容姿・経歴・その他メモ

PC②【独りのヒーロー】
ワークス：UGN チルドレン／カヴァー：指定なし
ロイス：“鬼哭する星影(テロル)”二色 憂星(にいろ ゆうづつ)　P/N：友情/隔意

キミは抵抗組織『アトランティス』に2年前に入った中堅だ。

キミと憂星は、幼い頃から仲の良い友人同士だった。
いつものように 2 人で遊んでいたある日、“鬼”のような異形の怪物に誘拐されてしまう。
キミたちの危機を救ったのは 1 人の青年。
「怪我はない？俺たち“UGN”が必ず守るからね」

その後の事も、青年の顔もよく覚えていない。
幼い頃の断片的な記憶。
しかし、キミと憂星にはその姿が「ヒーロー」のように見えたのだ。
“UGNで活躍するヒーローになる！”
それがキミたち2人の夢になった瞬間だった。

…時が経ちUGNチルドレンのコンビとして活動を始めたキミたちは、しばらくして裏切者を精査・処分する部隊に配属された。
そんなある日キミはUGN脱走を企てた。
裏切者を処分する日々に嫌気がさしたのかもしれないし、キミのやり方や価値観に合わなかったのかもしれない。
そしてそれを成し遂げたのだ。
──反対する憂星を残して。

その後、行く当てのなくなったキミは抵抗組織の一員となった。
キミの夢は破れてしまったのだろうか。
キミがなりたい“ヒーロー”とは、一体何なのだろうか。
…今でもキミは、星空を見上げると憂星のことを思い出す。

※脱走のことを憂星に言わず出て行っても構わない。詳細はGMと相談すること。

履歴

抵抗組織『アトランティス』のメンバー。

冷静かつ冷淡な性格。
こと任務においては、感情による予断を挟まないドライな仕事人気質。
かといって酷薄というわけではなく、仲間とコミュニケーションを図ろうとする一面もある。

かつてはUGNにて裏切者を精査・処分する部隊に所属していた。
掌に作り出す“彗毒”と呼ばれる隕鉄から、一酸化炭素やシアン化水素を含む有毒ガスを発生させる。
裏切り者をジワジワと追い詰める姿は、“星蝕の魔女”と怖れられた。

幼い頃、怪物から助けてくれた青年に憧れ「ヒーロー」を夢見ていた少女の成れの果て。
レネゲイドウィルスが彼女に齎したのは、憧れとは程遠いチカラだった。
時は流れ、UGNの“始末屋”となった菫は、自身の今の在り方に疑問を抱く。

――今の自分が、本当の自分なのか？
――あの日、憧れた存在に、自分は辿り着けないのか？

菫が選んだのは、UGNからの脱走、そして親友である二色憂星との別れだった。

その選択が正しかったのか、答えは未だに出ない。
『アトランティス』に所属した後も、憧れの「ヒーロー」には辿り着かない。
やはり、魔女は魔女のままなのだろうか？

いや――それでも。

笹坊菫は、前を向く。
あの日、焦がれた星を目指し――取り返しが付かないほど、血と毒に塗れた手を伸ばす。

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