黒羽家に生まれた三人娘の長女。両親は｜猛《たける》と｜幸子《さちこ》、妹は｜咲良《さくら》と｜秋葉《あきは》。
黒羽家はキャリア・ノンキャリア問わず、多くの警察官を多く輩出した名家であり、両親もその例に違わない。
両親は共に警視であり、家を空ける事が多かった。そんな両親に代わり、妹達の面倒も見ていた。
両親から教わった"警察は道を踏み外した人を律する為の存在"という言葉を大事にしており、現在の由季の根幹を成している。
警察の役割を全うする両親を誇りに思っており、自身もいつか"過ちを犯した人を律する存在"になりたいと考えるようになった。

それから由季は国家公務員一般職試験合格を目指した。現場での経験を得てから、人の上に立ちたいと考えたためである。
他者を律する存在になる為、試験勉強の傍らで思考整理術や心理学も学んだ。その結果、現在の由季の性格が形成された。
無事に国家公務員一般職試験に合格した由季は、準キャリアとしての道を歩み始める事となった。
なお｜咲良《さくら》と｜秋葉《あきは》もノンキャリアでだが、警察の道に進んでいる。

関東管区警察学校での研修後、由季は順当に成果を上げていき、30歳の頃には警部にまで昇進した。
31歳の頃、UGNからの依頼で警護任務に就く事となった。離島で発見された、クロスボウ型の遺産の輸送護衛任務である。
警戒を厳としつつ任務を遂行していたが、遺産狙いのFHによって強襲される。
犯人確保の為に動いた由季であったが、一般人と｜超越者《オーヴァード》の力の差は歴然であり、由季は為す術もなく殺害されてしまう。

しかし、死を契機に由季は｜超越者《オーヴァード》として覚醒する。更に由季の強い思いに呼応したのか、眠っていた遺産の力が目を覚ました。
拳銃訓練を十分に受けていた由季と"必中"を齎す遺産の相性は良く、FHエージェントの四肢を的確に撃ち抜いた。
これ以降由季は警察勢力のオーヴァードとして重宝され、R担設立時には第一人者として参画した。

覚醒以前からも依頼等による関わりがあった為、クライアントのうちの一社としての認識が強い。
しかし、UGNの行動については一定の理解を示しており、警察とUGNは親しい立ち位置にあると考えている。
「警察が道を踏み外した人を律する為の存在ならば、UGNは道を踏み外した｜超越者《オーヴァード》を律する為の存在です」とは由季の弁。

UGN組織内のゴタゴタについては、警察内での派閥抗争を見ているようで醜いと感じている。
とはいえUGNはあくまでビジネス上での取引相手である為、干渉する事や私情を持ち込む事は避けている。

記憶処理の是非については中立の姿勢を取っている。記憶処理自体には、リスクを最小限にする合理的な判断と評している。
「真実を隠して何が共存だとは思いますが、皆が皆｜超越者《オーヴァード》への理解を示せる訳では無いのも事実です」と語る。

腕に装着するタイプの小型のクロスボウ。装備者のレネゲイドを吸収し、禍々しい色の赤い矢として射出する。
レネゲイドを吸収する都合上装備者の負担は必要となるが、矢を番える必要がない為、予備動作なしでの射撃が可能。

放たれた赤い矢には"必中"の概念が付与されており、狙った箇所に命中するまで矢は追尾を続ける。
更に、赤い矢は相手の抱いている悪意や欲望に反応し、強烈な爆発を起こす特性がある。

由季はこの特性を理解した上で、急所を外しての狙撃を心がけている。
なお、由季がブラム=ストーカー/オルクスのクロスブリードとなったのは、この遺産の影響である。

クロスボウによる射撃により相手を牽制する役を担う。相手に行動される前に牽制を行うべく様々な手法を取る。
相手の虚を突く、武器をわざと見せてからの格闘術、自身に無理やり相手を縫い付ける……など手段は問わない。
基本は相手の四肢を狙う。それでも致命傷になると判断した場合、壁や床を狙撃し、隆起した床や瓦礫による足止めを狙う。

・照準器
・シューターズジャケット(ウェポンケースに格納する事)

コードネーム

デュエルマスターズのカード「縫合秘伝マリススティッチ」

コンボ「爆ぜ矢」

メイプルストーリーの職業カインが使用するスキル「シャフトブレイク」

コンボ「散り矢」

メイプルストーリーの職業カインが使用するスキル「スキャタリングショット」

コンボ「追跡の射り矢」

メイプルストーリーの職業カインが使用するスキル「チェーシングショット」

必中の弓

メイプルストーリーの職業カインが使用する武器「ブレスシューター」