基礎情報

能力測定

プロファイル

問題児の集まる烏逸支部に左遷されたエージェントの少女。
古流武術「｜飯縄慈拳《いづなじげん》流」を主武器とし、エフェクトをあくまで補助とする特異なスタイルの使い手。

普段はお淑やかな言動と美しい所作からどこか気品を漂わせているが、その実はかなりの問題児。
問題解決の手段として暴力を用いることへの抵抗が異常なほど低く、戦闘時も自身を顧みないほどの凶暴性の持ち主。
そのため、捕縛対象への過剰な加害行為、同僚との暴行沙汰などの余罪が重なり、烏逸支部への左遷と相成った。

実は、祖父は護人会時代の英雄の生き残り、父もUGN日本支部の幹部と、日本支部でも名の知れた家計の末娘である。
母を早くに無くし、父も仕事に追われ育児を他者に預けるなど、両親からの愛に乏しい幼少期を過ごす。
後に祖父の手で引き取られ、武術の手ほどきを受ける中で才能を開花させ、若くして飯縄慈拳流を習得する。

能力

｜天狗星《あまきつね》

解説

繊維状の魔眼を操る能力。
繊維一本一本が生み出す重力は小さく、衣服や帯に縫い付けることで真価を発揮する。
本来は攻防一体の能力だが、彼女は防御を捨てより攻撃に特化した能力の使い方を好む。
また、魔眼の衣服により肉体に負荷をかけ続ける特殊な訓練を常日頃から行なっている。

｜飯縄慈拳《いづなじげん》流

解説

かつての信濃国を発祥とする外法「飯縄法」を源流に汲む古流武術。
その本質はオーヴァードが使うことを前提とした異形の拳術であり、情報・概念型の遺産である。
飯縄慈拳流における型とは「オーヴァードの徒手格闘における基礎技術」にあたる。
オーヴァードは覚醒した異能によって最終的な戦闘法が大きく異なるため、
個々の能力に見合った戦闘技術を身につけなければならず、行きつく先は千差万別である。
飯縄慈拳流の修行は実のところ、習得した型を自分に合ったもの『段』へと昇華する過程が大部分を占める。
そうして自らの戦い方を形にすることがこの流派の目指すところであり、その境地に至ることで『皆伝』とみなされる。
また、『皆伝』へと至ったものは、本人の能力にはない"鬼火"を操る能力を得るという特異現象も確認されている。

濡羽の用いる『段』は、基礎的な型に能力による打撃の強化・加減速を織り交ぜ、一撃に特化したものとなっている。
また、魔眼を縫い付けた帯を巧みに操り、打撃のさらなる強化や敵の拘束など多様な戦法も得意としている。

セッション履歴