容姿・経歴・その他メモ
概要
楽天的で物事を常に楽しもうとする性格。
数百年を生きてきたが見た目は少年そのものである。
レネゲイドの研究を長年行っており、UGN日本支部の研究員でもある。
オーヴァードを人間に戻す薬という存在を聞き、これがもし本当なら自らの長い孤独を終わりにすることが出来るのではないだろうか。人に戻れば死ぬことができるはずだ。
数百年前にライラックという少年と親友になった。彼は不治の病を患っており死期が近かった。彼はアイビーが不老不死であることを突き止めて自分も同じ存在にしてほしいと懇願した。アイビーはライラックを失いたくない思いから彼に古代種のレネゲイドを感染させる。しかしそれは成功と呼べるものではなかった。ライラックは不完全な不死の力を手にしたがゆえに永遠に病に苦しむ結果となった。彼はそんな未来に絶望して自殺した。取り残されたアイビーは後を追うためにレネゲイドの研究に躍起になる。
ライラックとの死別から長い年月が過ぎた頃、偶然街中でライラックと顔のそっくりな少年と出会う。すぐさま彼に話しかけたが、話せば話すほど彼とライラックは全くの別人だと思い知らされた。そこでアイビーは思い立った。違うのならば作れば良いのだと。記憶を消し、不老不死の力を与え完全な代替品を作り上げることに成功した。
経歴
西洋の生まれ。
貧しさから親に捨てられていたところを孤児院の人間に拾われた。
アイビーを引き取った男は古代種のオーヴァードであり、長きに渡る実験と虐待とも取れる行為の末にアイビーは古代種のレネゲイドに感染させられる。後に、男はジャーム化し(あるいは既にジャーム化していた)アイビーを置いて自殺する。
男が死亡してからは何物にも縛られない自由な生き方を謳歌する。しかし、そんな生活も100年程度で終わりを迎える。不老不死の噂が広まってしまったせいで正体を隠しながら生活するようになる。
親しかった知人との別れを繰り返し、疲れと孤独から自殺を試みるも不老不死の力はそれを許さなかった。
死に続ける日々に飽きたころ、気まぐれからか学校に通うようになる。
想像通りの退屈な毎日だったが、一人の男がそれを終わらせる。ライラックというというその少年は周囲の人気者でありながら、時折どこか遠くを見つめるよう目をしていた。そんな様子が気になって彼とよく話すようになった。ライラックも達観した風なアイビーの事が気になっていたようで二人はすぐに親しくなった。アイビーにとっては数百年ぶりに親友と呼べる相手と出会うことができたのだ。彼の明るく人懐っこい性格とどこか陰のある瞳がアイビーの孤独を埋めてくれたのだろう。
しかしそんな生活も長くは続かなかった。ライラックは不治の病に罹っており憔悴していた。それを治すために不老不死の噂について調べていたようだ。
そんな時、数年前まで続けていたアイビーの自殺を目撃していた男によって自身が不死だということがライラックに露見してしまう。ライラックはアイビーを救いの神のように崇めるようになり、自分も不老不死にしてくれと懇願してきた。彼を救うために、或いは彼と別れたくないがためにアイビーは古代種のレネゲイドを感染させたがそれが最悪の結果を招くことになる。
ライラックは古代種の力を手にしたがそれは不完全な紛い物だった。病を治すことはできないが進行状況を停止させ、生きながらえさせることには成功した。しかし、それは裏を返せば永遠に病に苦しむという絶望的な未来を示唆している。そんな未来に絶望したライラックは自殺をしてしまった。不死の力は受け継がれていなかったのだった。
最期に彼は、「僕が死ぬのは決して君のせいじゃない。だから、僕の分まで君には生きてほしい」と言い残し自ら命を絶った。ライラックとの出会いはアイビーの孤独を埋めてくれたが、それ故に彼との別れは二度と埋めることのできない孤独を残した。
ライラックとの死別から、アイビーはレネゲイドの研究に躍起になる。
そうしていくらかの月日が経った時、偶然街中でライラックと顔のそっくりな少年と出会う。すぐさま彼に話しかけたが、話せば話すほど彼とライラックは全くの別人だと思い知らされた。
そこでアイビーは思い立った。違うのならば作れば良いのだと。記憶を消し、不老不死の力を与え完全な代替品を作り上げることに成功した。
しかし、重大な問題点があった。彼が不老だということは証明されたが、不死を証明する手段が存在しないのだ。いつ親友の代替品を失うかわからない恐怖の中、アイビーはレネゲイド研究にのめり込んでいく。
そうした中、プランナーの存在を知る。プランナーが日本のFHをまとめているという情報を手に入れ日本にやってきた。しかし、アイビーの存在が彼女のプランに必要とならなければ出会うことは叶わないだろう。
現在はUGNの研究員として日本支部に籍を置き研究を続けている。
能力
【蝕み】
アイビーの生成する魔眼から発せられる禍々しい光。それは指向性を持ったレネゲイドの波動であり、対象の肉体を脆くしたり限界を超えた駆動をさせることが出来る。
この能力はレネゲイドウイルスの「蝕む」という性質が色濃く表れている。故にこの力は他者に何かを与えるということは決してない。