・FHチルドレンの少年。華奢で中性的な顔立ち、普段から女の子用の服を着ていることも相俟って、性別を見抜くことが難しい。
・性格は分裂症気味で不安定。度重なる虐待や、FHに所属してからの薬物投与によるところが大きい。
・ただ「自分を愛してくれるもの」に対してはどこまでも従順で献身的。

・FHチルドレンの少年。華奢で中性的な顔立ち、普段から女の子用の服を着ていることも相俟って、性別を見抜くことが難しい。
・性格は分裂症気味で不安定。度重なる虐待や、FHに所属してからの薬物投与によるところが大きい。
・ただ「自分を愛してくれるもの」に対してはどこまでも従順で献身的。
・彼にとっての「愛」は自分に関心を向けてくれること。それは原義の愛であっても、打算であっても、悪意であっても変わらない。

・母親が彼を妊娠中、父親が浮気相手と蒸発。それにより母子家庭に育つ。
・男性不信に陥っていた母親は女児の出産を強く望んでいたが、生まれてきたのは男児であった。
・そのため、母親は生まれてきた彼を女の子として育て、少しでも男の子らしく振舞うと激しく虐待していた。
・その日々の中で、「ママが自分を痛めつけるのは愛しているから」と誤認するようになる。

・ついに5年前、母親は日に日に父親に顔立ちが似てくる彼を去勢すべく、下腹部を包丁で切りつける。
・運悪く大きな血管を傷つけられ、出血多量により死亡。その際に覚醒しオーヴァードとなる。
・みるみるうちに体内に戻っていく血液と、何事もなかったようにしている彼を気味悪がった母親は、養護施設の前に置き去りにする形で彼を捨てた。

・その養護施設は環境が劣悪な上、裏ではFHと繋がっており、FHチルドレンや人体実験の対象の提供元となっていた。
・彼もオーヴァードと発覚してすぐに訓練施設「プリズン」へと送られ、FHチルドレンとしての生活が始まった。
・元々は再生能力に特化したオーヴァードであったが、それを逆手に取った体の一部を武器として使える戦闘用オーヴァードとして紅月 妃呂美により調整を施された。
・ほとんど虐待ともいえる訓練の中で紅月 妃呂美を「自分を痛めつける人＝自分を愛してくれる”おかあさん”」と認識し、慕うようになっていった。
・ある程度訓練を受けた後は子どもという警戒されにくい見た目と、ボディチェックにも反応し得ない武器を持つことを利用し、要人暗殺などで成果を挙げている。

・だが、彼にも転機が訪れる。サイトウ（PC1）と出会ったことだ。
・サイトウ（PC1）は「プリズン」からの脱出計画のため、仲が良くなった彼に協力を求めた。
・言葉尻だけでも「愛している」と言われたことはあれど、明確に誰かに必要とされたことは初めてだった。
・サイトウ（PC1）から必要とされたことで、「愛を与えること」の心地よさに気が付き始めた。
・例えば、「”おかあさん”に愛されるため」や「誰かを殺すため」よりも「誰かを守るため」の戦いの方が気持ちがいいと思い始めている。
・またママや”おかあさん”が自分に向けていた感情は、本当の意味での愛ではないのではないか？という疑念も芽生えている。

・能力は文字通りの「指鉄砲」。
・まず、指の毛細血管に血液を集中させ肥大化させる。そして、指輪の中に仕込まれている極細のピアノ線を引くことで指を切断し、それをトリガーとして血の吹き出す反動で指を射出、弾丸にする。
・その指は超高濃度のレネゲイドを含んだ汚染血液がたっぷりと含まれており、着弾し皮膚を穿った瞬間に炸裂、敵を蝕んでいく。
・人間の指という小さな弾体のため一度に狙える人数は限られるが、その威力は絶大で非オーヴァードはおろかオーヴァードにさえ極大のダメージを与えうる。
・また、一時的に片手を使えなくなるというデメリットはあるものの、片手の指をすべて一斉射出することでより大きなダメージを見込むこともできる。
・その攻撃力もさることながら、攻撃対象に近づくための心理誘導の能力にも長けている。
・これは、同様の能力を得意としている紅月 妃呂美の戦術を真似したもの。

・好きなものは愛情。誰かからの心の底からの愛を受け取ることが、何にも優る望み。
・苦手なものは孤独。痛みも飢えも愛情として受け取れるが、誰からも愛されない状況には耐えられない。

一人称：ボク / 二人称：キミ
キャラクターカラー：#a84562（蘇芳）

《骨の銃》を中心に攻撃力を上げていく<射撃>アタッカー。
《死招きの爪》・《赫き重刃》+「サングイン」により低侵蝕値から高火力の武器を準備可能。
その上で侵蝕率80%を超えた際には《オーバーロード》によって更に武器攻撃力を倍加できる。