ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

負等数 廃度 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

悪夢の公理Q.E.D.負等数 廃度ふらす はいど

プレイヤー:藍雨猫

年齢
性別
星座
身長
体重
血液型
ワークス
研究者
カヴァー
物理学教授
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ノイマン
バロール
HP最大値
28
常備化ポイント
6
財産ポイント
6
行動値
8
戦闘移動
13
全力移動
26

経験点

消費
+4
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 神童と呼ばれ、その期待に応え、理数分野で突出した才能を示した。
待ち望まれた子
経験 覚醒前までの人生の価値を喪失し、覚醒後の人生の意味を喪失した。
喪失
邂逅 御調律はUGN所属時のごたごたに手を貸してくれたし、その後もしばらく面倒を見てくれた。既に僕は自分が死のうが生きようがどうでもよかったのでどちらと言えば「勝手に世話された」という感じだが。とはいえ世話になったのは事実だし、借りを返せる機会があれば返したいと思っている。
借り
覚醒 侵蝕値 僕は死を前に覚醒したわけでも、実験により無理やり覚醒させられたわけでもない。美しき数学の世界、物理学の神秘の最奥。『知りたい』という根源的欲求が、内なる悪魔を呼び起こしたのだ。
渇望 17
衝動 侵蝕値 僕が間違っているのならどれほど良かっただろう。僕は検算し続ける。世界の正しさ醜さを確かめ続ける。
嫌悪 15
侵蝕率基本値32

能力値

肉体1 感覚1 精神6 社会2
シンドローム0+0 シンドローム0+1 シンドローム3+2 シンドローム1+1
ワークス ワークス ワークス1 ワークス
成長1 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC 交渉
回避 知覚1 意志 調達1
知識:物理学4 情報:学問1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 奇妙な隣人 オリジン:レジェンドを1lvで取得
シナリオ 御調律 誠意 嫉妬 あなたの下で動くのは存外悪くないと思い始めていたのに
ヨハン C コードウェル 好奇心 侮蔑 君は何かを知っているのか?
リヴァイアサン 信頼 隔意
ファンダリカ 感服 憐憫
シスター 同情 隔意
アンドロメダ 同情 憐憫

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
コンセントレイト:バロール 2 メジャーアクション シンドローム 2
C値-LV(下限7)
死神の瞳 5 メジャーアクション 〈RC〉 対決 単体 視界 3
射撃攻撃を行う。命中した場合対象が次に受ける攻撃のダメージ+[LV+1]D。この攻撃で対象にHPダメージは与えられない。効果はシーン終了か効果適用まで継続
悪魔の影 1 メジャーアクション 〈RC〉 対決 単体 視界 5 80%
射撃攻撃を行う。命中した場合、対象は次に受ける攻撃に対してリアクションを行えない。この攻撃で対象にHPダメージは与えられない。
天性のひらめき 2 メジャーアクション 効果参照 4
あらゆる能力値判定および技能判定に組み合わせ可能。C値-LV(下限7)戦闘中使用不可
生き字引 1 メジャーアクション 〈意志〉 自身 至近 2
全ての〈情報:〉の代わりに使用可能。ダイス+LV個
インスピレーション 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近 2
GMに対して疑問点を直接質問できる。GMは回答を拒否できるが、その場合は使用回数に数えない。1シナリオ1回。他エフェクトと組み合わせ不可
写真記憶 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
完全記憶保持者。忘れることは許されない。
吸着 1 常時 自動成功 自身 至近
重力操作。リンゴが落ちるか否かは物理法則ではなく私の支配下にある。
オリジン:レジェンド 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 2 RB
そのシーンの間【精神】の判定の達成値+【LV×2】

コンボ

世界が何故美しいのか、それは既に証明済みだ。デーモン オブ ラプラス

組み合わせ
天性のひらめき生き字引
タイミング
メジャーアクション
技能
意志
難易度
対象
自身
射程
侵蝕値
6
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
6+1
8
100%以上
6

全ての〈情報:〉の判定において〈意志〉で振ることができる。その際ダイス+1、C値-2

私が何故醜いか、それは私以外に証明できない。デーモン オブ マクスウェル

組み合わせ
コンセントレイト:バロール死神の瞳悪魔の影
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
8
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
6
8
100%以上
6
7

命中した場合、対象は次の攻撃に対してリアクション不可、ダメージ+6D

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
10 0 124 0 0 134 0/134
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

一人称は僕。
卑屈で厭世家。
覚醒した時点で彼のそれまでの人生は否定され、またその後の人生も無意味となった。
覚醒時のあれこれを誤魔化す際に御調律に世話になり、そのままUGNにいる。(御調律への義理立てとやりたいことや行きたいところもないという思いから)
もはや彼にとって人生は余暇ですらなく、いつ死んでもいいと危険な任務に参加し続けているが、彼の異能は常に生存に繋がる解を導き続けた。

数学で、この世界は書き表せると思っていた。物理学で、この世界は動いていると思っていた。
今や全てが理解る。落ちるりんごの運動方程式は数秒先の世界のかたちを教えてくれる。そして、僕の能力は美しきそれを最も容易く捻じ曲げた。

世界が美しいことを知った男

僕が覚醒した時の状況は、他と比べて少々特殊だったらしい。「交通事故に偽装された襲撃により数十名が死亡、うち1名が覚醒」そんな記録が大量にあることを『知った』とき、僕はとても驚いた。僕はそんなに劇的ではなかった。ある意味、極限状態ではあったのだろうけど。
僕は◯市の大学で准教授をしていた。研究テーマは『量子重力理論の完成』一般相対性理論と量子力学の統一を目指す物理学における最重要未解決問題だ。博論の指導教員からは「無謀だ。人生を棒に振る気か」と何度も言われた。しかしこの問題には僕が人生を賭けるに値する魅力があり、僕には僕こそがこの問題を解決するのだという自信とやる気に溢れていた。
とはいえとっかかりすら簡単に掴めるようなものでもなく、准教授として激務をこなしながら黒板に数式を連ねては消し、連ねては消しを繰り返す日々を送っていた。

