一人称:私
二人称:アナタ、○○(呼び捨て)
口調:明朗快活、うざいくらいに元気がある。ただし、それは周囲に人がいればの話であり、孤独に近付けば近付く程しおらしくなっていく。我儘だが甘えん坊、長女のようで末っ子気質。

サンプルボイス

「私、梔子有紗！　困ったことがあったらなんでも言ってね、力になるから！」
「ち、小さいからってバカにするなー！　いいじゃんか、コーヒー飲んでても」
「つなぐ。ひらく。わたしが、みちびく。おにさん、こちら、てのなるほうへ」
「……お願い、だから。ひとりにしないで、ください。何でもします、捧げますから」

5年前、幼馴染達が行った降霊術。正直、興味なんて微塵も湧かなかったし、寧ろ怖かったけど。

でも皆がやるならと、自分も参加してしまった。止めていればよかったと、もう何度悔んだことか。

甲斐谷翔。アイツのことは嫌いじゃなかった。何となく素直になれなくて、喧嘩ばかりだったけど。

でも、嫌いなんかじゃなかったのに。すれ違いを正す機会は、幼さ故の過ちで未来永劫消え去った。

私は何故、生き残ったのか。……いや。私はとっくに死んでいる。死んでいるのに、動いている。

これは恩寵？　それとも呪い？　───答えはまだ、見えてこない。

　5年前、幼馴染達と共に行った降霊術。成功だったのか、失敗だったのか……最早そんなことはどうでもいい。結果として、理外の存在は馳せ参じ、対価に少年少女の青春を奪っていった。
　何より、子供の悪戯であったとしても、世界の守護者が愚か者どもを見逃す訳もない───深淵に触れた者達に、惨劇の再演を恐れた大人達は生涯に渡る首輪を望んだ。だが、それは一人の少女の提案によって打ち止められた。「私の未来と忠誠を引き換えに、私の保護下に皆を置けませんか」と。
　かくして現在、少女はD市のUGNを統括している。これは、守護者より下された贖罪の重責と十字架。立ち止まることも、振り返ることも許されはしない。それでも、これは単純な話だった。屍と生者であれば後者を優先するのは当然だし、何より。仮初でも以前と変わりない日々が送れるなら、あと少し長く皆と一緒にいられるから。少女は今日も、守護者どもの片棒を担ぎ続けている。

　少女の肉体は5年前に死しているが、何故か屍のまま動き続けている。この5年間で一切成長していないのはこのためであり、実は味覚もなくなっているらしい。昔は苦くて大嫌いだったブラックコーヒーを愛飲しているのは、苦味に鈍くなった&これまた何故かコーヒーだけは辛うじて味を感じ取ることができるから。この事実はUGNには伝えているが、幼馴染達や日常の住人には伝えておらず、必死に隠している。

能力ルーツ:不明

　真名明かされぬ邪神の因子が活性化する時、少女は決まって「門」を創造する。
　「門」の姿は何でもよい。ある時は古ぼけた木製、或いは鋼鉄の扉だった。また、ある時は摂理の上にて生ける者のみ映さぬ、くすんだ鏡。また、ある時は突如として生まれる空間の裂け目。姿形なぞは重要ではない。要は、女子の血に流るる悍ましきもの、地に足付かぬものどもと常世とが繋がる道が創造されるということだ。
　扉を開き現れるのは、狂気と破滅の体現者ども。忌まわしき力であるが、理外に対抗するにはうってつけのカードでもある。だから、今は守護者達からも頼られている。人の世を守っている、今のところは。

作成方法:フルスクラッチ
消費経験点:54点
適用サプリ:『上級』『UG』『EA』『LM』『HR』『NC』『IA』

　他者からのロイスに依存するデータなので、他者に依存する造形がいいなと考え出力した結果生まれたキャラクター。お姉さんぶるのと我儘な末っ子気質の折衷案みたいになりましたね。
　コーヒーだけ飲める云々は大体東京喰種から影響を受けました。コーヒー以外の味が分からないのに料理が作れるのは、構成する成分を逆算してるから。ので、《無上厨子》以外では作れない設定で行こうと思います。

　データとしては気軽に振り足せる単体アタッカー。範囲アタッカーにするかも迷いましたが、シーン攻撃持ちいるし折角ならということで。メモリー3個持ちだし、皆にロイス取ってもらいつつ盛大にロイスボムしてC値2砲打てると楽しいかなぁとか思ってます。一発屋な構成なので、ミドルから活躍が見込める構成……にしたのはいいものの、割と今回全員そうだから役割被るかなぁ()