江戸より続く剣術天現無心流」宗家の嫡男として産まれ、鍛錬は厳しくも平和な日常を過ごしていた。
ある日父親が野試合をしかけられ「刀を使わず気合のみで人を斬る剣士」に敗れる。
プライドと自身の半生を否定された父は打倒「薩摩☆DIE☆示現流」を目指し歪んでいってしまった。
狂乱した父を見て門下生は一人、また一人と去っていき残ったのは家族と一握りの兄弟子のみになる。
「自分が彼の剣士を超えればきっと父さんも昔の優しさを取り戻してくれる」
そう思い地獄のような修練の日々を彼は続けていた……がその日は二度と訪れなかった。

暴走した父は闇ルートからレネゲイド活性剤を入手、道場の全員に投与した。
PC1以外は全員ジャーム化し暴走。殺し合いを始める地獄絵図の中彼だけは人心を取り留めていた。
襲い掛かってくる技を競い合った兄弟子たち、愛してくれた母親、そして元凶である父親を切り伏せた後騒ぎを聞きつけたＵＧＮ芭六町支部長「四条院 幸臣」に保護される。
しばらくは彼のもとで過ごしていたが事件のトラウマもあり芭六町を出てUGN日本支部へと籍を移すこととなった。
長い療養期間を得て修練を積みなおし、現在は霧谷雄吾配下のチルドレンとして活動している。

かつて天より遣わされ悪逆非道の鬼を斬ったと言われた伝説の侍が起こした流派。
剣術、居合術だけでなく棒術、柔術、拳法と戦闘に関わる技術がハイブリッドされた実践的な流派。
「修練により人心を削り、神をその身に宿し人ならざる化身へと成る」を極意とする。
先代当主・父は国内だけでなく海外にも名を轟かせており地元警察の剣術師範代を任されるほどだった。