容姿・経歴・その他メモ

N市の繁華街の中心から離れたM町の飲み屋の二階　そこに住み込みで働いている楽天的な男
人懐っこく短気ですぐ頭に血がのぼるが、人に手を挙げることはなく、
たいてい喧嘩になるとボコボコにされている。

おおよそ二年前にM町のゴミ捨て場で倒れていた。戸籍もわからず、訳ありと思った住民たちが何も聞かずに彼の世話をしていた。
覚えているのは馬鹿のような名前だけ。
『バカの一番』『名前負け』などと言われているが、町の住人からは愛されているようだ
『親父に捨てられた』『バカだから学校が卒業出来なかった』と言っている。

暇があれば人探しをしている。「自分と違って頭の良かった兄弟」らしい。

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UGNの過去に頓挫した計画によって育てられていた実験体の一人。
彼らには名前もコードネームも無く、ただ番号で呼ばれていた。
相棒の2nd(セカンド)と共に名前をつけて呼び合っていた。　自分は一番、相手は大二。　名字は白紙（はくし）を読み替えただけのものだ。
まともな教養も与えられなかった彼らが付けられる名など、それが精一杯だった。

1stは白兵戦闘に特化しており、打撃で相手の体内を瞬時に赤熱化するように設計されている。

二年前のとある作戦に投入され失敗、2ndは行方不明、1stは死亡寸前の重傷を負った。
リザレクトによる復帰も難しく、機密発覚を恐れたアールラボによって『廃棄処分』が下された。
だが、職員の一人が彼の境遇を悲惨に思い、密かに町に捨て置いた。
そしてオーヴァードに知識のある知り合いの男……今は飲み屋をやっている人物にコンタクトを取り、保護するように促した。
現UGN日本支部長　霧谷雄吾の派閥がその計画を凍結する前の話である。

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