容姿・経歴・その他メモ

プロジェクト・アダムカドモンの生き残り。
参加したものの成果の出せなかったとある研究者が唯一完成させることができた選ばれた者。
とはいえ、その結果として肉体年齢は止まっているが、内部年齢は人の倍以上とってしまう。

その中でも、ドクターの娘に甲斐甲斐しく調整と支援をもらい、後ろ暗い仕事を続けつつも不自由のない生活を送っていた。

肉体の内部年齢は高く、とても戦いに適していないが、いざ戦闘になった際は瞬時に肉体が見た目と同様に最盛期まで活性化される。
反動に、さらに肉体の老化が進行し、寿命を縮める。

履歴

とある殺し屋との記録

「トープスは根っからの科学者だったけど、致命的に弱い人間だった。
　他のドクター達のように歪めず、良心の呵責ってやつを感じていたようだったよ。
　それなら最初から人の身体を弄るのを止めてくれって話だ。
　けど、そっちはもう手遅れだし、自分にできる事を、実験体の世話を贖罪にした。
　された事を考えれば許してやれる相手じゃない。
　けど、恨む事はできなかったね」

　
　こんな身体でありながら、戦う事は得意な方であった。
　そのため、就ける仕事と言ったら一瞬でも全力が出せて、成果を出せば一山が大きいものに行きつく。
　皮肉にも実験の成果もあって天職と言えたが、素直に喜べなかった。
　自分もトープスのように人を踏みにじって幸せの上に立っているのだから。

「何？　喋り方を変えろ？」
　もう一つ幸運な事があるとすれば、気の合う同僚と巡り合えた事だ。
「見た目が若いのに、中身がロートルだからとは……」
　彼は気さくで、自分達のやっていることの罪悪感を感じさせない男だった。
「こういう喋り方をしろじゃと？　これで本当のええんか？」
　不幸にも死に別れた。
　いや、必然なのかもしれない。
　明日は我が身だ。

　だから罰を受けたのかもしれない。

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