容姿・経歴・その他メモ

日本政府で官僚として働く父親のいる家庭で生まれた。
数年前に両親が原因不明の離婚をしたことをきっかけに家庭崩壊。戸籍上は父に引き取られたが、きちんとした説明をしてくれない父や何故か自分から離れていった母親に強い不信感を抱くこととなってしまった。
荒んだ中学時代を過ごしていたところ、事務所を構えて街で何でも屋稼業をやっているという霧谷雄吾という人物と知り合い、仲良くなる。交流を深めていくうちに何でも屋稼業に誘われバイトがてら働き出すようになった。
同じ何でも屋に所属する同い年の初雪さくらや、学校の友人、紅沢瞳などが友人関係として挙げられる。

徹には伝えられていないが、両親の離婚の原因は徹のオーヴァードの覚醒。徹は自分の覚醒を完全に忘却している。
実は霧谷雄吾はUGNの日本支部長であり、政府高官である徹の父にオーヴァードの保護を依頼されたのが接触のきっかけ。

ストーリー中は精密な検査が出来なかったため所属後改めて検査をした所、ウロボロスシンドロームが発覚。
ウロボロスはその特殊さ故に極々最近までUGNで認知されていなかったシンドロームであり、その特性故にゼノスに狙われやすく、FHからも実験体として扱われるリスクが他のオーヴァードより高い。トライブリード症例の確認が直近1年以内の出来事であったのも発覚が遅れた大きな要因としてあり、FHから完全に出遅れていた為本部内ではウロボロスをジャームと同じ処理すべきではないかという声もある。

それだけならば他の支部の管轄でも納められたのだが、加えて「｜輪廻の獣《アルマ・レグナム》」が確認されたことにより、コードウェルの干渉を恐れたUGN本部から霧谷へ直々に徹の身柄の引き渡しの要求があった。プロジェクト・アダムカドモンの件から霧谷の理想主義を懸念していた一部幹部からの圧力もあったのだが、日本政府から「他国組織の都合で国民の人権を容易く無視するような事態が今後も続くようであれば、国として相応の接し方をせざるを得ない」という脅しにも近い通達があったことで最終的には霧谷が直接管轄する日本支部のチルドレンとして管理するという方向で話がまとまった。

変わらない生活を続けさせることがFHに情報を漏らさない一番の方法だと考えた霧谷の案により、監視は以前より多いものの相変わらず徹は高校生と何でも屋を続けている。上記の件から完全に情報統制が敷かれたため、現在も徹は自身をキュマイラ/ハヌマーンのクロスブリードであると認識している。

コードネームは「人妖の福音」。「アンコール・ストーリーズ」後キョウコから付けられた。｜外典《アポクリファ》は後の時系列でゼノス所属のクリスチャン、ローゼン・クロイツが皮肉を込めてそう呼び、都築京香がそれを気に入り浸透した。ゼノスの一部勢力はともかく、首魁のプランナーが何を考えているかは一切不明。

実は徹がオーヴァードに覚醒したのは「紅玉の瞳」の生命活動の影響であったが、その事実は瞳も徹も、UGNすらも未だ感知していない。

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