容姿・経歴・その他メモ

履歴

【profile】
一人称：オレ
三人称：(名称)クン、(名称)チャン

【個性】
その男はよく目を見ている。
目の前の者の半生などは関係ない、ただ等身の貴方を見ている。

その男はよく人に好かれる。
盲目的に好かれ、利用的に好かれる。
好かれない方がマシなほどに。

その男は倫理観を持ち合わせている。
持ち合わせてはいるが、必要を感じていない。

その男はその場を大事にする。
過去も未来も関係ない、現在で楽しいか。
ただそれだけだ。

【生い立ち】
物心ついた頃から父親のみで育てられ、慎ましく生活していた。その頃は生活に必要なレベルの借金だったが、父親の死後にお金の知識を持ち合わせていなかった無月は暴利に喘ぐ程の借金額に膨れ上がっていた。
しかしそんなのはお構い無しでのらりくらりと生活をし、返済に必要であれば臓器を売ったり肉体労働でお金を工面していた。
無月は無邪気に人に好かれる性格だったため、夜の街で輝かしく生きる疲れた女性に寄り添い穏やかに過ごしたかと思えば、日常に刺激の欲しい男達に交じって派手に過ごすこともあった。
無月はただ居るだけだった気がするがそんな事に気がつく人はいなかった。

「生きるのって大変だ」

そういった言葉を何食わぬ顔で受け取り続ける。

【邂逅】
BARで出会った行きずりの女性に言われた。
「生きるのがつらい」と。
「それなら隣にいるよ」と言ったその晩、彼女に手を引かれついていった。
誰かの住居だろうか、複数の男女が酒を飲み談笑していた。
その中で話を聞いていると大きな七輪が出てくる。
何も載せない七輪に疑問を抱いていると脳みそがクラクラとしてきた。
酒が回って来たのだろうか。
気が付いたときには床に臥せ、死に際に地獄を見た。
その時強く願った。

「死にたくない」と。

気が付けば血塗れの中心にいた。
すでに死んでいたのだろうか、その前に自分が殺したのだろうか。
砕かれた七輪と小さな穴だらけの人間が落ちていた。

ヘビが笑う。

そこからＦＨの生活が始まった。


【生活】
依頼があれば断ることは基本的にない。
決まった住所はなく、その晩であった人や関係の続いている人の家に転がり込んでいる。
どうしても行く場所がないときだけ訓練施設の床で寝ている。

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