・アダムカドモンの実験体としてFHに回収され、ダインスレイフの暴走によりアダムカドモンがご破産になった後はFHに引き取られる。

ロバート・ショートの実験動物兼FHチルドレンとなった彼女は、オーヴァードとしての強い潜在能力を引き出すための蠱毒ともいえるおぞましい実験にて生き残ってしまった。強いストレスによりジャーム化寸前になっていたが、幸いにもアダムカドモンの情報封印を求めるUGNによって助け出された。しかし過去UGNで受けた仕打ちを覚えている彼女からすればUGNも信用できる組織ではなかったが、霧谷の土下座と破格の待遇もあり、UGNエージェントとして活動することに。

現在は歌舞伎町にて薬物撲滅・青少年保護の活動をしつつ、孤児院の職員としても働いている。だが霧谷のことは未だに信用しておらず、できる限り距離を置き警戒している。

「愛なき愛の下に」
彼女は愛を知らずに育った。子供や青少年とどう触れ合えば彼らは幸せになるのか、彼女は何ひとつとして分からない。故に彼らが幸せに暮らせる環境を作ることが自分ができる愛情表現だと考えて行動している。そのためなら悪人を演じることも厭わない。

・不器用な人です。不器用な人は総じて生育環境に問題がある人が多い印象です。汐見さんはその局地。
・正義で物事を語らない。彼女は大切な人のために戦っており、それが自分の身勝手でもあると理解している。
・誰かのためにしか生きられない可哀想な人。自分の価値を低く見積もりすぎている。
・弾丸のように撃ち出した血に斥力を纏わせて戦う。当たったら体がぐっちゃぐちゃになる。
・Furiousは"猛烈"の意。蠱毒の如き人体実験の果てに生まれた人だからめちゃくちゃ戦い方が苛烈。