数学という概念を知った時、なんて美しいんだろうと思った。世界は、数学で書き表されるのだと思った。
物理学という概念を知った時、なんて素晴らしいのだと思った。世界は、物理学で動いているのだと思った。
いつか、世界の全てを定義する数式を導けたなら、どんなに幸せだろうかと思った。

その日は朝から頭痛が酷かった。頭が捩じ切れ、視界が歪んでいるかのような錯覚を覚えるほどに酷い頭痛だった。しかしどうしても教務課に出向かなければならない用事があり、僕は大学へ向かっていた。大学へ近づくほどに頭痛は苛烈さを増し、着く頃には立っていられないほどだった。一旦休もうと手近な部屋に入る。そこは使われていない教室だった。保健室へ行くにも誰か呼んで助けに来てもらうにも少し回復しないと無理だ。僕は近くの席に座って安静にしようと努めた。痛みはもはや身体全体を襲っていた。骨が軋むような、筋肉が破裂するような、全身のあらゆる部分に圧力を感じた。近くの教室でも講義は行っていないのか、周囲はしんと静まり返っていた。
ふと、痛みでほんの少しも動かせそうにないと思っていたのに何故か、ふと、顔をあげた。
目の前に黒板があった。まっさらで、上下にセパレートする大きな黒板だ。それを見た瞬間、僕は頭が真っ白になった。そして、

コンマ1秒後。いや、あるいは何時間も呆けていたのだろうか。とにかく、僕は自分が今抱える研究テーマに対して革新的なアプローチを閃いた。一刻も早く検証しなければならない。ああ、ちょうどいい。目の前に黒板がある。これに書いていこう。
数式を連ねる。痛みは、知覚されなかった。
定理を導く。鼓膜の破裂は、知覚されなかった。
理論を構築する。溢れ出る鼻血は、知覚されなかった。
証明を完了する。眼球の充血は、知覚されなかった。
そうして、世界が定義され、絶叫は、認識されなかった。

目を覚まして、僕は『それ』を認識した。『それ』は既存のあらゆる理論と矛盾し、しかし、完全に正しいことを僕は『知った』
そうして、僕の人生の全ては無意味となり、代わりに数学と物理学は僕の支配下となった。

昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように思えた。
だが、僕の知らないところで。

────世界は大きく変貌していた。

ラプラスの悪魔 Laplace's demon
「ある時点において作用している全ての力学的・物理的な状態を完全に把握・解析する能力を持つがゆえに、未来を含む宇宙の全運動までも確定的に知りえる[1]」という超人間的知性

マクスウェルの悪魔Maxwell's demon
熱力学第二法則に違反した、物理学的に分子に「仕事」をすることなくそのエントロピーを操作できる存在。あるいはその思考実験。

Wikipediaより一部引用

負等数廃度の未解決問題

次に目が覚めた時、僕は病院のベッドに寝かされていた。
「ん、気がついたみたいだね。調子はどう?自分の名前とかわかるかい?」
横からにゅっと中性的な顔が覗き込んできてそう聞いてきた。
「負等数廃度、29歳……あなたは?」
「おっと失礼。私は御調律。UGN所属のエージェントで君を保護した」
「UGN、UGN……ああ、なるほど。覚醒、保護、はい、理解しました」
「おや、物分かりがいいね。それとも既に知っていたのかい?」
「いえ、今知りました」
御調は少し考えるような仕草をする。
「……なるほど、また難儀なシンドロームを……よし、必要ない気もするけど相互のすり合わせも大事だからね、一通り説明をしても良いかい?」
「はい、よろしくお願いします」
そうして御調はレネゲイドやUGNについてをはじめ、僕の身に何が起きたかについてを丁寧に教えてくれた。それは僕が「知った」内容とも一致しており、しかし僕は最後まで口を挟まずに静かに聞いていた。
「……というわけで、状態が安定したら君もUGNエージェントとして協力してくれると嬉しい。もちろん本業をしつつ必要な時だけ力を貸すイリーガルという道も
「いえ、大丈夫です。エージェントとして働かせてください。本業はもう、必要がなくなってしまったので」
「……本人がそう望んでいる以上、私が止める筋合いはないね」

そうして僕は訓練期間のあと、正式にエージェントとなった。基本的に御調の下ではたらいていた。もう人生においてやりたいことがなかったため、最後に自分を保護してくれた御調に恩を返して死のうと思っていた。
被害を最小限に抑える御調と窮地でも活路を見つけてしまう僕は、作戦においてメンバーの高い生存率を誇っていた。

御調が姿を消してから、僕は各地を放浪していた。半分イリーガルのような感じで、訪れた支部の依頼を受けたり鉄砲玉になったり。
どうにも僕は、シンドロームの影響もあってか考え出すと止まらなくなってしまうようなので、最近はあまり考え事もしなくなった。刹那的に戦いに身を投じ、いつのまにか唯1人生き残っている。それでも考えてしまうことはある。御調はどこに行ってしまったのか。一言言葉を残してくれれば、もう本当に思い残すこともないのに。
この世界に神はいない。それは既に証明してしまった。では、僕は何に救いを求めれば良い?

硝煙、嘘、悪魔に裏切り。美しい世界の中で、僕だけが歪んでいる。

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No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
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