雪のように真っ白なドラゴンは、たったひとつの怒りで荒れ狂う。
顎（あぎと）より吹き出す赤は全てをやがて焼き尽くすだろう。

貴方の失敗作。貴方の汚点。
出来損ないを作った出来損ないの父の末路は赤を残して消え去った。

概要

日がな一日ずっと寝ている、ドラゴンの姿をした人間の子供。
小学生程度の外見だが、知能は園児のもの。

FHセルに拾われ、育てられた孤児だが失敗作として廃棄される予定だった。
期待に応えようと尽力した結果の裏切りに怒り狂い、研究者を殺戮する。
裏切りへの怒りによって目覚めた結果、皮肉にも一定の評価を得て廃棄を免れた。
人間として期待に応えることに疲れ、ドラゴンとしての人生を好んでいる。

真白の鱗に覆われ、歪な四足歩行の子供のドラゴンへと変貌し、火を吐いて攻撃。
小さな炎と侮ることなかれ。
ひと睨みした標的へ、その炎は地を這い、確実に迫りくる。

性格は甘えん坊で素直。騙されやすく浅慮。
いっぽうで、自分の都合のいいように物事を捉え、怒り狂うことも。

好きなものは甘いもの。柔らかいもの。寝ること。赤い血。お肉。お母さん（概念）
嫌いなものは怒鳴り声。針や薬。白い部屋。寝れないこと。苦いもの。拘束具。お父さん（だった人）