容姿・経歴・その他メモ

「雨音、待たせたな。一緒に帰るぞ」
「せっかく掴んだ第二の人生だ。精一杯楽しまなきゃな」
「ああ...やっぱり、この瞬間だけは気分が悪い」

岩桧葉　紫苑（いわひば　しおん）。
N市立高校にほど近い喫茶店の長子として生まれる。コ○ダ珈琲的な。人気メニューは「ふわふわ自家製パン：季節のジャム添え」。
おとなしく目立たない男の子だったが、幼少期に患った大病を乗り越えてからは見違えるように活発な子になった。
その明るい性格からか学内では人気者のような立ち位置になっており、クラスでも学級委員を務めているなど充実した日常生活を送っている。雨音とは十数年来の仲であり、小さい頃に将来を誓い合った仲でもある。

...となっているが、紫苑は幼少期に一度死んでいる。
今も生きている理由はただ1つ。死を契機としてオーヴァードに覚醒したからだ。
紫苑自身、幼いながらそのことを何となく理解してしまったのだろう。両親に余計な心配をかけまいと、UGNに所属し明るい自分を演じている節がある。それと同時に、変貌してしまった自分をどうしようもなく嫌っているため、力を行使する瞬間に昏い顔を覗かせる。そんな顔をしないように、紫苑は日常を全力で楽しむ。次に来る『いつか』が来ても、後悔をしないように。

ライダーシステムについて

紫苑の戦いをサポートする自律型戦闘外装機構、システム名「ライダーシステム：幻夢(ゲンム)」。その発展形である「デンジャラスゾンビ」。オーヴァードの中でも死が覚醒の切欠になっている者を装着者として選抜するシステムであり、その適格者として選ばれたのが紫苑である。
戦闘機構として紫苑の戦闘能力をある段階まで引き上げることを実現するのと同時に、搭載されている薬物投与により彼の中にある死への欲求を抑制することが当該システムの真の目的。日常生活を送っている分にはそこまで問題はないのだが、レネゲイドを通じて敵と相対したときに紫苑の希死念慮は高まりを見せ、暴走したときにそれが最高潮になる。だがこのシステムが存在するおかげで、気分が悪い程度で済んでいるので自他共にこのシステムは手放せないものとなっている。
......“不可視の獣”“黒い本”、これに類する事件に対処する中で、紫音の幻夢(ゲンム)は彼自身の『死』のデータを蓄積しているようだ。ローマ数字で10を意味する「 X(テン)」から、未知の変数を表す「 X(エックス)」へと変貌する日は近い。

履歴

PC1用ハンドアウト
　ロイス：一戸瀬 雨音(ひととせ あまね)
　推奨感情：P 庇護／N 不安
　カヴァー/ワークス：高校生/UGNチルドレン

君はN市支部に所属するUGNチルドレンだ。
いつもと何ら変わりない日常、隣には幼馴染の笑顔。
そんな日々が消えたのは、いつの事だっただろうか。
月日も思い出せない程、ショックだったのだろうか。
最早今となっては分からない。
だが、そんな君の元に、ひとつの情報が入る。
「一戸瀬 雨音が生きている」
その言葉の真偽を探るべく、君はN市支部が受けた依頼に、真っ先に名乗りを上げた。

PC1用ハンドアウト
　ロイス：一戸瀬 雨音(ひととせ あまね)
　推奨感情：P 庇護／N 猜疑心
　カヴァー/ワークス：高校生/UGNチルドレン

それは、とある任務終わりの事だった。
病院で入院していた君の幼馴染、一戸瀬 雨音との帰り道。
何気ない時間、他愛ない話、続く会話はくだらないものかもしれない。
それでも、いつも戦闘や潜入任務に駆り出される君からすれば、さぞかし心が安らいだ事だろう。
その日の帰りに、あんな不幸な事故が無ければ。

PC1用ハンドアウト
　ロイス：一戸瀬 雨音(ひととせ あまね)
　推奨感情：P 庇護／N 猜疑心
　カヴァー/ワークス：高校生/UGNチルドレン

世界の滅亡の話が出てからと言うものの、学校内はそう言った話題で持ち切りだ。噂好きの学生たちは、やたらと尾ひれをつけたりして、どんどん噂を広めていく。
そんな中、キミの幼馴染である、一戸瀬 雨音が、突如として行方をくらませた。
もしかしたら、世界の滅亡の話と何か関わっているかもしれない。
嫌な予感を覚えたキミは、一刻も早く雨音を探し出さねばならないと、いの一番に支部へと連絡を入れた。

セッション履歴