登録名：出水十士
コードネーム：無別の両手
性別：男
出身：東京
誕生日：/10/01
身長：182.5
体重：79.3
血液型：A
所属：UGN
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：アザトース
シンドローム2：バロール
シンドローム3：────
特記事項：

・戦闘適性：B
・継戦能力：B
・命令順守：B
・陣頭指揮：B
・社会適性：B
・RC技術：B
・衝動耐性：B
・特異能力：E

UGNの法務処理室に在籍するエージェント。警察関係者などと連携し、UGNの活動に関する情報処理や法律関係の埋め合わせを行っている。平等性を重んじる性格で、自分の取るあらゆる行動に対して常にフェアプレーを心掛けている。また、それを他人に強要するわけではなく、むしろ、「自分の信条で相手の行動を歪めたり、迷惑をかけることがあればそちらの方が平等性を欠く」という考えの持ち主。
基本的には誰に対してもきっぱりとした敬語で接し、言いたいことははっきりというわかりやすい性格をしている。よく言えば真面目、悪く言えば頑固で、まがったことを極端に嫌う。彼がＵＧＮに籍を置いている理由もまた、ＦＨの行う行動に対して強い嫌悪を抱き、義憤に駆られたからである。

法曹界に大きな影響力を持つ旧家の一族、「出水家」の跡取りとして生まれる。昔から優秀だったために家族からは蝶よ花よとほめそやされて育ったが、同時に、自分以外の兄弟たちが、自分とは違う、ネグレクトにも似たひどい扱いを受けていることに気づき、不満を抱えていた。親に対し兄弟の扱いの改善を求めるも素知らぬ顔をされ、兄弟たちからも嫌味だと扱われどうすることもできなくなり、やるせない日々を送っていた。
ある日のこと、彼は、両親が下の子達を連れて家の地下室へと向かうところを目撃する。後をつけてみると、そこには、FHに弟を引き渡し、大金を握っている両親の姿があった。そう、出水家の持つ現在の権力は、FHによって裏打ちされたものだったのである。それを見た彼は怒り、その場で両親とFHを問い詰めるも、狂信者相手では話が通用するわけもなく、「見られたからには見過ごすわけにはいかない」というFHによって気絶させられ、弟同様に儀式の生贄にされることになった。

それから目を覚ました時、既に儀式は終わっていた。しかしそれは成功ではなく、『崩壊』というかたちで。そして、気づいた頃には、出水はオーヴァードへと変化していた。その場にある、出水以外の全てが死に絶えた空間から、何もわからないまま出水は外へと出、そしてUGNに保護。出水家に関する情報の告発が行われ、子供たちはUGNが引き取り、散り散りにさまざまな活動へと協力している。