容姿・経歴・その他メモ

「私たちにはこのくらいしかできませんので、あとは皆さんに一任しますよ〜。ね、ファルク?」

「精神構造に差異はありますが、彼らも我々と同じ知的生命体なのですよ〜。彼らが人間を知ろうとするように、私たちもまたレネゲイドを知らなければいけないと、私は思います」

「もうっ! フード咥えないでってば〜‼︎ 」

「飛んで、ファルク。私の血と魂を乗せて————‼︎」

　金髪碧眼の美少女カティと半機会生命体の竜型EXレネゲイドFALCのコンビ。カティはマイペースで心優しく強かだが少し抜けているところもあり、ファルクは陽気なイタズラっこだがやる時はカティに忠実なわんこ気質。双方共に龍暦院の研究スタッフの中でもとりわけEXレネゲイドやレネゲイドビーイングと友好関係を築き共存することへの意欲が強く、相手が余程“終わって”いない限りは対話を試みる博愛主義者でもある。ちなみにカティのネコ耳カチューシャは趣味で、ファルクにもつけようとしたら嫌がられたらしい。

　EXレネゲイドに寄り添いレネゲイドビーイングを理解すると称される研究方針でレネゲイドの良き隣人となることを目的としたUGN傘下の研究機関、｢龍暦院｣。そこに所属していたカティの母も博愛精神溢れる人で、カティもまた｢貴方が愛され助けられたように、彼らを愛し助けなさい｣と教えられて育つ。レネゲイド関連の物品に囲まれて育った彼女も緩やかに感染・発症するが、戦闘はおろかサポートもできない異能だったため、誰も助けられないと思い悶々とした日々を過ごしていた。“それ”と出会ったのは丁度そんな時だった。何かに襲われて逃げてきたのか、傷つき、弱り果て、それでも縋るように襲ってきた“それ”の様子で自分の異能を欲していることをなんとなく察し、その異能である血を躊躇いなく分け与えたところ、それまでの弱り果てた様子が嘘のように元気を取り戻し懐いてきた。龍暦院が保護し調べたところ非常に相性がいいことがわかり、カティはファルクを愛し、助けていくことを決意した。なお支部長に選ばれたのはファルクを助けた博愛精神を認められたため。

　UGNが混乱・疲弊している現在、龍暦院日本支部及び各地方支部の多くは拠点として研究所や人員、資料などを提供しており、彼女もレネゲイド関連事件の増えたN市近郊に新設された観測・研究施設の所長としてファルクと共に配属された。カティ自身もUGN職員や保護されたオーヴァードなどのバックアップをしているが、いざとなれば自らもファルクを連れだって出陣する。その様はまるで赤い彗星であり、ワーディングが追いつかずしばしば一般人に認識されてしまいがちなためちょっとした都市伝説になっている。

　カティの能力は自らの血に光エネルギーを溜め込む《聖血》であるのに対し、ファルクは自身の血中に取り込まれたエネルギーを取り出し、光エネルギーに似た形にして勢いよく噴出することで高速飛行を行う《彗星》。全く同じシンドロームであることも相まって相性は非常に良く、ファルクが聖血を取り込み貯蔵されたエネルギーを抽出・噴射することでハヌマーンに匹敵するほどのスピードを誇るようになり、また同エネルギーの射撃転用までもを可能とした。まさに2人1組の異能と言えるだろう。
　上記の性質上、カティの聖血に貯められる光の量に応じてファルクのエネルギー出力が向上する仕組みとなる。現時点でもそれなりの脅威ではあるが、これの威力がさらに上がることになれば、それは最早“厄災”そのものとなり得るだろう。彗星の如き姿から、FH辺りにメテオなどと呼ばれ恐れられる日も、そう遠くはないかもしれない。

PS.自分がGMした時にゾイド使いがいたのを思い出し、買いたての上級ルルブをフル活用して設定や構成を近づけさせてもらいました。もともとはDロイスを実験体にする予定でしたが、成長後の燃費が心配で……

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