容姿・経歴・その他メモ

其の者、危険の具現なり

──彼の逆鱗に触れてはならない。
　彼を知った奴は次にそのことを知るだろうな。それを知らない愚鈍な奴はすぐに消えちまうんだから。彼にある指標は己にとって快(たのしい)か不快(たのしくない)かそれだけだ。長生きをしたいなら、彼の周りを嗅ぎまわる鼠のような真似はするな。うろちょろして変な真似をしなければお前さんに目を向けることもないだろうからな。
　欲望の渦巻くこの狂気の街、ラウレスアレアでは暴力、恐怖さえもが秩序をもたらすルールになりうるのさ。故に、彼はアンダーグラウンドのNo.2。暴力と恐怖を持ってお前たちを支配する者だ。

────数年前、無法者(パニッシャー)が仲間と呼んだ男の言葉より

誕生、そして放浪

ボクの生まれ、か…。確かそれなりの資産家の第一子として生まれたはずだ。ま、生まれながらのオーバードとしての力を周りの奴が不気味に思わないはずもなく、一気に見る目は期待の子から化け物へ。化け物を管理するのが怖かったんだろうね。捨てられたよ。そこからはフラフラと放浪して、ラウレスアレアにたどり着いたって感じかな。
──あの人、優秀な子を産むための胎だったのにこんな化け物産んじゃって、家でどんな扱いされてるんだろうね。

たどり着いた答え

ブランさんに会っていろいろ教えてもらった結果、アンダーグラウンドのNo.2になったワケだけど、ブランさんと同じ手法での支配ってのはやっぱボクに向いてないね。暴力で支配する方が向いてるよ。適当に睨みをきかせてウロチョロする鼠を始末する。そうしたら鼠もいなくなるし、見せしめにもなる。一石二鳥だろ。

仲間、加賀美　圭について

加賀美について…。特に語るべきことはないよ。弱っちいやつだった。だから死んだ、それだけだ。…ただ、今もいたならボクの人生も…いや、ifの話をしても仕方ないな。

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