容姿・経歴・その他メモ

本名：狡噛廻（こうがみ　めぐる）
実験番号：No106

（AGITO時系列）
14歳：現在
13歳：アトランティスに加入
11歳：UGN脱走
9歳～11歳：UGNで人体実験
9歳：助けてもらった
～9歳：FHで人体実験

小さい頃に、双子の幸生ともにFHに捕らわれた。
周りには同じように捕らえられた少年少女たちが多くいた。
彼らは実験動物のように扱われ、多くのものはその中で生命を落としていった。

その中で、運良く、幸生と廻は生き延びた。
物心がつくころから、宿っていた力の影響もあるのだろう。

アルマレグナム、輪廻の獣。
それを宿す彼女は多くの戦場で暴れてきた。
力を発動するだけで辺り一帯を殺戮する破壊兵器。それが彼女に求められた役割だ。

殺戮の限りをつくす彼女を同じFHのメンバーもともに組みたいとは思わないだろう。
便利な道具、実験動物、それが彼女を表す言葉だろう。

幸生だけが彼女を人間として、家族として扱ってくれた。
だから、彼女は獣ではなく、人間として自我を保てていた。

それなのに、幸生も死んだ。
本来は廻が行く予定の任務だった。だが、連日の実験を危惧して、兄が変わると言い出した。
最初は断ったが、彼女は自身の中にある獣を抑えられなくなりつつあるのも自覚していた・・・。
そのため、最終的には折れた。

だが、それが間違いであった。
アルマレグナム・遺産＜？？？？＞を持つ、彼女の真の価値を評価する任務（実験）だったのだ・・・。
それまでいくつもの任務を生き延びてきた幸生でも、生きて帰ってくることはできなかった。
そもそも、生きて帰ってくる前提の任務ではなかったのだから。。。もしかしたら、幸生はそのことを知っていて、変わると言い出したのかもしれない。その答えはもう知ることはできないが。。。

幸生の死を知った彼女は、獣となった。
そのFHセルを壊滅させ、逃げ出した。
幾度といくつもの機関に狙われ、そのたびに戦い傷ついていった。

心と身体がボロボロになり、さまよっていたところを一色寵子が救ってくれた。
普段の彼女であれば、その言葉に耳を貸すことなく、殺していただろう。
でも、そのときの彼女にはそれだけの力がなかった・・・。

だから、一色の手をとってしまった。

だが、それは間違いであった。結局、ここでも実験動物として扱われるだけだ。
その檻にいれるために、甘い言葉をかけてきただけだったのだ。裏切られるのは信頼したやつが悪い。
FHで嫌というほど学んできたことを忘れてしまっていたようだ。

だから、培養液のケースの外で泣く彼女のことが心底嫌いだった。

今の廻は、AGITOというコードネームでしか名乗ることがない。
本名が必要なときには幸生の名前を使っている。
舐められないように、男の格好をし、女であることはひた隠しにしている。

誰も信じない。信じるほうが馬鹿を見る。

アトランティスの人間も信頼していない。だが、利用しているだけだ。


口癖：死ね。雑魚が！！！
罵詈雑言をいっぱい言うよ！

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