容姿・経歴・その他メモ

「僕はもう過去を嘆かない」
「僕はもう彼らから目をそらさない」
「ともに立つ仲間の為にも――僕は僕として歩み続けるんだ」

―概要―

『バビロニアの暗黒夜』というレネゲイド災害を引き起こし、妹を殺して唯一生き長らえていたチルドレン。
レネゲイド災害緊急対応班『マルコ』班長として、UGN本部直属の組織として世界各地で活動している。
ウロボロスシンドロームにより『亡霊』と呼ばれるレネゲイド現象を操り、任務を遂行している。
なお、紆余曲折あり死んでいたはずの妹は蘇り、現在はＵＧＮのチルドレンとして共に過ごしている。

―能力―

山より猛し荒ぶり出づる。大気の悪霊、熱風の王者。喰らい、貪り、埋め尽くせ！
来たれ、“焦熱の闇塵嵐”(シャマル)！！

ウロボロスの力により取り込んだ膨大なレネゲイドエネルギーを、自身を中心とした亡霊の螺鈿として展開・放出する。
放出されたレネゲイドは周囲の他のレネゲイドを取り込みより強力・増大していく。
その姿はさながら穀物を荒らすイナゴの大群、全てを砂塵へと帰す荒野の熱風のごとし。

以前までは腹部の遺産と同期し、暴走しながら能力を行使していたが、現在では遺産の消失と共にその必要は無くなった。
代わりにトリガーとして『自身の指を齧る』ことで、過去の記憶を想起させる必要がある。
その分、出力は以前より衰えているとは本人談。

また、以前は暗黒夜で犠牲となった村人の亡霊を通じて技術を行使していたのだが、彼ら、特にシズを解放したことによりその力の継承は出来ていない。
その為、以前よりも器用さが減ったのだが、その分他の人を頼る機会が増え、いい傾向だと感じている。

訳：亡霊っぽいレネゲイドを使って、広範囲に霊障を引き起こすぞ！

―性格―

生真面目で、正義感や仲間意識の強い青年。
『～暗黒夜』での事件によりサバイバーズ・ギルトを患っていたため、以前は自分の価値や命を低く見積もり、自棄敵な作戦を遂行しようとすることもあり、アイシェには度々嗜められていた。
最近は落ち着いており、きちんと“全員で帰るための”作戦を検討・実行している。
アイシェやシズなど一部の女性には弱いようで、やや尻に敷かれている。

レネゲイド災害については「開けてはいけないパンドラの箱」だと考えている。
これ以上妹と同じ目に合う人が増えてはダメだ。発動前に何とかするべきだ、とも。
少なくとも、任された任務は絶対に遂行しようとする。ただ、災害を防ぐ為に犠牲が出ることに関してかなり心を痛めてるようだ。

また、家族や兄弟、仲間といったものを非常に大切に思っており、執着を見せる。
もし、それらをないがしろにするような人間がいれば、本気で叱りつけるだろう。

訳：真面目で仲間想いなお兄ちゃん隊長。なお、好きになった女の子にはとことん弱い

―RP指針―

一人称：私、僕
二人称：あなた、君
特徴・語尾：比較的低寧口調。一部仲が良い同年代には砕けた口調となる。
癖：ストレスがたまると爪をかじる。
好きな物：マルコ班。妹や親友との会話。月明りのある夜。桑の実を用いたパイ。
嫌いな物：自分。暗闇。誰かに触れる事（殺してしまう可能性があるから）
目的：妹を殺したオーヴァードに敵を討つこと完了
　　　妹や親友、隊の仲間たちの生きる世界を守る。

ーキーワードー

双子、アバドン、バアル、獅子、蠅、バビロン、マザーハーロット、桑、ロミオとジュリエット

―冒険の記録―

―経歴―

双子は忌子だというという集落に生まれ別々の家に引き取られ育てられた兄ピュラと妹シズ。
しかし、二人は10歳の誕生日に偶々出会い恋に落ちる。
二人は村を脱走しようとしたが捕まり、近親相姦を穢れとした村人に目の前で彼女を殺されそうになる。
最愛の人が死んだと勘違いした彼は、集落に伝わっていた遺産『熱風獅子の短刀』を自らに突き刺しオーヴァードに覚醒。
暴走した彼は集落を一夜で滅ぼし、自らの操る黒い影に人やモノすべてを『飲み込んだ』。
このレネゲイド災害はその地の旧名から『バビロニアの暗黒夜』と呼ばれることとなる。
その後倒れてるところをＵＧＮに保護されチルドレンとなり、その身に取り込んだ短刀の能力を見込まれレネゲイド災害緊急対応班の班長となる。

ちなみに、『～暗黒夜』ではピュラ自身は暴走しており、当時の記憶がない。
その為、村人や最愛の妹を殺したのが自分自身である事に気が付いておらず、UGNも伝えていない。
ピュラは集落を襲ったオーヴァードを見つけ出し、敵を討つことを目標としているのだが……

その後、『～暗黒夜』跡地において、FHエージェント“Ｍ・フィクサー”の奸計により、レネゲイド災害が発生。
『エレウシスの秘儀』などで共闘した宮守翠ほかエージェントと共に対応に当たったが、その際に先の事件の真実を知る。
同時に、妹シズが死んだのではなく、「彼女が殺されないように」というピュラの願いを遺産が叶えるため、ずっと『此の世でも彼の世でもない狭間の地』に幽閉されていたことを知る。

永劫の暗闇にとらわれたシズを二度と孤独にしないために、“Ｍ・フィクサー”の誘いを受け、ピュラはＵＧＮを裏切ってＲ災害の人柱を志願した。
その災害は『地球全土を地獄へ変貌する』――つまりは、『死者蘇生』の儀式。奇しくも、面影島の事件の再来であった。

だが、宮守翠、およびアイシェ＝アルトゥウほかＵＧＮの尽力によりＲ災害は鎮圧。
それだけではなく、遺産の力を逆手に取り、冥府に囚われていたシズ本人の蘇生に成功する。
ＵＧＮからの処罰も「以降、マルコ班としての任務に尽力すること」というものであり、ピュラは前にもまして一層任務に取り組んでいるという。
なお、その際に腹部に収まっていた遺産『熱風獅子の短刀』、および囚われていたシズの影である『Ｄ：傍らに立つ影』は失われている。

要訳：最愛の妹を取り返して、Ｒ災対の任務に胸を張って取り組めています！

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