容姿・経歴・その他メモ

UGNホワイトハンド所属。
21歳にして医師免許を取得している、外科手術のスペシャリスト。

ものすごく几帳面かつ神経質で、ハンカチをピッタリと角が揃うまで何度でも折り直すような男。
常に何かを睨みつけているような目をしている。
自他ともにたいへん厳しい態度で接する男である。

だが、見た目や性格に反して情に厚い面もある。
命に対して諦めの悪い者に対しては強く共感を示し、その手助けを惜しまない。

姉の入家(いりえ)初(うい)とは対照的に、子どもたちからの評判はすこぶる悪い。

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外科手術において最も大事なこと、それは決断力だ。
1cm、1mmのズレ。1分、1秒の遅れ。そんな僅かなものがあっけなく死を招いてしまう。救命の最前線。
早く済ませなければ患者を苦しませる。だが、もっと良い方法があるのではないか。
思考と手技を天秤にかけ、刻々と状況が変わるその一瞬ごとに、行動を決断していく。
その責任は、果てしなく重い。
結果として恨みを買うことも少なくはない。

なぜそこまでして生命に向き合うのか、時折考える。

「死にたい」という嘆きは、「生きたい」という叫びと等しい。
僕はそのことを、この身に刻みつけられている。

だから僕は、拾い続ける。
この世界に絶望し、諦めてしまった者の声を。

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