3~4mの巨大な獣になり、発達した右腕で攻撃したり、時には背中から追加の腕を生やして範囲攻撃を行う。
見た目はブ○ボの聖職者の獣のイメージ。
究極獣化を使用すると全身のレネゲイドが急速隆起により過剰放出され、まるで燃え上がっているかのように見える。
そうだね、ローレンスだね。
この状態では身体能力の向上と共に、放出されたレネゲイドを集約させ口からビームのように発射したり、右腕に集め敵に爆発と共に叩きつけるなどの攻撃手段も追加される。
そこまで強くない者(ミドル戦闘時)には腰に下げている日本刀、妖刀「獣狩」を使う。

2002年、UGN日本支部による情報統制が整ってきた頃、とある地方病院の産婦人科で生まれた。
検査の結果オーヴァードだと判明し、即座に医療関係者のエージェントが両親へ事情を説明、両親は「この子を親と離れ離にしててまで死地へ連れて行きたくは無い」と拒否。
UGNはそれを承認し監視付きでの生活が始まった。
しかしそれも長くは続かず、彼が物心つかない頃に彼のレネゲイドが暴走。
突如暴れ出し一族郎党を皆殺しにしたのである。
彼はその後監視していたエージェントにより保護され、UGNの組織で育っていった。
この事件に対して彼は罪悪感や申し訳なさを感じてはいたが、物心ついた時にはUGNの施設で育っていった彼には、「家族」といった概念すらあやふやで、どこか客観的に見えた。
それからは特に何事もなくチルドレンとして成長し、任務に赴くようになって2~3年後の出来事である。
同僚達がFHに寝返ったのだ。
同じ施設で育ち、同じ部屋で過ごし、共に何度もミッションに当たってきた親友とも言えるようなチルドレンが裏切ったのだ。
理由は定かではない、「責任を背負って死にに行くなんてもう沢山だ」だとか「俺の居場所はここにはなかった」だとか言っていた気はするがよく覚えていない。
勿論始末命令が出された、そして残酷な事にその任務の実行員の内のひとりに、彼は選ばれた。
裏でFHが関わっていようと所詮はチルドレン、居場所はすぐに特定され部隊との激しい交戦の後、彼らは鎮圧及び殺害された。
親友達はただ一言「ごめんな」、そう残して彼の目の前で息を引き取った。
その時彼は初めて気づいた、『俺はなんて事をしてしまったのだろうか』と。
家族や親友、かけがえのない存在をこの手で殺めてしまったという実感が二つ分同時に彼に襲いかかった。
彼はまた、自身の手で一人ぼっちになってしまったのだ。
その後一時期は部屋へ籠り、何度も自殺を繰り返してはリザレクトで自動復活したりを繰り返していたが、組織直属の精神科医によるセラピーやチルドレンの教官である玉野椿の必死の説得により彼は復帰、前の様な笑顔と明るい雰囲気を取り戻したのだ。「乗り越えた」訳ではない、「見て見ぬふりをした」だけ。
彼はその過去から目を背け、忘却したかのように振る舞っている。
そうでもしなければ、彼は自身の罪悪感に押しつぶされてしまうからだ。
しかし彼は毎夜夢を見る、顔も知らない両親が、あの時殺した親友が、いや、彼が自分のせいで死んだと思っている者全てが「お前のせいだ」と足を引っ張る夢を。
しかし目覚めるとこの夢の内容は覚えていない、ただ「悪夢を見た」と記憶するだけである。
彼がところ構わず誰かに世話を焼く理由は、「見捨てると目覚めが悪い」と言うのもあるが、殆どは彼も知らない無意識のうちに贖罪を欲しているからである。
この一連の出来事により、彼は周りより少し達観した物の見方をするようになった。
この事を、彼はまだ誰にも話していない。これからも、話すつもりはない。

玉野椿:上司であり教官。彼の復帰に大きく貢献しており、多分今でもちょくちょく心配されてる。
伊庭宗一:殺害命令を受けている、多分非公式。
戦友:もう顔と声ぐらいしか思い出すことを頭が許してくれない、いい奴だった気がする。
神原成月:ささみさんのPL、境遇が色々悲惨だし学校の後輩だから出来るだけ守ってやらなくちゃ、とは思っているがだからこそ深入りはしない方が良いと思っている。
マヨネーズ支部長:何だこいつは(困惑)。着ぐるみを着て頑なに会話でコミュニケーションをとらない事を除けばとてもいい人。
ケチャップ(コンビーフ):本当になんだこいつは。マヨネーズ支部長の右腕、コードネームはマスタード(しおから)。

彼の一族が代々管理していた山の奥地に微弱なレネゲイド反応を検知し、調査した先で見つけた小さな祠にて発見された日本刀、赤黒く染まった鞘と茎に反して、長年放置されていた筈なのに刃溢れどころか劣化すらしていなかった刀身は少し傾けると薄い紅の輝きを見せ、まるで切った者の血を吸い取っていたかのように完全な状態を保っており刀身にただ2文字、「獣狩」と彫られていた。
その後この刀が件のレネゲイド反応を発している事が判明しRラボに引き渡し研究してみると、この刀がEXレネゲイドに感染していること、この刀を使用するにはキュマイラのシンドロームと羽山家のDNAが必要という事が解り、それ以上の研究価値が無かった為、羽山緋鳥に装備として支給される事となった。
使える物は使うし、最近力が増すと共に獣化時の負担が増えてきた為、獣化せずに戦える武器は願ったり叶ったりであった。
あと秘密兵器とかカッコいいじゃん？