概要

「何が起きても最後まで見届けるよ。それが役目だから」

人物

黒乃 緋瞳（クロノ ヒトミ）
年齢不明 163cm
"プラネットラダー"のシステムの謎を追う者
ウロボロスとノイマンのクロスブリード
高速射撃戦闘型オーヴァード
特徴的な赤縁眼鏡に制服のような衣服を纏い、一見すると部活動する少女のように見える。
フリーのネット記者を名乗って活動しているが、その実態はコンピューターネットワークから情報を抜き去るクラッカー。
インターネットを舞台に情報屋の真似事を行いながら生計を立てている。
警察やUGNなどネットワーク犯罪に詳しい者からは星間飛蝗(ステラ・ローカスト)と呼称されているようだ。

明るく穏やかな性格で、年下や初めて会う相手にも分け隔てなく接することができる。
しかしそれは表向きの姿。実際には情報屋の性質に違わず冷徹で好戦的。
自身の目的達成の為にあらゆる要素を利用することを厭わない。

レネゲイド能力は光るチャクラムを出現させて放つ光弾射撃攻撃。
一撃の威力は高くないが攻撃の発生と連射速度が極めて速く、攻撃の回避は困難。
インドの神話で伝えられるクリシュナの"光輪"にも例えられている。

射撃機の正体は彼女の瞳。
視界の範囲内の望む場所に望んだ個数の光弾を、出現と同時に着弾させることができる。
攻撃前の予備動作も隙も少なく、視線より動きが遅い相手には必ず命中させられる強力な能力。

詳細

来歴

十代の少女のような外見でありながら、老化が止まっており見た目以上の年齢を生きている。
数年前に、数少ない親友でもあった九未知花を失った。
赤縁の伊達眼鏡も表面上の人懐っこい性格も彼女の模倣。
AIコンシェルジュの"YW"が人間を学ぶなら未知花のような人物を見て学むべきと考えているための行動だった。

本来彼女にとっての"YW"は未知花の形見であると同時に、真相を追い求めるための有効な道具の一つにしか過ぎないはずだった。
だが、未知花を模倣しながら"YW"の変化を間近に見続けてきたこの数年間は少しずつお互いの関係を変えつつあるようだ。

遺産："黒き天輪"(スダルシャナ・チャクラム)

インドで発見された黒い円盤状のEXレネゲイド。
遠い昔に空から降ってきた物だと現地で言い伝えられており、常にこの物体は争いの中心にあったという。
調査の結果、この星には在り得ない体系の異星のEXレネゲイドであることが確認される。
"遺産"として正式に神城グループに回収された。

単独では活性化しない性質だったため、前もって用意された孤児から適合者を探すことになる。
しばらくの調査の後に1人の少女が適合者として遺産が起動できることは判明したが、不幸な事故が発生して研究は頓挫。
遺産の適合した少女は姿を消した。

事故が発生するまでの僅かな期間に採取されたデータしか現存していないものの、適合者の知覚能力を引き上げる効果がある。
適合者は五感、特に視覚の著しい強化が見られ、それに伴って脳内の情報処理能力も高められているようだ。
さらに加えて、視界内であればどこにでも光の矢を発生させ予備動作無しで攻撃行動をすることも可能。
以上の事実から、これは古代のインドで利用された超越武具「クリシュナの光輪」の正体だと結論付けられた。
この遺産は一度起動されると適合者の体内に取り込まれ、摘出が不可能となることが後にわかっている。

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