容姿・経歴・その他メモ

「“トリニティ”はもういない。正義の味方なんか、最初からいやしなかったんだ」

女の子を救えなかった無力感から、UGNは正義の味方ではなく世界の守護者なのだ、という現実を諦観と共に受け入れた少年。
いつしかかけるようになった伊達眼鏡。作り物のレンズ越しにしか世界を見ることができなくなってしまった象徴を武器に変え、トラウマにより欠けた能力を努力と創意工夫で補いながら諦観と共に受け入れた現実の中で戦う。

かつて“トリニティ”と呼ばれ、三人で“トリニティ”を名乗った少年はどこにもいない。“トリニティ”が欠けたことでエフェクトも使うことができなくなり、正義の味方という理想から脱却し、無力故に選ぶ権利を持たない子供から、目の前の現実を受け入れられる大人になろうとしているUGN「エージェント」になった。

事件に巻き込まれたことでオーヴァードとして覚醒を果たし、今までの日常と向き合うことを恐れる余り親元を離れUGNに所属することを選択。逃避のために選んだ道ではあるものの、同じ悲しみを誰かに味合わせたくないという気持ちも確かにあり、それが“正義の味方”という理想を抱く原風景となる。
その中で千羽莉々とPC③と出会い、自らのコードネームとひっかけて“トリニティ”を名乗っていたが、現在ではコードネームで呼ばれることを嫌うように。

自ら作り出した武器を用い、その武器までも諸共に破壊する能力は何かを生み出すことは何かを失うこと。そして生み出された物はすべからく失われるという節理の象徴。
誰もが何かを得ては失うことから逃れられはしない。故に“トリニティ”が欠けることは必然であり、怒りから破壊の力に目覚めた彼も心のどこかではその節理を分かっていたにも関わらず目を背けていた結末が今の有様なのである。



【PC1.シナリオロイス："プロフェテス"羽音　好意/嫌悪　ワークス：UGNエージェント/チルドレン　カヴァー：学生】
【指定メモリー："フォルトゥナ"千羽莉々　悔悟】
キミは日本支部に所属するオーヴァードだ。君はかつて任務の中で親しい関係にあった少女、千羽莉々を喪った。
キミのミスか、それとも事故か。事件の中で彼女は命を落とし永遠に失われた。
それから数か月後、レネゲイドに関わる事件の為にキミは三柱諸島という土地へ派遣される。
そしてキミは調査の中で、死別した千羽莉々そのものの容姿のオーヴァードと出逢う。
彼女はキミの知る莉々そのままの態度でキミに告げる。
「このままでは、あなたのために島が滅びます」
未来を観る少女はその結末を避ける為に、キミに刃を向けた。

【PC1.シナリオロイス："アトマ"　任意】
最初の【破局】を剪定する中で、新たな異物に出逢った。
それは意志を持つ遺産。《運命の輪》は捕食した千羽莉々を模倣し、人類への接触を図る。
鳥子により《アトマ》と名付けられたヒト型遺産を巡り、三柱支部は揺れる。
千羽鳥子はキミに語りかける。
「何故あれが莉々の姿をしていると思う？」
蔓延する病、来訪するマスターエージェント。羽音が観測する新たな【破局】の胎動。
キミが明日を望むのであれば、遺産を正しく見極め次の未来を剪定しなければならない。

【PC1.シナリオロイス：願い　任意】
キミ達は終末の針を砕いた。そして世界は僅かな猶予を得た。
しかし、未だ問題は解決はしていない。落着した『破局』の残骸が新たな災厄となり、島を襲う。
レネゲイドに汚染される土地。停止していく島の機能。
これは全て千羽莉々が望み招いたものなのだろうか。キミの知る彼女は決して世界の破滅を望むような人物ではない。
何故彼女は死の間際に微笑んだのか。彼女はキミに何を託したかったのか。
約束された結末を描き変えることが出来るのは、キミだけだ。


成長履歴
2話:白兵+2、調達+1，サポートデバイス+1、バリアクラッカー+1
3話:肉体+1、調達+1、情報:UGN+1

セッション履歴