髪色:黒髪
瞳:黒
肌:小麦色
好きな事:写真撮影

転機が訪れる。夕焼けが反射する一面の海を芸術だと感じた。どこにでもあるようないつもの景色だが、平凡な人生に辟易としていた富郎にとっては人生という道を大きく作り変えるには十分なその景色は綺麗さと儚さを持っていた。この景色を残したいと思った富郎はそこからは行動が速かった。少ない貯金を切り崩してカメラを買い、あの日見た景色を残すまいと何度も足を運びカメラのフレームに収める日々。やがて富郎には友人ができ、学生を卒業した後には写真家となり、写真家としては食べていくことは難しい為、度々探偵のようなことをこなして食い扶持を稼いでいる。主にUGN日本支部や神城早月がお得意様となっている。

能力に目醒めたのは、何故かはわからない。ただ、覚えているのはあの時、まだ何かが足りないと思っていたことだけ。いつの日か彼のポッカリと空いた穴を埋めるかのようにそれは現れた。それと同時に何かを掴んだようなそんな気がしたんだ。それが何かはわからない。けれどこの能力を使っていけばいつしか変われるのかも知れない。そう信じて今日も
彼は写真を撮る。

富郎の学生時代に発足された活動内容不明の組織。月に一度OBである富郎含めた4名による定例会議が行われている。どのような会議が行われているかわは不明である。