子煩悩で未亡人なパパ。
妻である『文並 桜(あやなみ さくら)』を、交通事故で11年前に亡くしている。
養子であるPC①も、実子であるPC②も平等に愛している。

妻の桜の仏壇に、息子たちの日々の成長を話しかけるのが日課。

妻である『文並 桜(あやなみ さくら)』とはUGNに所属してから出会った。
桜は家族をFH関連の事件で亡くしており、そのときにUGNから保護された非オーヴァードである。
UGN職員として働く桜に、最初の頃こそ実験体である銀は「無力な非オーヴァードである」という差別的な意識で接していたが、桜の人柄に徐々に絆されていき、銀から告白して交際に至った。
桜との間に子供(PC②)を授かり、日々大きくなっていく息子の成長に喜び、この上ない充足した日々を謳歌していた。

マラコーダが西彩市で起こした殺傷事件で、非オーヴァードの民間人を守ろうとして、桜が命を落とすまでは。

復讐の鬼と化した銀が、FH壊滅作戦の際に発見したPC①を保護したのは、PC①が幸福の絶頂を迎えたときにこの手で殺して、これから育つ息子(PC②)との幸せを奪われた桜の恨みを晴らしてやろうと思った。

しかし、PC①と過ごすごとに家族としての愛しさが芽生え、やがてPC①への逆恨みとも取れる復讐心を薄れさせた。
10年の間に「憎むべきはマラコーダ本人であり、何も罪を犯していない、ただ血が繋がっているだけのPC①へ与えられる罰など何一つないのだ」という考えに至る。
10年という年月は、逆恨みを抱えつづけるには愛しさが勝ってしまった。
PC①にマラコーダに関する記憶が無さそうであるという点も相まり、時が来るまで、あるいは永遠にこの秘密を抱えていこうと決意する。

マラコーダ関連のことを子どもたちに伏せているため、桜の死因は「交通事故から通行人をかばって亡くなった」という風に伝えている。

今ではPC①にもPC②にも平等に接する子煩悩パパとして過ごしている。

タイトル

ロイス：マラコーダ
推奨感情:P執着/N憎悪
ワークス/カヴァー：UGN支部長/指定なし

　あなたは西彩（さいさい）市のUGN支部長である。
　ある日、FHエージェントによる暴動事件を解決したPC②から届けられた手紙にマラコーダという名を見つけた。
　「マラコーダ」は、かつてこの西彩市を脅かしたFHセル「マレブランケ」のセルリーダーであり、あなたの仇敵だ。
　やつは危険だ。何か事件が起きる前に早急に手を打つほかないだろう。

ロイス：PC①
推奨感情:P慈愛/N指定なし
ワークス/カヴァー：UGN支部長/指定なし
　あなたはPC①に嘘をついている。PC①はマラコーダの実の子だ。10年前、FHセル壊滅作戦に参加したあなたはそこで負傷したPC①を発見する。マラコーダに強い憎しみがあるあなただったが、PC①をUGNへと連れていき、自分の養子とした。
親の罪に子は関係ない。10年間共に過ごしたPC①はあなたにとって大切な家族だ。
（公開タイミング：PC①がこの真実を知ったら）