古くは5世紀末より神秘の血を継いできた秘密結社、隻獅子騎士団の当主一族に長子として生を享けた。
　もとは未来の騎士団の主となるべく教育を受けていたものの、歳の離れた妹がオーヴァードとして覚醒したのち、妹を当主とし、サイラスは当主を支えるものとして生きることを定められた。
　妹が成年となり、責務を真の意味で知るまでのわずかな間、中継ぎとして当主を務めている。
　自らを｜従獅子《ヴァサリオン》、｜Vassal-lion《臣下の獅子》と名乗るが、妹が真の意味で責務を知り、それを継いだ暁には｜獅子の心臓《コル・レオニス》を名乗ると取り決められている。

　取り決めが固まるまでの事件やSOG監査役となるまでの経緯が理由で、父とは極めて複雑な関係性。
　現在の立場に落ち着くまではさんざん反発していたが、仮の当主として拝謁を許された『氷の園』において心境の変化を迎え、それなりの折り合いをつけることを選んだ。

　己の血に刻まれた責務には理解を示しており、隻獅子騎士団の主が継ぐ約束も彼なりの形で約している。
　先代が取り決めたS・O・Gへの所属に関しては現在もあまりよい顔をしていないが、家と騎士団を存続させるための裏社会との折衝は積極的に行う。
　街と森を守ろうとするモチベーションは高いが、ご先祖ほどは森の主への忠誠を誓ってはいない。本人なりに敬意を払っているものの、あくまで身内優先。

　ジャームに堕ちた竜種を鎮圧した際に生死の境をさまよい、耳奥で響いた獅子の遠吠えに惹かれるように覚醒した。

　このときほとんど跡形もなく吹っ飛んだ両手・片足は、覚醒ののち本人の要望で義肢に置換した。
　外見としては機械義肢のものに似せているが、鉄の中にサイラスが操る樹の枝を張り巡らせることで四肢の代わりとしているというのが実情。

・竜種の鱗を編み込んだ外套
・ウロボロスシンドロームだし北欧どらごんのコケラ鱗とかが丁度いい気がしている
・良心を失う代償は傲慢になって己のみを信じるようになってしまう感じで現れる

　全体的に触れてもらって大丈夫です。覚醒の経緯とかな〜んも決めてないので……。
　強いていうなら隻獅子騎士団はそうメジャーな組織ではないと思うので、あっあの隻獅子騎士団！　というような反応はされないのかな？　みたいな印象を持ってます。
　SoGと名乗るとなおカドが立つので、知ってる人にはイリーガル登録のある妹さんの名前とかフィンおじの名前とか出してフォローを求めます。

ロイス：PC2　推奨感情：任意／任意
カヴァー／ワークス：UGN／指定なし
　きみはUGNチルドレン、またはエージェントだ。
　きみのもとへ元同僚から連絡があった。オーヴァードになりたての学生を保護したが、自分はFHに追われる身だ。どうか手を貸してほしい──と。
　それに前後して、共同で任務にあたっていたPC2が新たな情報を持ってくる。