出典

ノアの出典は《旧約聖書の創世記》6〜9章における『ノアの方舟』が主となっている。
また名前の「ノア」も同じ章に登場する『無垢なる男ノア』から。
なお、尊敬等の好意的な感情から来るものではなく「お前には出来なかったことをする」「お前のようにはならない」というアンチテーゼで自ら名乗っている。

アンチテーゼ

無垢なる男ノアは少数を救い、その他全てを見捨てた。
それを快く思わなかったノアは『自分はその選択をしない』と決めている。
救うと決めたなら全てを救う。それをするべきだと考えている。
また、その逆も然り。

見捨てられた全てを受け入れた海底の暗い泥であり、地上の全てを呑み込まんと暗い手を差し伸べたした大波でもあるのだ。

衝動・欲望

ノアは出典の影響か、非常に強い衝動に悩まされている。
もとより汚れてしまった生き物達を沈める存在である以上、衝動の対象は生き物となる。
しかし、ヒューマンズネイバーの獲得及び恩人達の存在により、衝動の対象を生き物から「汚れその物」に意識的に変えることに成功。結果、金銀財宝がその対象となった。

故に彼女は常に金銭を欲し、その為に動き回る。
暴走し恩人達を呑み込む位ならば、その方が遥かにマシであるから。

また、彼女は金の味方であり、より多くの金銭が確実に手に入る方の味方をする。

容姿

一目見たとき『白』という強い印象を抱かせる。
また、純真や無垢、清楚な雰囲気の衣服を纏う。
綺麗な表面とは裏腹に、その本質は黒。
人間的な表面を取り除けば暗い泥の塊である。

このような容姿を取るのは彼女の死生観からである。

死生観

死とは闇、暗影、又は眠り。
生とは光、輝き、又は活動。
生死は表裏一体であり、状態の区別でしかない。

生命は常に暗がりより生まれ出る(光は輝きの中に在っては輝かない)。

故に死とは次に生きるための休息期間であるとノアは考えている。

能力

《ノアの方舟》を出典とするノアは、呑み込む、薙ぎ払う、護ることに優れる。
攻撃を呑み込み受け入れる海底の泥としての能力。
地表を薙いだ神裁としての能力。
仲間を護る方舟としての能力を備える。
また、影を操ることで情報収集などを行う。
イリーガルである為に、ある程度の事は1人でこなす事が出来る。

ワーディング演出

世界が僅かな時間暗転、暗転が解ければ世界は一変。
あらゆる影が太陽へ伸び、晴れ間だと言うのに濡れない雨が降り注ぐ。
別に世界全土を覆ったりとかしてる訳ではなく、周辺のみ。

盾役をやる経緯

ある日ノアは気がついてしまった。
「！…なるべく働かないようにって皆の後ろでウロウロしてたから『あいつ何もやってないからコレやらせようぜ』的な感じでノアの負担が増えているのでは！？」

余裕があれば任される。
役割が決まらずにフワフワしてると当てはめられると。

「つまり皆を守る！と高らかに宣言しつつドヤ顔でふんぞり返ってれば役目は盾役だけ……うへへ」

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